ウィーンの旅行ガイド情報

オーストリア・ウィーンの国内・国際電話のかけ方ガイド〜携帯電話・スマホ利用

【オーストリア・ウィーン在住者執筆】日本からオーストリア・ウィーン、オーストリア国内、ウィーンから日本への国際電話のかけ方を解説します。
国番号などの具体的なかけ方と通話料金の目安、お得に国際電話をかける方法もご紹介します。
旅行前に日本から現地のホテルやレストランに電話をしたいときや、現地から日本に電話をかけたいときにご活用ください。

緊急時や、レストラン・ホテルなどの予約、お友達や家族への連絡などで使うことが多い「電話」ですが、ここウィーンで旅行者がどのように電話を使うか詳しく解説したいと思います。

旅行中に限って急に電話が必要に!そんな状況に合う方も少なくはないはずです。
もしそうなっても良いように、ウィーンで国際電話や国内通話をする方法をまとめました。ぜひ参考にしてください!

オーストリア共和国・ウィーンの電話事情

ウィーンで生活している多くの人が利用する携帯電話。
日本と同様に、9割以上の人が携帯電話やスマートフォンを利用しています。
料金設定は通信会社によって様々で、大手携帯会社から携帯電話を購入時に契約を結びます。そこは日本のシステムと似ていますね。
またSIMカード単体も売られています。
ご自身が使われている携帯電話にSIMロックがかかっているかどうかを確認する必要はありますが、SIMフリーのスマートフォンの場合は、お店で買ったSIMカードをいれるとオーストリア内で携帯電話が使えます。

携帯電話・スマートフォン

ウィーンでは、携帯電話は電気屋さんでも購入できますが、SIMカードは携帯電話会社からしか購入できません。 
昔はSIMカードを電気屋さんでも購入することができたみたいですが、ルールが変わってしまったみたいです。

ご自身の携帯電話やスマートフォンをウィーンで使用するには、国際ローミングをするか、海外用SIMカードに差し替えることで通話が可能になります。

国際ローミング

日本の携帯電話会社が海外のキャリアと提携することにより、海外にいてもご自身の携帯電話そのままで、日本国内と同様に携帯電話が使用できるサービスです。
ご契約の通信会社によって、通話料金やプランは異なるため事前に確認が必要です。

[通話料金の目安]
ドコモの場合、1分あたりの通話料は、オーストリア国内発信80円、日本向け発信180円、着信110円です。

ドコモ:海外でつかう・オーストリア
ソフトバンク:海外で使う
au:海外で使う

海外用SIMカード

SIMフリーのスマートフォンならば、海外用SIMカードを利用することで、国際ローミングよりもお得な料金で通話が可能となります。
プリペイド方式なので、後から高額請求が来て慌てることもありません。
海外用SIMカードにもさまざまな種類がありますが、通話がしたい場合は、音声通話可能なカードを選択する必要があります。
日本国内で事前に購入することもできますし、現地でも購入が可能です。

◆おすすめ記事:オーストリア・ウィーン旅行中のインターネット&WiFi利用方法ガイド〜SIMカードの購入方法を紹介 

ホテルの客室に設置されている一般電話

ホテルによっては客室に一般電話がおかれていることもあるようです。
料金はホテルごとに違うので、客室の電話機を使う際にはホテルに確認をとられてください。
また使用方法については客室にあるガイドをよく読まれてからご利用ください。

公衆電話

ウィーンでは、公衆電話の数は段々減っていて、今では街中でさえ見つけることが難しくなってきています。
大きな駅には数台あるようですが、その情報も正しいかどうかわからないほど少なくなりました。
そのため、公衆電話は頼りにしておくのはおすすめできません。

公衆電話のかけ方は、日本と同じようなシステムで先に小銭をいれてから番号を押していきます。

▲街中にある公衆電話

日本からオーストリア・ウィーンへの国際電話のかけ方 【国番号は43】

国際電話をかけるには国番号(国コード)が必要になります。
オーストリアの国番号は「43」です。

固定電話で日本からウィーンに電話をかける場合

日本からオーストリアへ電話をかけるときには、ご自身が契約している電話会社の「国際アクセス番号」が必要です。

【国際アクセス番号】+ 010【国際電話識別番号】+43 【オーストリアの国番号】+ 0を除いた市外局番 + xxxx + xxxx【相手先番号】

例)KDDIの電話でオーストリアの(01)234‐5678にかける場合:001-010-43-1-234-5678

[各電話会社の国際アクセス番号]

001  KDDI (固定電話)
0033  NTTコミュニケーションズ

[通話料金の目安]

  • KDDI:130円/分
  • NTTコミュニケーションズ:12円~17円/6秒 (プランや時間帯によって変わってきます)

※詳しい料金などは、ご自身で各会社にご確認の上、ご利用ください。

携帯電話で日本からウィーンに電話をかける場合

010【国際電話識別番号】または「0」長押しで「+」+43 【オーストリアの国番号】+ 0を除いた市外局番 + xxx + xxxx【相手先番号】

例)日本から携帯電話でウィーンの(01)234‐5678にかける場合:010-43-1-234-5678

[通話料金の目安]

  • au:65円/30秒
  • ドコモ:78円~108円/30秒(時間帯よって異なります)
  • ソフトバンク:149円/30秒

※詳しい料金などは、ご自身で各会社にご確認の上、ご利用ください。

ウィーンから日本への国際電話のかけ方【日本の国番号は81】

日本に国際電話をかける場合にも国番号(国コード)が必要になります。
日本の国番号は「81」です。

00【国際電話識別番号】+ 81【日本の国番号】+ 0を除いた市外局番 + xxx + xxxx【相手先番号】

例1)固定電話03-1234-5678 にかける場合:00-81-3-1234-5678
例2)携帯電話090-1234-5678にかける場合:00-81-90-1234-5678

携帯電話から日本に電話をかける場合

「0」長押しで「+」+ 81【日本の国番号】+ 0を除いた市外局番 + xxx + xxxx【相手先番号】

例1)固定電話03-1234-5678 にかける場合:+-81-3-1234-5678
例2)携帯電話090-1234-5678にかける場合:+-81-90-1234-5678

どこにかけるというより、どこで契約した番号かで電話番号がかわります。
例えば、日本の携帯電話を持った方がドイツやイタリアにいても、+81(または0081)を最初にいれる必要があります。

オーストリア内での国内電話のかけ方

市内へかける場合は、市外局番は不要ですのでそのままダイヤルしてください。
市外へかける場合は市外局番からダイヤルするようにしてください。
オーストリアの国番号+43(または0043)を使用してもかかります。

お得に国際電話をかける方法

十数年前までは、国際電話はものすごく高いというイメージがありましたが、今はいろいろなサービスがあり便利なので、ぜひご自分に合ったものを探してみてくださいね。

事前登録制の格安国際電話サービスで、一般電話や携帯電話から普通に国際電話をかけるより安く通話できます。
ウィーン(オーストリア)であればベーシックプランで44円/分です。
980円でかけ放題プランなどもあり、申し込むだけですぐ使えるのが簡単で便利です。
※かけ放題は残念ながらオーストリアは対象ではありません。

無料インターネット電話

LineSkypeDiscordなどのネット回線で通話が出来るアプリを利用することで簡単にウィーンから日本へ連絡を取ることができます。
この場合は通話したい人同士が同じアプリをダウンロードしており、Wi-Fiが繋がっている環境であれば無料で通話が利用できます。
Wi-Fiがない環境で利用する場合はネット使用料が発生するので注意が必要です。

SIMカード不要?! 話題のクラウドSIM

インターネット経由で国際電話をかける場合はもちろんネットへの接続が必要ですよね。
海外でネットを使う手段のひとつに、今話題の「クラウドSIM」というサービスがあります。
なんとこちらはSIMカードが不要で、全世界100ヶ国以上で使用可能です。
このサービスはレンタルではなくクラウドSIM搭載の機種の事前購入が必要ですが、海外に着いたらスイッチひとつでインターネットへの接続が可能です。
旅行から帰ってきてからも日本国内でも利用可能なので、WiFiサービスはこれ一台でOKです。

特に一度に複数の国に行かれる方には断然おすすめなサービスです。

おすすめはグローカルネット
こちら初期費用として、機種代、月額基本料金プラス海外利用料が780円(300MB)/日~で利用可能です。

最後に

日本を出られる前にご自身で契約されている会社で海外滞在用プランを立ててもらう方が、便利で安全な方法です。
街中にはフリーWi-Fiがあるので、それで充分だと感じられる方も少なくはないようです。
ご自身のニーズに合った方法で、国際電話をご利用ください。

今回はオーストリア・ウィーンの国際電話のかけ方について解説しましたが、その他に何かお困りごとや質問がある場合は、ロコタビを使って、ウィーン在住日本人のロコの助けを借りるのもおすすめです。
Q&Aは無料なのでぜひ活用してみてください。