2019年最新情報・ウィーンのクリスマスマーケットを在住者が徹底解説！

【オーストリア・ウィーン在住者執筆】ウィーンでは毎年11月中旬からクリスマスマーケットが開催されます。ウィーン市民にとって生活の一部にもなっているクリスマスマーケットは、一体どのようなお祭りなのか、また規模や雰囲気、おすすめの食べ物なども徹底解説します。海外旅行を計画しているあなたもこの記事を読めばきっと行きたくなるはず！

ウィーンのクリスマスマーケットとは？

クリスマス前のウィーン市内では、街中の様々な場所でマーケットが開催されます。観光地が集中する世界遺産の旧市街で多く開催され、場所ごとに違った飾り付けや、食べ物、雑貨、手工芸品などを楽しむことができます。食べ物では、スパイスの効いたオーストリアのクリスマスクッキー「レープクーヘン」が有名です。
クリスマスマーケットが開催される時期は、主に11月半ばからクリスマスまで。なかには12月初めに開催するところや、長い場所は1月上旬まで営業しているところもあります。

2019年ウィーンでおすすめのクリスマスマーケット情報（日程・期間・場所・行き方・食べ物）

1. 市庁舎前広場

私がおすすめするクリスマスマーケットの一つは市庁舎前広場です！

ウィーン市内で最も規模が大きく、大勢の方がこのマーケットに訪れます。そして訪れる人を圧巻させてしまうのは色鮮やかに飾りつけされた、この大きな市庁舎と大きなクリスマスツリーです。ここにある屋台を見ながらぐるっと一周するだけで30分は使ってしまう方も少なくありません。

市庁舎前広場でのおすすめの食べ物は、グラーシュスープ（Gulaschsuppe） ！

グラーシュスープは6.5ユーロ。
この大きなパンをくりぬいた中に入ったグラーシュは絶品です！ お店には数種類のスープがありますが、初めての方はグラーシュスープを食べてみてはいかがでしょうか。
ビーフシチューといえば一番想像がつきやすいと思います！ そして、写真にはあえて食べ物を写していません。訪れた際にぜひ見た目でもしっかり楽しんでいただければと思います。

2. カールスプラッツ教会前

次に私がおすすめするマーケットはカールスプラッツ教会前にあるマーケットです！

市庁舎前のマーケットとは違い、こちらは雑貨や手工芸品、美術品がメインとなります。また、プンシュ（Punsch） と呼ばれる温かいジュース・アルコールや、グリューワイン（Glühwein） と呼ばれるホットワインの屋台が多く、多くの方が友人たちと談笑しながら飲む姿が見られます。
お子さんがいるご家族の場合は、このマーケットがおすすめです。子供向けの雑貨や、マーケットの中心には動物がいたりと子供たちは大喜び間違いないでしょう。

プンシュを買う際に気を付けていただきたい事は、プンシュの値段にはコップの値段も含まれています。例えば、屋台の値段に4ユーロと書いてあれば、支払いは7ユーロ程になります。
お店によってコップの値段が違います。また、店員さんが言う値段と書いてある値段が違うこともあるので、お支払いの際は気を付けてください。
コップは持ち帰り自由です。買ったお店にコップを返せば返金されます。その際はお店からもらったプラスチックや紙を無くさないように気を付けてください。一緒に返却しないと返金されません。
また、このコップは毎年違ったデザインになっています。お店をまわり、気に入ったコップがあれば持ち帰ってお土産にしてみてはいかがでしょうか？

3. マリア・テレジア広場

最後におススメするマーケットは美術史美術館の目の前、マリア・テレジア像の周辺にあります。

こちらは美術館に囲まれたまた不思議な空間で、訪れる人を昔の世界に入ったような気分にさせてくれます。
こちらの品揃えや雰囲気は上の二つのマーケットの間で、食べ物も雑貨・美術品もあります。規模は市庁舎前広場より小さくなりますが、このマーケットもぜひ行ってみてください！

マーケット周辺で行くべき名所・観光スポット！

以上の3つがウィーンで有名なクリスマスマーケットです。どのマーケットも夜になると明るく綺麗にライトアップされるので、夜までの時間を目的のマーケット周辺で過ごしてみてはいかがでしょうか？

1. 市庁舎前広場に行くならホーフブルグ宮殿がおすすめ

市庁舎前広場から少し行ったところにホーフブルグ宮殿（Hofburg）があります。徒歩10分圏内で、ウィーンで有名な宮殿の一つです。中には博物館があり、シシィ王妃の実際に使用した家具などを見ることができます。

2. カールスプラッツ教会に行くならナッシュマルクト市場がおすすめ

カールスプラッツ教会から10分程歩いた先にあるのは、ナッシュマルクト（Naschmarkt）という市場です。新鮮な魚介や野菜から、お肉まで買うことができます。もちろん、その場で食べられる料理やお菓子もあって、日中はとても賑やかです。
また、カフェやレストラン、お土産屋さんなども充実しており何度行っても新しい発見があります。昼食をナッシュマルクトでとった後、周辺を散歩してから教会へ向かうのはいかがでしょうか？
※日曜日、平日の18時以降は閉まっているので気を付けてください。
またカールスプラッツ駅を通れば、国立歌劇場（Wiener Staatsopera）とザッハトルテで有名なホテルザッハ（Hotel Sacher Wien）があります。

3. マリア・テレジア広場に行くなら美術史美術博物館と自然史博物館がおすすめ

マリア・テレジア広場の目の前にある、美術史美術博物館（Kunsthistorisches Museum Wien）はブリューゲルの作品群があるとして有名で、ブリューゲル作品の4分の1がこの美術館に集まっています。絵画が好きな方にとっては何時間でもいられるような博物館になっています。

また反対側には、自然史博物館（Naturhistorisches Museum Wien）があります。そちらには恐竜の化石や、遺跡のかけらなどウィーンの太古の様子はもちろん、世界中からの物が展示されています。ウィーンに住んでいる人は一度は行ったことがある博物館として、この二つはとても有名です。また市庁舎から徒歩圏内です。

最後に

この時期はウィーンの街中にイルミネーションが点灯して、夜になると歩くだけで綺麗な飾りつけを見ることができます。
大事な人と、友達と、一人旅、どの形でも楽しめるウィーンのクリスマスマーケットは世界中から観光客が訪れ活気があります。ぜひその様子を肌で目で感じて、温かいプンシュを飲みながらゆっくりと眺めてみてはいかがでしょうか。

ウィーンのクリスマスマーケットについて、さらに詳しい情報や、現地ならではの穴場の会場などをお知りになりたい方は、ロコタビのサービスで、ウィーン在住の日本人ロコに聞いてみるのもおすすめです。Q&Aは無料で利用できますよ。

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