バリ島の旅行ガイド情報

バリ島のコンセント・プラグはCタイプ!変換プラグ・変圧器は必要?

【2020年最新情報】インドネシア・バリ島旅行中にiPhoneの充電や、ヘアアイロンの電源に必要なコンセントのタイプや、日本との電圧の違いについて徹底解説!

iPhoneなどのスマートフォンの充電をしたいときや日本で使っているヘアアイロンを使用したいときなど、そのままコンセントにプラグを差し込むと、火事や感電を起こす危険性もありますので、正しい方法で日本から持ってきた電化製品をバリ島で使用するためにはどうすれば良いか、その使用方法についてご紹介します。

バリ島のコンセント形状・電源プラグ、変換プラグ

バリ島やジャカルタなど、インドネシアのコンセント・プラグ形状は日本とは異なるため、日本の電化製品を現地でそのまま使用することができません。使用したい場合は、変換プラグというプラグの先端に取り付ける機器が必要になります。

コンセントの形状はCタイプが主流

バリ島ではCタイプという丸形のピンが2つついたコンセント・プラグが一般的です。
丸形の2つピンがついたタイプは、他にもBタイプやSEタイプがありますが、ピンの太さが異なるので、間違えないように注意してくださいね。

  • Cタイプ:4mm
  • Bタイプ:5mm
  • SEタイプ:4.8mm

変換プラグを買うならダイソーなどの百均で

変換プラグはダイソーやセリアなどの100円ショップで買うとお得です。海外旅行に頻繁に行かれる方であれば、マルチタイプの変換プラグがひとつあると重宝します。
もし持っていくのを忘れてしまっても、日本の空港や現地の電気屋さんで購入できるので大丈夫ですよ。

バリ島の電圧・周波数、変圧器

インドネシアはコンセントの形状だけでなく、電圧も日本と異なります。間違った使い方をすると思わぬトラブルになりかねませんので注意しましょう。

バリ島の電圧は220V(ボルト)、周波数は50Hz(ヘルツ)

日本の電圧は100Vですが、バリ島は倍以上の220Vです。日本の電圧にのみ対応した家電をそのままコンセントに差し込むと、故障したり火事や感電の恐れがあるので十分にご注意ください。
周波数については日本では50/60Hz、バリ島は50Hzとなっています。日本の家電は50/60Hz両方の周波数に対応しているものがほとんどですので、電圧が問題なければ周波数は特に気にしなくても大丈夫です。

変圧器が必要ないものと必要なもの

「電圧が異なるなら、変圧器(電圧を上げたり下げたりする機器)が必要?」と思うかもしれませんが、実際は一般的な旅行であればあまり必要ありません。

以下写真のように「100V-240V」と記載されているものは、「海外対応タイプ」といって世界中の電圧に対応しているため変圧器を通さずに使用することができます。海外旅行で使用するようなスマホやカメラなど、多くの電化製品がこの「海外対応タイプ」となっています。

変圧器が必要ない電化製品の例

海外対応タイプの電気製品(ドライヤー、アイロン、ポットなど)、携帯電話、スマートホン、タブレット、パソコン、バッテリー充電器など。
※上記は一例です。事前にアダプタが100~240Vに対応しているかどうかを確認してください。

以下の写真のように、対応電圧が100Vとなっている製品を使用する場合は変圧器が必要です。
ただし、消費電力(ワット数)が大きい製品には対応電力が大きめの変圧機を使用しなければなりません(変圧器の詳しい説明については後述)。
ワット数がそこまで大きくない場合は、小型の変圧器を使用して電圧を変えることで使用可能になります。

変圧器が必要な電化製品の例

例)ヘアアイロン、カールドライヤー、コンタクトレンズ煮沸器、充電式ハンディウォシュレットなど

【iPhone・スマホの充電】

Apple製品やその他のスマホは全世界対応(海外対応)タイプ(100V~240V)なので、そのまま充電できます。

【デジカメの充電】

デジカメも全世界対応(海外対応)タイプである場合が多いですが、念のため仕様書や電源アダプタを見て対応している電圧を確認しましょう。

【延長コード・電源タップ】

意外に盲点なのが延長コードや電源タップ(タコ足コンセント)。日本の製品は通常100V用なのでバリ島に持ってきてそのまま使うのは危険です。どうしても必要であれば海外対応タイプを買うか、現地で購入しましょう。

【ドライヤーやヘアアイロンの使用】

日本のドライヤーやヘアアイロンは、対応電圧が100V-120Vの製品が多いため、そのままバリ島で使用することは難しいです。

モーターを内蔵しているドライヤーや電熱器具であるヘアアイロンは、消費電力の2~3倍の対応電力を持った大型の変圧器が必要になります。
そのため旅行用の小型の変圧器では使用できないケースがほとんどです。

対応策としては以下の3つがあります。

  • 現地のホテルに備え付けられたものを利用する
  • 海外対応のもの(100V-240V)を購入する
  • 現地で購入する

カール用ドライヤーなどどうしても使用したいものがあれば、海外対応タイプのものを1つ持っておくと良いです。
以下のように、真ん中の切り替えスイッチで100-120V/200-240Vの切り替えが出来ます。
使用する際はくれぐれも切り替えをお忘れなく!

ヘアアイロンは、小さいものであれば現地でも1000円程度で購入できるので、バリ島やジャカルタなどによく行く方は、現地での購入することも検討しましょう。

宿泊先や外出先の電源事情

気になるバリ島の電源事情をご紹介します。

デンパサール国際空港(ングラ・ライ国際空港)

バリのデンパサール空港には充電に使えるコンセントがいくつかあります。

  • 国際線出発エリア3階の荷物パッキングエリア(BAGGAGE REPACKING AREA)
  • 国内線ターミナルのゲート1付近の椅子
  • 空港内3階にあるカフェ店内のテーブル席

数に限りがるので、なるべく充電残量に余裕を持っておいた方が良いと思います。
空港では無料Wi-Fiが利用できるので、調べ物をしたり、連絡をとったりすることが可能です。

ホテル・ゲストハウス

日本人がよく利用する高級ホテルや、女性に人気のムリア リゾート(Mulia Resort)のようなホテルでは、Cタイプ・マルチタイプのコンセントが、部屋のサイズに応じて必要な分設置されています。高級ホテルでは変換プラグの貸し出しサービスもあるので、万が一忘れてしまった場合はフロントに問い合わせてみましょう。

一方ゲストハウスやホステルは、一つの部屋に2~3つほどの最低限のコンセントしか設置されていない場合が多いので、後述する電源タップ(タコ足コンセント)などがあると便利です。

よくあるトラブル・注意点や対処法

コンセントやプラグに関してよくあるトラブルや対処法をご紹介します。

変換プラグや変圧器を忘れてしまったときは?

一部のホテルでは貸し出しサービスを行っているので、ホテルのスタッフに確認してみましょう。

「変換プラグ/変圧器を貸していただけませんか?」
⇒May I borrow a plug adapter / a transformer please?

中級レベル以上のホテルであれば、変換プラグを貸し出している場合がありますが、変圧器を貸し出しているホテルはまれです。
心配な方は事前にホテルに変換プラグや変圧器の有無を問い合わせてみるとよいでしょう。

現地の家電量販店でも安価で入手できるので、特に心配する必要はありません。

消費電力って何ですか?

W(ワット)またはVAで表されるもので、消費される電気エネルギーのことです。
数字が大きいほど電力を多く消費します。
変圧器を購入・使用する際は、使用したい電化製品の消費電力よりも大きい容量の変圧器であるか確認しましょう。

主な電化製品の消費電力の目安

電化製品 消費電力
携帯電話 15W
デジタルカメラ 2.6~4W
シェイバー 10W
電動髭剃り 20W
ノートパソコン 50~120W
ヘアドライヤー 600~1200W
ヘアアイロン 150~240W
アイコス 2.5W(定格消費電力)

変圧器購入の際に気を付けるべきポイントは?

変圧器は日本の家電量販店はもちろん、ネット通販でも手軽に購入することができます。価格は3,000円から5,000円といったところ。購入の際は様々な注意点がありますので、以下を参考にしてください。

変圧器の種類

変圧器には3つのタイプがあります。

種類 機能 使用例
ダウントランス 電圧を低くする 日本の家電製品を海外で使用する
アップトランス 電圧を高くする 海外の家電製品を日本で使用する
アップダウントランス 電圧を高く/低くする 世界各国でオールマイティに使用可能

日本の家電製品をバリ島で使用したい場合は、ダウントランスもしくはアップダウントランスを購入するようにしましょう。

変圧器の定格容量

変圧器は、それぞれ対応できる容量が決まっています。これを定格容量と呼びます。

使用したい電化製品の消費電力が、変圧器の定格容量よりも大きい場合、変圧器に多大な負荷がかかります。無理に使おうとすると、コンセントから煙が出るなどして火災の原因となり大変危険です。使用の際は、必ず「定格容量>機器の消費電力」であることを事前に確認しておきましょう。

変圧器の定格容量と、電化製品の消費電力については、製品本体や説明書で簡単に確認することができます。(WまたはVAと表示されています)

変圧器の選び方

消費電力が大きい電化製品を使用する場合や、長時間連続して使用したい場合は、定格容量の大きな変圧器を用意する必要があります。以下を目安にしてください。

  • モーター内蔵器具や電熱器具を使いたい場合 → 消費電力の3倍以上の定格容量を持つ変圧器を購入する。

    • モーター内蔵器具の例:ドライヤー、冷蔵庫、空気清浄機、掃除機、扇風機、ミシン、ミキサーなど
    • 電熱器具の例:炊飯器、電子レンジ、アイロン、ホットプレート、電気ポット、コーヒーメーカー、オーブントースター、ヘアーアイロン、電気毛布、ファンヒーターなど
  • 電化製品を30分以上連続して使用したい場合 → 消費電力の1.25倍以上の定格容量を持つ変圧器を購入する。

コンセントが足りない場合は?

滞在先で使えるコンセントの数が足りない場合は電源タップ(延長コード付き)の購入を検討しましょう。最近ではスマートフォン、電動歯ブラシ、シェーバーなどUSBで充電できる電子機器が多いので、USB差し込み口がついた電源タップがあると重宝します。

持っていくと便利なアイテム

電子機器関連で、延長コード以外に海外旅行に持っていくと便利なアイテムは以下の通り。

  • 分岐タップ:延長コードよりも持ち運びが楽。複数の機器をさくっと充電したいときに便利。
  • モバイルバッテリー:外出先のスマホの充電切れ対策に。ケース内蔵タイプなども有り。
  • ガジェット周辺アクセサリーポーチ:散乱しがちなアダプターや充電ケーブル、変換プラグなどをまとめて収納!

どれもあれば旅行が快適になるアイテムばかりです。
その他に必要な持ち物について知りたい方は、『バリ島旅行の持ち物チェックリスト!必需品から服装まで徹底解説!』をご参照ください。

最後に

日本人にとって定番の海外旅行スポットであるバリ島ですが、コンセントの形状や電圧が日本と異なるのが少しネックですね。
「使い慣れた家電を持っていったけど使えなかった!」なんてことが無いように、事前に持参する電化製品の電圧を調べておきましょう!

バリ島のコンセント事情についてもっと詳しく知りたい方は、現地在住の日本人(ロコ)に無料で質問・相談してみるといいですよ!