サンフランシスコ国際空港乗り継ぎ(トランジット)方法と待ち時間の過ごし方
【アメリカ・サンフランシスコ在住者執筆】日本から直行便が出ていないアメリカの街へと旅する時など、サンフランシスコ国際空港で乗り継ぎが必要な場合がありますよね。今回は、サンフランシスコ国際空港での乗り継ぎ(トランジット)の方法と待ち時間の過ごし方についてご紹介いたします。
フライト数が世界で上位25に入る空港 サンフランシスコ国際空港
サンフランシスコ国際空港は、毎年5500万以上の旅行者が利用し、2015年には旅行サイト「Frequent Business Traveler」北南米の「ベスト・エアポート」に選ばれた大型国際空港です。
ターミナルは4つあり、ターミナル1、2、3と国際線ターミナルです。
サンフランシスコ国際空港での乗り継ぎ(トランジット)方法
アメリカ国外からサンフランシスコ国際空港に到着したら、まずは他の乗客と同じように入国審査を受け、税関検査も受ける必要があります。
1. 入国審査
サンフランシスコ国際空港に到着したら、まず入国審査を受けます。
下記に入国に必要な事項を詳しく書いてますので必読です!
関連記事:下記の1~3の流れは、サンフランシスコ入国審査・出国手続きをご覧ください。
2. 荷物受け取り
入国審査が終わったら、預けた荷物を受け取ります。
自分の乗った飛行機の便名が表示されているターンテーブルのところから、荷物をピックアップしましょう。
3. 税関検査
税関検査では、パスポートとAPCキオスクで発行された紙(キオスク利用でない方は税関申告書)を提示します。
申告のある人は、ここで申告しましょう。
検査後、パスポートは返却され、APCキオスクで発行された紙(税関申告書)は没収されます。
4. 荷物を再度預ける
「Connecting Flights」と書かれた乗り継ぎ専用のドアを通り、荷物を再度預けます。(通常、日本で搭乗手続きし荷物を預けるとき、スーツケース等には最終目的までのタグがついているので、ただ係員に荷物を渡すだけで大丈夫です。)
5. 次に乗る航空便の出発ゲートを確認
日本を出発する時のチケットに出発ゲートが記載されていることが多いですが、ゲート変更も多いので、必ず何番の出発ゲートか確認しましょう。
6. セキュリティチェック
セキュリティチェックで手荷物検査、ボディチェックなどがあります。
7. 出発ゲートへと向かう
セキュリティチェックが終わったら出発ゲートへと向かいましょう。
ターミナルが異なる場合は、徒歩もしくはエアトレインという空港内を24時間走る無料のトラムで移動できます。
▲空港内を無料で走るエアトレイン・車内
注意点
時間帯や時期によって入国審査の時間が2時間以上かかる場合もありますので、サンフランシスコ国際空港で乗り継ぎのある航空券購入の際は、そのことを考慮することおすすめします。
出発までの待ち時間の過ごし方
サンフランシスコ国際空港で乗り継ぎで、入国審査が意外にスムーズに終わったり、もともと待ち時間が長いチケットを購入していたり、次の便まで時間がある場合の過ごし方をご紹介します。
空港内で観光する
サンフランシスコ国際空港には、博物館があったり、いくつものセルフガイドツアーがあったり、サンフランシスコ国際空港内にはアートがたくさん展示されているのでそれを見てまわるのも楽しいと思います。
航空博物館(Aviation Museum)
国際線ターミナルメインホール 毎日10:30am~4:30pm
国際線ターミナルのセキュリティチェックポイントの少し奥に入っていくと航空博物館があります。飛行機好きはもちろんのこと、そうでなくても昔のフライトアテンダントの制服や機内食の食器などの展示もあり興味深いです。
ビデオアーツ
国際線ターミナルメインホール 毎日5:00am~0:00am
ビデオアートを上映している場所もありますので、ビデオアートをゆっくりと鑑賞してもいいですね。
空港から出て観光する
待ち時間が4時間以上ある場合は、空港から出てサンフランシスコ周辺観光をするのもおすすめです。
サンフランシスコ市内へは、BART(バート)という電車を利用する場合は、30~40分で行けます。(シャトルバスやタクシー、Uberなどでも行けますが、渋滞に巻き込まれると乗り継ぎ便に間に合わない可能性もあるので、BARTをおすすめします。)
空港からの移動については、サンフランシスコ国際空港から市内の移動アクセス方法・手段ガイドをご覧ください。
効率よく観光できるように、ロコタビのロコにお願いするという方法もあります。
観光プランをたててもらったり、不安なかたは同行してもらうことも可能です。
無料Q&Aで質問もできますので利用してみてくださいね!
おすすめ観光場所
ユニオン・スクエア (BARTパウエル駅下車 空港から約30分)
ショッピングにレストランが集まった場所です。パウエル駅から数分歩きますが、その間も魅力的なお店がひしめいています。
またパウエル駅はケーブルカーの出発地点なので、時間に余裕があればケーブルカーに乗ってフィッシャーマンズワーフを訪れ、シーフードを食べるのもおすすめです。
荷物預り所
エアポート・トラベル・エージェンシー(Airport Travel Agency)という場所で荷物を預かっています。
- 時間:6:00am~11:00pm 毎日
- 料金:スーツケース1個、1時間につき8ドル~10ドル(大きさによる)、24時間20ドルから35ドル(大きさによる) 詳しい料金は公式ホームページhttps://www.airporttravelagency.org/airport-travel-services/をご覧ください。
- 場所:下記地図の青の「Airport Travel Services」
空港での食事
サンフランシスコ国際空港は、レストランやカフェもありますので、乗り継ぎ時間を利用してお食事もできます。
おすすめレストラン・カフェ
ボウディン ベーカリー(Boudin Bakery)
インターナショナルターミナル ゲートA3の近く 毎日4:30am~11:00pm
サンフランシスコ名物のサワーブレッドに入ったクラムチャウダーが食べられるお店です。ナパ ファームス マーケット (Napa Farms Market)
インターナショナルターミナル ゲートG91の近く、ターミナル2ボーディングエリアD 毎日4:00am~11:00pm
北カリフォルニアのオーガニック食材を使ったデリでビーガンやグルテンフリーに対応しています。友和 (Tomokazu)
インターナショナルターミナル ゲートG93近く 毎日8:00am~11:00pm
日本食のお店です。フードコート内ですが、評判は良く日本人も納得する味なので、日本食が恋しくなったら友和をおすすめします。ピーツコーヒー&ティー (Peet’s Coffee & Tea)
ターミナル1、2、3 毎日(店舗によって時間は異なります)
サンフランシスコ・ベイエリアに拠点を置くコーヒーチェーン店です。アルフレッド・ピートという方がバークレーにオープンしたカフェで、スターバックスの創業者はピーツコーヒーをモデルにし、ピーツからコーヒー豆も買っていたという、スターバックス好きもぜひ訪れてみる価値のあるコーヒーショップです。サモヴァ・ティ(Samovar Tea)
国際線ターミナルメインホール 毎日10:00am~9:00pm
紅茶はもちろんのこと、緑茶や烏龍茶、ハーブティなど本格的なお茶が飲めるお店です。
空港内での買い物・ショッピング
ショップのいろいろありますので、時間に余裕がある時はエアトレインに乗って他のターミナルに行ってみるのも楽しいかもしれません。
おすすめショップ
シーズキャンディーズ (See’s Candies)
ターミナル3 ボーディングエリアF ゲート80~90の近く 毎日5:00am~11:00pm
カリフォルニア生まれでサンフランシスコに本社のあるシーズキャンディーズは、全米だけでなく世界中にファンがいるチョコレートを主としたお店です。食べ応えがあり癖になる美味しさのチョコレートは日本では手に入りにくいのでお土産にも最適です。ベイエリア・クラブハウス(Bay Area Club House)
ターミナル3 ボーディングエリアF ゲート82の近く 毎日7:00am~11:00pm
サンフランシスコ周辺のプロスポーツグッズを扱うお店です。日本の新庄剛志選手なども活躍した野球のサンフランシスコ・ジャイアンツとはじめ、アメリカンフットボールのサンフランシスコ・49ers、オークランド・レイダース、バスケットボールのゴールデンステート・ウォリアーズなどのグッズを取り扱っています。100%ピュア(100% Pure)
ターミナル3 ボーディングエリアF ゲート74の近く 毎日6:00am~10:00pm
カリフォルニア生まれの自然派化粧品のショップです。化学物質は含まれずすべて天然素材で作られているだけでなく、環境にも配慮した企業理念は多くの人を魅了し、一度は使ってみたくなるコスメです。サンフランシスコ近代美術館ミュージアムストア(SFMOMA Museum Store)
国際線ターミナルメインホール 毎日9:00am~6:00pm
近代美術館関連のグッズが売っています。サンフランシスコの本をはじめ、トートバッグや文具なども売っています。
休憩
サンフランシスコ国際空港は休憩するのに最適なスポットがいくつかあり、ぜひ長時間フライトで疲れた体を癒せます。
瞑想室(Berman Reflection Room)
国際線ターミナル メインホール(セキュリティチェック前)7:00am~11:00pm
空港とは思えない静かな時間が流れる瞑想室です。瞑想室なのでおしゃべりはもちろんのこと、食べたり飲んだり、仮眠も電話もできませんが、だからこそ静寂なエネルギーで落ち着けます。
瞑想することで心身共にリラックスできるおすすめのスポットです。
椅子が置いてあり、窓からは飛行機が見えます。
ヨガルーム(Yoga Room)
ターミナル3 ボーディングエリアE ゲート69の近く
ターミナル2 ボーディングエリアDの近く
全米でも屈指のヨガの街サンフランシスコらしく、世界で最初の空港ヨガルームです。ヨガの先生はいませんが、ヨガマット、ボルスター、ストラップなど揃っていて、気軽にヨガができます。長時間フライトで凝り固まった体をほぐし、心を落ち着かせ、リラックできるスポットです。
アウトドア・テラス(Outdoor Terrace)
国際線ターミナル ボーディングエリアG ゲート101の近く
のんびりと飛行機を見ながら過ごせる場所です。足を伸ばせるリクライニングチェアがあり、オブジェや可愛いガーデンもあり、リラックスできます。
シャワールーム(freshen up)
国際線ターミナルメインホール 毎日24時間オープン
シャンプーや石鹸、タオルにヘアドライヤーがついた「デラックスシャワー」は30分25ドルです。
宿泊
サンフランシスコ国際空港内には残念ながらホテルはありませんが、10分以内の場所にはホテルがたくさんあり、無料のシャトルバスが走っています。トランジットの時間が長くしっかりと眠りたい場合は、ホテルに泊まり優雅に過ごすのもおすすめです。
体調が悪いときは.....
メディカルサービスを受けられる場所がサンフランシスコ国際空港にはあります。
SFO・メディカル・クリニック
国際線ターミナルメインホール 月曜日~金曜日7:00am~7:00pm、土曜日9:00am~4:00pm
チェックイン
一度空港を出た場合
- 搭乗券を持っていて、荷物も預け済みの場合→そのままセキュリティチェックへ
- 搭乗券を持っているが荷物はまだ預けていない場合→利用航空会社のカウンターへ行き荷物を預けてセキュリティチェックへ
- 搭乗券を持っていない→利用航空会社のカウンターで搭乗券を発券してもらい、荷物を預けてセキュリティチェックへ
セキュリティチェック後は、搭乗口を電光掲示板でチェックし、搭乗口へ向かいましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回はサンフランシスコ国際空港で乗り継ぎの方法と待ち時間の過ごし方についてご紹介しました。空港には、インフォメーションボードがあちらこちらに設置されているので、それを頼りに目的地を探せます。またインフォメーションカウンターが各所にあるので、迷ったり、何かを探していたりする時は、ぜひインフォメーションカウンターに尋ねてみるといいでしょう。待ち時間がリラックス・リフレッシュしてステキな時間になりますように。