【2019】シアトルの治安・安全対策ガイド〜危険な地区・エリア、トラブルと対策
【シアトル在住者執筆】アメリカといえば銃が規制されていないので治安に関してはとても怖いイメージがあると思います。シアトルはアメリカの中でも治安はいいほうですが、やはり治安の悪いエリアもあります。ここに書いてあることを念頭に置きながら、シアトルで安全に楽しく過ごしてくださいね。
シアトルの現在の治安は?
東京の犯罪発生率とシアトルの犯罪発生率を比べてみると、東京の人口はシアトルの人口の10倍もあるにもかかわらず、シアトルの犯罪率は日本の2倍。
参考記事
Japan 2019 Crime & Safety Report: Tokyo
Neighborhood scout.com
具体的に日本とシアトルの違うところを考えてみると、シアトルでは銃が規制されていないこと、貧富の差が激しいことが挙げられると思います。
このような背景がシアトルの犯罪率を引き上げているのかもしれません。
滅多にないですが、年に数回は銃撃事件があったニュースが緊急速報で流れてきます。また町の中にはホームレスの方々が至る所にいて物乞いをしています。明らかに薬物中毒者だろうなという方々も行く先々にいます。
とはいっても、ヨーロッパの観光地のように日常的にスリや置き引きに合うことはないですし、外出の場所や時間帯に気を付けていれば、犯罪に合う確率は低いです。
シアトルの治安が悪いエリアと注意点
シアトルの中で治安が悪いとされているエリアには、ダウンタウン、チャイナタウン(インターナショナルディストリクト)、キャピトルヒルが挙げられると思います。
昨年のデータを見ると、代表的なトラブルとして、窃盗、強盗、車上荒らし、暴行事件があります。
参考記事
Seattle Police Department
とはいえただの観光客が強盗や暴行事件に巻き込まれることはまれです。ただし窃盗や置き引きは多いので注意してください。シアトル領事館も公式サイトで旅券、所持金、航空チケットがすべて入ったバッグを盗まれる人がよくいると発表しているので、これらは1つのところにまとめるよりもバラバラの場所に収納した方がいいかもしれません。
シアトル全域で注意したいこと
夜は人通りの少ない場所には絶対に行かない
よく、海外旅行の注意事項として「夜は出歩かない」というものがありますが、ダウンタウンもキャピトルヒルも、バーやクラブ、映画館、劇場など夜遅くまで営業しているスポットが多いエリアです。
深夜に近い時間でも結構人がいるので、危ない雰囲気ではありません。
ただ、そこで遊んだあとはタクシーやUber、車で宿まで帰りましょう。ホテルが近いからと徒歩で帰ろうとすると、たとえ10分の距離でも怖い目に合うかもしれません。
例えばキャピトルヒルにはカールアンダーソン公園という広めの公園があります。(トップに載せている写真がその公園です)
以前夜の23時頃にその近くを通った時、バスケットコートにいた若者たちが急に動きを止めてジロジロと見てきたことを思い出します。
その時は夫が横にいましたが、それでも異様な雰囲気だったので早足で帰宅しました。もしそのときに酔っていて、女一人で歩いていたら何かあったかもしれません。
ホームレスの人に話しかけない
シアトルに来たらホームレスの人の多さに驚くと思います。どの道端にも寝ている人がいます。
近年のIT企業の進出により地価が高騰、カリフォルニアとシアトルは高騰した家賃が払えず家を追い出された人々が路上にあふれているので、アメリカの中でも特にホームレスが多い地域なのです。
ホームレスは食べ物やお金をせがんできます。日本と違ってキリスト教の文化が根付いているアメリカでは施しをする人もいます。
ただ、ホームレスの中には重度の薬物中毒の人も多いので何が起こるかわかりません。またシアトルの話ではないのですが、ナイフを持ったホームレスに脅されたという話も聞いたことがあるので、話しかけたり応じたりしないようにしましょう。
公共交通機関では寝ない
バスやライトレールに乗車する際は、連日の観光で疲れていても寝ないようにしてください。日本に比べて置き引きに合う可能性がずっと高いです。
Uberに乗るときに注意
UberやLiftはタクシー代わりに使うのにとても便利なサービスです。(シアトルでは流しのタクシーが走っていることが少なく、なかなかつかまりません。)これらのアプリで乗車を予約した時には、アプリに迎えに来るドライバー名と車種、ナンバープレートが表示されます。これは必ず確認してから相手の車に乗るようにしましょう。
これを確認せずにまったく関係のない人の車に乗り込んでしまい、殺害されたという事件が実際に起こっています。声をかけられてもこの人でいいのか?と一旦アプリで確認してください。
車の見えるところに貴重品を置かない
シアトルは車上荒らしも多いです。外から見えるところに貴重品を置かないようにしましょう。また、車の中で誰かを待っているときに外から話しかけてもドアや窓を開けないようにしましょう。
ダウンタウンで多いトラブルと安全対策
ダウンタウンで危険だといわれているのは、右手に大手デパートのMacy’s、左手にマクドナルドが見える3rd Ave × PINE St(3rdアヴェニューとPINEストリートの交差点という意味)。
wast lake駅前なので常に人であふれているし身なりのいい人も多いので、危なそうには見えません。実際歩いていても何の問題もないのですが、ここではよく事件が起こる場所なのです。2014年のシアトル領事館の記録によると昼間にもかかわらず側道で強盗にあった人もいました。
この周辺には昼間でもガラの悪そうなホームレスが多くたむろしています。通り過ぎるだけならトラブルが発生することはありませんが、ふざけて話しかけられることもあるのでちょっと怖いかもしれません。夜はデパートも閉まるのでこのエリアには絶対に近づかないようにしましょう。
また、このエリアは窃盗も多いようです。ダウンタウンには色々な場所に休息用のベンチやテーブルが置いてありますが、休憩しているときも荷物から目を離さないようにしましょう。
キャピトルヒルで多いトラブルと安全対策
キャピトルヒルはおいしいレストランやバー、ナイトクラブがあり、夕方から夜にかけて特ににぎわうエリアであり、同時のホームレスの人も多いエリアです。夜は人通りの少ない道や、周辺の大学、公園には近づかないようにしましょう。
バーが多く、クラブの周辺ではマリファナを吸っている人がおり(シアトルではマリファナは合法)、酔った人やハイになっている人も多いです。ケンカなどの不必要なトラブルを起こさないようにし、遅くなったら帰りはタクシーやUberで帰るようにしましょう。
また、ナイトクラブはひとでごったがえしているのでスリに気をつけましょう。
チャイナタウンで多いトラブルと安全対策
チャイナタウン(インターナショナルディストリクト)はシアトルの中では銃撃事件も多く、特に治安が悪いことで有名な場所です。他の地域よりも人通りが少なく暗い雰囲気があり、昼間でも怪しげな人が多いことに気がつきます。
ここでも置き引きや物乞い、人通りの少ない道には入らないように気をつけましょう。
チャイナタウンには夜遅くまでやっているお店は少ないので、夕方になったらこのエリアは離れることをおすすめします。
また、少し離れてパイオニアスクエア付近にはテントがたくさん並んでいる場所がありますが、これは家を失った人たちが生活をしている場です。興味本位で近づかないようにしましょう。
女性や子連れが気をつけたいトラブルと対策
ナンパ
シアトルでもアジア人女性は人気です。ナンパのほかにからかい半分で話しかけられることもありますが、英語が分からないふりをして素通りするのがおすすめです。
また、ホテルのエレベーターやタクシーの相乗りはなるべく見知らぬ男性と一緒にならないように注意することをおすすめします。まれに後をつけられることがあるようです。
子供の単独行動
シアトルでも子供の連れ去り事件が起こることがあるので、お子さんから目を離さないようにしてください。
シアトルでトラブルにあった時の対処法
パトカー・救急車・消防車を呼ぶとき
警察も救急車も消防車も911とダイヤルするだけで対応してくれます。
携帯電話からも掛けられます。最初は英語のオペレーターが出ますが「Japanese, please」と伝えると日本語で対応してくれます。
パスポートのトラブルは日本領事館へ
パスポートの盗難や紛失にあったときはダウンタウンにある在シアトル日本国総領事館に訪れてください。
在シアトル日本総領事館
住所:701 Pike Street, Suite 1000, Seattle, WA 98101
電話番号:(206) 682-9107
電子メール:consul@se.mofa.go.jp (旅券・国籍・戸籍・各種証明等、領事関係)
けがをしたとき
アメリカの病院は日本と違って予約制なので、病院に行ったらすぐに治療が受けられるわけではありませ。
しかし旅行中の観光客の場合は緊急患者になるので、受け入れてもらえるかもしれません。まずは受付で話をしてみてください。
Virginia Mason Medical Center
1100 9th Avenue, Seattle, WA 98101
Phone: (206) 583-2299
ファーストヒルにある病院。日本人医師が勤務しています。
現地での緊急連絡先
在シアトル日本国総領事館
電話番号:206- 682-9107
夜間・休日の緊急時でも、この番号に電話をすると「JAN(ロサンゼルスの緊急センター)」に転送してもらえます。
クレジットカード紛失時
アメリカからかけられる各カードの緊急連絡先です。
紛失や盗難に遭ったらすぐに連絡するようにしましょう。
- VISA : 1- 303- 967-1090
- JCB : 1-800-606-8871
- マスターカード : 1-800-307-7309
- アメックス : 1-800-866-8630
まとめ
怖いことも書きましたが、シアトルでは最低限のことに気をつけていれば犯罪に巻き込まれることはないと思います。
実際わたしも、明るい時間に人通りの多い場所で過ごしていて怖い思いをしたことはありません。
シアトルの治安についてもっと詳しいことを知りたい方は、ロコタビの無料Q&Aで質問することができますよ。ぜひ利用してみてくださいね。