シアトルのタクシーの乗り方ガイド〜料金・カード払い・便利なアプリ〜
【アメリカ・シアトル在住者執筆】シアトルの旅行中の移動にタクシーを検討している方や、早朝や深夜のタクシー移動に不安を感じている方必読です! タクシーの種類や乗り方、料金、支払い方法、シアトルではメジャーな配車アプリの情報など、旅行前に知っておきたいことをまとめました。※この記事の情報は2019年11月現在の内容です。条例の改正などで内容が変更になる可能性はございます。
タクシーの種類
一般的なタクシー会社(車体:セダン型・ワゴン型)
シアトル市内で見かけるタクシーはセダン型の中型車や車種でいうとトヨタのプリウスが多いです。
メジャーな会社はYellow CabとOrange Cabです。
上記の4つの会社はダウンタウンエリアから空港まで定額の$40(チップは除く)で運行しています。
その他のタクシー(大型タクシーなど)
大きなものを運びたいときにワゴン型タクシー(英語ではvanと言います)を利用したい場合は、大型車を扱う専用の会社に予約を取る必要があります。
タクシーの料金
シアトルのタクシー料金は一律で決められているのでどこの会社を利用しても基本的な料金は変わりません。
初乗り料金・追加料金
料金 | |
---|---|
初乗り | $2.60 |
一マイル(1.6km)ごと | $2.70 |
赤信号待ちや渋滞中、待機中 | 1分当たり$0.50 |
乗客が2人を超える場合 | 同乗者1人につき$0.50(子供は除く) |
深夜早朝割増料金は基本的にないようですが設けている会社もあるようです。
基本的に料金表に書かれていない場合割増料金はないのですが、例えばある会社は深夜0時~早朝4時半までプラスで$5の割増料金が必要だと記載されています。
このサイトでタクシー料金をあらかじめ計算することもできます。
Taxi caluculator.com
チップ
タクシー料金の15~20%をチップとして支払います。
目安として、ダウンタウンから空港に行き$40かかったのならばチップは$6~8を払うことになります。
タクシー料金の相場〜メインエリア〜
ダウンタウン~シアトル国際空港($40)
電車が便利ですが、深夜早朝やスーツケースが何個もあるときはタクシーのほうが便利です。
ダウンタウン~ガスワークスパーク($17)
ダウンタウンから有名なガスワークスパークスに行く際にはバスが利用できますが、タクシーの2倍時間がかかるのでお金より時間を取るならタクシーの利用がおすすめです。
ダウンタウン~ベルビュースクエア($30)
お買い物ができる施設が一挙に集まったベルビューのモール。ただダウンタウンからバスで行くと40分もかかります。タクシーならお金はかかりますが半分の時間で行くことができます。たくさん物を買ってもタクシーなら荷物の多さも気になりません。
タクシーの乗り方
1. 乗る
シアトル市内では流しのタクシーに出会える可能性はとても低いです。
あらかじめアプリや電話、ホテルのフロントにお願いするなどしてタクシーを呼ぶか、ホテルやデパートのタクシー乗り場でタクシーを待つかの2択になると思います。
(もしくはタクシー会社専用のアプリがあれば街中でもタクシーを呼ぶことができますが、そこまでやるのであれば、タクシーよりもコスパのいいUberなどの配車アプリを使用することをおすすめします。)
シアトルのタクシーのドアは手動なので自分で開いて乗車しましょう。
行き先の伝え方
「I’m going to (行き先)」で伝えることができますが、アメリカでは住所を表現するときに「10th Avenue &Broadway(10番通りとブロードウェイ通りが交わった場所)」という風に表現することが多いです。バス停でも同様の表現がされます。
アメリカではこの表現のほうが間違えられることなく目的地に連れて行ってもらえると思います。もちろん有名な観光地やホテルであれば施設名だけで問題ないです。
友人の家などドライバーが知らなさそうな場所に行きたいときは、地図アプリで住所を表示して見せる、メモに書いて渡すなどするとスムーズにやり取りできると思います。
メーター確認方法
乗るタクシーによってメーターの仕様も異なるとは思いますが、FAREと書かれているところには距離ごとの料金、EXTRAは構想道路やトンネルの通行料が表示されるというのが基本です。
客に指摘されないとメーターをオンにしない業者もあるそうなので、乗車後にメーターが動いているかを確認し、動いていなさそうであれば”Please turn on meter?”と言ってください。
ただし定額料金でダウンタウンエリアから空港に行く場合などはメーターは動かされないかもしれません。(定額料金が適用されるかどうかは出発地や会社により異なる可能性があるので乗車前に確認してください)
2. 支払う
シアトルではクレジットカード文化が発達しているのでクレジットカードでの支払いはスムーズにできます。むしろ現金で支払う場合はおつりが出ない可能性があります。
3. 降りる
自動ドアではないのでドアは自分で開けて降りてください。
乗る前に知っておきたい注意点
もちろんドライバーには英語が通じますがネイティブではない可能性も高いので、聞き取りづらいかもしれません。
空港や観光地で異様にセールスをしてくるタクシーは違法タクシーやぼったくりタクシーの可能性があります。タクシー待合所にいるタクシーを利用するか、アプリでタクシーを呼ぶのが安心です。
また、忘れ物やトラブルが起きた時のために支払い時にレシートはもらっておきましょう。
よくあるタクシートラブルと対処法
乗車拒否されたら……?
移動する距離が短すぎる場合は乗車拒否をされるかもしれません。
ダウンタウンからであればバスも電車も便利なので、他の移動方法も検討してみてください。
タクシー料金をボッタクられたら……?
ぼったくられないようにするにはそもそも怪しい白タクに乗らないこと、メーターが動いているか確認すること、事前にタクシー料金の相場を確認しておくことが必要です。
もしタクシー料金が高すぎないか?と感じたら、他のタクシー会社の料金表を見せるなどして普通に「高すぎるように思うのですが…?」と尋ねてみてください。
もしタクシー会社を利用して疑問に思うことがあれば、各タクシー会社のサイトやキングカウンティ(シアトルがある郡)のサイトからクレームを入れることができます。
ただし観光中の短い期間ではオンラインでの問い合わせはスピード感にかけるので、直接タクシー会社に電話をするのが早いです。
タクシーに忘れ物をしたことに気づいたら……?
各タクシー会社のサイトに忘れ物問い合わせページがあります。
[利用したタクシー会社名 lost seattle]で調べてみてください。
こういった問い合わせの際に必要なのでレシートは必ずもらってくださいね。
配車サービス(Uber/Lyft)
シアトルではいまやタクシーよりもUberやLyftなどの配車サービスの車を見かけることのほうが多いです。実際にシアトルに暮らす車を持たない人々の大事な足になっていますが、もちろん観光をするときにも大活躍すると思います。
配車サービスを利用するメリット
事前にアプリをインストールしクレジットカードを登録する手間はありますが、乗る前からかかる料金がわかっており、タクシーよりも安く、チップの額も自由に決めることができます。
チップ額は降車後の時間があるときに決められるので降りるときに慌てて計算する必要もないです。
さらに慣れない英語で目的地の住所を伝える必要もない(アプリ上で事前に行き先を指定できるため)ので、観光客にこそタクシーよりも配車サービスの利用をおすすめたいです。
また、グーグルマップでバス電車などの公共交通機関とUberやLyftで目的地までの時間や運賃を比べることもできます。
相乗りで料金が安くなるUber Pool、LyftのShared、大きなものを運ぶのに適している大型車UberXLなどの用途別サービスの選択もワンタッチ選択できます。
配車サービスを利用するデメリット
完全なるデメリットとは言えませんが、アプリインストール後に会員登録及びクレジットカードの登録が必須なので、事前に準備をする必要があります。
インターネット環境がない場所で急に使おうと思い立ってもセットアップは時間がかかるかもしれません。
また、クレジットカード決済しか選択できません。
ただ事前準備さえしておけばその手間を大きく上回る便利さとお得さです!とくにUberは日本語対応をしているのでアプリも使いやすいです。
Uber のご利用方法に関するご案内
How to use Lyft
配車サービス利用時に気をつけること
Uberのドライバーには証明書の提出や審査が義務付けられており、顔写真や名前、ナンバーもアプリ上で確認することができます、ただ自分のドライバーとナンバーを確認せずに誤って他人の車に乗車してしまったがために発生した事件も実際にあります。
必ず顔と名前、ナンバーは確認してから乗車してください。
Uberのダウンロード
まとめ
街中でタクシーを呼んで行き先を告げて…という流れを慣れない外国でこなすのは難しいかもしれません。
でもホテルと空港間であれば多くのタクシー会社が毎日定額で運行していますし、クレジットカード決済やアプリの利用に慣れている人は配車アプリを利用すればすごく簡単で便利だと感じるでしょう。
もしも、特別な場所に行きたい、どうしても遅れられない用事がある、といったことがあれば、シアトル在住の日本人ロコタビに無料Q&Aで質問をしたり、送迎の依頼もできます。
ぜひ利用してみてくださいね。