ウィーンの旅行ガイド情報

オーストリア・ウィーンへの入国制限、緩和情報まとめ【2020年7月情報】

【2020年7月情報】日本からオーストリア・ウィーンへはいつから行けるようになるのか?入国制限&規制はとても気になる情報です。
2020年新型コロナウイルスの影響により、オーストリアはもちろん、世界各国で出入国の制限をおこなう対策が行われています。

いつからビジネス出張が可能なのか、旅行に行くことができるのか、現地にいる家族にいつ会えるのか、疑問や不安を感じているかたもいらっしゃると思います

今回はそんな疑問や不安を少しでも解消できるように、オーストリアへの入国規制・緩和情報をまとめました。

※この記事は外務省、在オーストリア日本国大使館やオーストリアのニュースサイトを基に作成しています。必ず下記のサイトもあわせてご確認いただき、補助として参考にしてください。




現在の日本からオーストリア・ウィーンへの入国制限・規制状況

2020年7月2日現在、オーストリアおよびウィーンへの入国制限・規制状況は以下の通りになります。

EU・シェンゲン域内からの入国制限

空路・陸路ともにEU・シェンゲン域内からのオーストリアを含む特定国32カ国の居住者のオーストリアへの入国は可能となっています。
ただし、原則として入国の際に医師の診断書(新型コロナウイルスに感染していない結果のわかるもの)が必要となります。

特定国32カ国は以下のとおりです。

  • アイスランド
  • アイルランド
  • アンドラ
  • イタリア
  • エストニア
  • オランダ
  • キプロス
  • ギリシャ
  • クロアチア
  • サンマリノ
  • スイス
  • スペイン
  • スロバキア
  • スロベニア
  • チェコ
  • デンマーク
  • ドイツ
  • ノルウェー
  • バチカン
  • ハンガリー
  • フィンランド
  • フランス
  • ブルガリア
  • ベルギー
  • ポーランド
  • マルタ
  • モナコ
  • ラトビア
  • リトアニア
  • リヒテンシュタイン
  • ルーマニア
  • ルクセンブルク



EU・シェンゲン域内からの入国で居住者以外は以下の人が入国可能となります。

  • オーストリアおよびEU・EEAの国民とその家族(配偶者、子)
  • オーストリアのDビザ保持者
  • オーストリアの滞在資格保持者

また、上記の人は入国の際に4日以内に発行された医師の診断書もしくは、14日間の自宅隔離措置が必要となります。
14日間の自宅隔離措置の場合は、隔離期間中にPCR検査を行い、陰性結果が出た場合、隔離を終了することができます。




EU・シェンゲン域外からの入国制限(日本含む)

日本からオーストリア・ウィーンへの渡航は、今現在(2020年7月2日)規制されており、観光目的の入国はできません。

外交官や国際機関職員などの例外を除き、EU・シェンゲン域外からの入国は9月30日まで入国拒否される様子です。7月1日に発表されたEUの15ヶ国に対する渡航制限の緩和の勧告(日本含む)については、オーストリアではしばらく見送ることになりそうです。




日本からオーストリア・ウィーン入国後の14日間の自己隔離措置についての情報

現在、日本からオーストリア・ウィーンへ入国することはできません。
また、仮に入国できたとしても、入国した後はPCR検査のあと指定された宿泊施設で14日間の隔離措置をとらなければならないでしょう。

基本的に隔離措置中は外出禁止(体調の悪化など、病院にかかる以外)となっていますので、生活必需品などをある程度持っていくことをおすすめします。



オーストリア・ウィーンでの乗り継ぎ(トランジット)制限

オーストリアのウィーンで乗り継ぎをする場合に、空港を使用することは可能です。

日本からウィーンを経由して第三国へ渡航する場合は特に制限はありませんが、国際線から国内線や、ターミナル間の移動が必要な場合など、1度でもウィーンに入国しなくてはならない場合は、現時点では入国できませんので、お気をつけください。




現在のオーストリアの様子

オーストリアの現在までのコロナウイルス感染者数は17,941名、死亡者数は705名で、回復した人は16,514名です。(2020年7月2日時点)

オーストリア国内では、外出規制などが残っているものの、新規感染者の数も落ち着いてきました。
国内の規制は以下のとおりで、この先さらなる規制の緩和が発表されるでしょう。

  • 公共の場所におけるソーシャルディスタンスの確保(1m)、マスクの着用義務。
  • 店内は1人あたり10平米以上を確保すること。
  • 同居人以外の者との自動車の同乗は一列あたり2人まで着席可。(タクシー含む)
  • 高校卒業試験や資格取得の試験および、自動車教習など教育のための施設の立ち入り許可。
  • 飲食店(テイクアウト可)やホテルの旅行客向けの営業禁止。
  • スポーツ施設の利用は禁止。2mの距離をあけられるスポーツについては一部可能。
  • 博物館、展覧会、図書館、テーマパーク、プール、映画館など営業不可。
  • 10名(葬儀は30名)までの集会制限。




日本からオーストリアへの入国制限・緩和情報まとめ

現時点では、日本からオーストリアへ旅行へ行くことはできません。

外務省も、現在はオーストリアに対して「感染症危険情報レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を出しています。

音楽の都として世界中から人々があつまるウィーンには、美しい教会や王宮に宮殿の数々があり、観光としても人気のエリアです。かのオペラ座であるウィーン国立歌劇場では、コロナの影響で一時は閉場していたものの、今では規制が緩和されたおかげもあり、1回の公演を100人までに制限して演奏会を開いています。
今は入国も厳しく先が見通せない状況ですが、最新情報が入り次第追記していくので、また是非チェックしてくださいね。


※新型コロナウイルスの情報は常に更新されているため、こちらの記事はもちろん、下記のニュースサイトやウェブサイトで最新の情報を確認されることをおすすめします。



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