チリ・サンティアゴへの入国制限、緩和情報まとめ【2020年8月情報】
【2020年8月12日情報】チリ・サンティアゴへはいつから行けるようになるのか?入国制限&規制はとても気になる情報です。
2020年新型コロナウイルスの影響により、チリはもちろん、世界各国で出入国の制限をおこなう対策が行われています。
いつからビジネス出張が可能なのか、旅行に行くことができるのか、現地にいる家族にいつ会えるのか、疑問や不安を感じているかたもいらっしゃると思います。
今回は、そんな疑問や不安を少しでも解消できるように、チリへの入国規制・緩和情報をまとめました。
※この記事は、外務省や在チリ日本国大使館のウェブサイト、チリのニュースサイトを基に作成しています。
必ず下記のサイト等もあわせてご確認いただき、補助として参考にしてください。
現在の日本からチリへの入国制限・規制状況(外国人・日本人)
2020年8月12日現在、日本からチリへの入国は、チリ国籍保持者・居住者を除き禁止されています。
現在チリは国境を閉鎖中
チリでは現在、チリ入国者に対して国境を閉鎖中です。
- チリからの出国
- チリ人や外国人居住者の入国
は認められますが、それ以外の方のチリ入国はできません。
2020年8月12日現在、この国境閉鎖の処置は8月15日まで施行される予定ですが、その後も延長される可能性があります。
※ チリ入国に関しての最新情報は「新型コロナウイルス関連情報(在チリ日本国大使館)」にてご確認下さい。
チリ渡航に関して日本政府から発表された情報
外務省の海外安全ホームページによると、チリの感染危険情報レベルは「レベル3(渡航中止勧告)」です。
不要不急の理由がない場合、チリへの渡航は控えるよう推奨されています。
また、チリは「日本への入国制限対象地域」に含まれています。
そのため、チリから日本に帰ってきた際には
- 空港の検疫所で「PCR検査」
- 自宅またはホテルで「14日間の自己隔離」
が必要となります。
※ チリのへ入国・渡航に関する制限は、新型コロナウイルスの感染状況によって変動する可能性があります。
在チリ日本国大使館のウェブサイトや、外務省の情報などを参考に、最新の情報を確認されることをおすすめします。
日本からチリ入国後の自己隔離措置についての情報
2020年8月12日現在、チリへ渡航する方に対して、自宅またはホテル等での14日間の自己隔離措置が義務付けられています。
また、現在チリは国境を閉鎖しているため、チリ国籍保持者と居住者を除き、チリへの入国はできない状態です。
チリ・サンティアゴでの乗り継ぎ(トランジット)制限
2020年8月12日現在、チリは国境を閉鎖しているため、チリ・サンティアゴでの乗り継ぎも基本的にできません。
それに加えて、
- チリから外国を経由して日本へ帰国する
- 日本から外国を経由してチリへ渡航する
場合にも、フライトが限られていたり、経由する国によっては新型コロナウイルスに感染していない(陰性である)という証明が必要な場合もあります。
※ チリ⇔日本間のフライト情報に関しては「新型コロナウイルス関連情報(在チリ日本国大使館)」にて最新の情報をご確認下さい。
現在のチリ・サンティアゴの様子
2020年8月12日現在、チリ国内での新型コロナウイルス感染者の総数は37.1万人・死亡者数は10,178人です。回復者は35万人になります。
感染者拡大が大きかった6月(1日あたり約5,000人~37,000人)に比べると、1日あたりの感染者数は減りつつありますが、8月に入ってからも1日に約2,000人の規模で新規感染者が増え続けています。
そのため現在チリでは、海外からの渡航者に対して国境を閉鎖、店舗などの営業を制限、夜間の外出を制限(一部地域)といった様々な感染者拡大防止対策が施行されています。
現在チリで施行中の規制緩和計画「Plan Paso a Paso」
2020年7月19日、チリのピニェラ大統領・パリス保健大臣は、5段階からなる規制緩和計画「Plan Paso a Paso(一歩ずつ)」を発表しました。
チリ国内における感染状況は地域により異なるため、各地域(州、市区)レベルで
規制緩和措置の実施・後退が決定されます。
また、マスク着用義務、ソーシャルディスタンスの保持は全ての段階において遵守されなければなりません。
夜間外出禁止令(Toque de Queda)、衛生防疫線(Cordon Sanitario)、衛生検疫
(Aduana Sanitaria)、入国後の14日間の義務的自宅待機措置も、指示があるまでは基本的に維持されます。
5段階の規制緩和計画「Plan Paso a Paso」の概要
【第1段階:義務的自宅待機措置(Cuarentena)発令状態】
- 全ての活動が制限されている状態
【第2段階:移行期(Transicion)】
- 規制緩和を開始
- 平日の義務的自宅待機措置を解除(土日・祝日、75歳以上の高齢者に対しては維持)
- レストラン、バー、クラブ等の商業施設閉鎖は維持
【第3段階:準備期(Preparacion)】
- 義務的自宅待機措置の完全解除(感染者、高齢者等を除く)
- 50人以下での社会活動を解禁
- 国境閉鎖措置はこの段階まで維持
【第4段階:再開初期(Apertura Inicial)】
- 低リスクと評価される経済社会活動の部分的再開
- 高齢者は1日1時間以内での外出許可
- 映画館、劇場、カフェ・レストラン等の収容率25%以下での営業解禁
- 教育省の計画に基づき段階的な学校再開。
【第5段階:再開後期(Apertura Avanzada)】
- 経済社会活動における一層の規制緩和
- 高齢者の外出許可
- 150人以下での社会活動の許可
- 映画館、劇場、カフェ・レストラン等の収容率75%以下での営業解禁(パブ、ジム等については50%以下)
出典 :在チリ日本国大使館
チリの首都サンティアゴは2020年8月10日より、この計画の第2段階に移行しました。
この緩和計画は定期的に見直され、各地域に施行される段階が決定されます。
最新の情報は「新型コロナウイルス関連情報(在チリ日本国大使館)」にてご確認下さい。
日本からチリ・サンティアゴへの入国制限・緩和情報まとめ
日本からチリへの入国制限情報、自己隔離情報、現在のチリ・サンティアゴの状況についてまとめました。
2020年8月12日現在、チリに入国できるのは、チリ人と外国人居住者に限られています。
また、外務省(日本)の海外安全ホームページによると、チリの感染危険情報レベルは「レベル3(渡航中止勧告)」です。
不要不急の理由がない場合、チリへの渡航は控えるよう推奨されています。
チリでは現在、5段階からなる規制緩和計画「Plan Paso a Paso(一歩ずつ)」が施行。
レストランや店舗など、利用できる施設はまだ限られており、休日や夜間の外出も制限されている地域が多いです。
外出時のマスク着用や、ソーシャルディスタンスの維持も義務付けられています。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現地の方もまだ多くの制限下での生活が余儀なくされている状況です。
海外からの渡航者がビジネスや観光を目的にチリへ入国できるようになるには、まだ時間がかかりそうですね。
※ 新型コロナウイルスに関する情報は、日々更新されています。
この記事の情報にあわせて、チリ・サンティアゴに関するニュース、以下のウェブサイト等を参考に、最新の情報を確認されることをおすすめします。