イタリアのコンセントタイプは?電圧や変換プラグの注意点まとめ
【イタリア在住者執筆】イタリア旅行を計画中の方必見!日本とは異なるイタリアのコンセントタイプや電圧について、旅行前に知っておきたい基本情報をわかりやすく解説します。
スマホやカメラの充電、ヘアアイロンの使用など、現地で困らないために必要な準備とは?この記事では、変換プラグの選び方や安全に電化製品を使うポイントをまとめました。
これを読めば、旅行中も安心して電化製品を利用できますよ。
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イタリアの電源プラグはCタイプ・SEタイプ・Lタイプの3種類
イタリアでは、Cタイプ、SEタイプ、Lタイプの3種類の電源プラグが使用されています。
それぞれ特徴がありますが、共通してイタリアの多くのコンセントは互換性があり、これらのプラグが全て使用可能な設計となっています。
旅行では、マルチタイプの変換プラグが1つあると便利です。
◾️Cタイプ(ユーロプラグ)
まず、Cタイプは「ユーロプラグ」とも呼ばれる2ピン仕様で、ピンの直径が約4mm。ヨーロッパ全土で広く使われている標準的なプラグです。(※イギリスだけは、BFタイプで違うので注意!)
汎用性が高く、スマホやカメラなどの小型家電で利用されることが多いのが特徴です。
また、イタリア国内だけでなく、韓国やインドネシアなどアジア圏でも利用できるため、海外旅行に便利なプラグと言えます。
◾️SEタイプ
次に、SEタイプはCタイプに似ていますが、ピンの直径や間隔が異なる点で違いがあります。
ピンの直径が4.8mmと太く、Cタイプよりも安定感があります。
このタイプは主にドイツ製の家電や高出力の電化製品で使用されています。
イタリアではSEタイプのプラグにも対応したコンセントが多く見られ、輸入品の家電を問題なく使用できる設計が一般的です。
◾️Lタイプ
最後に、Lタイプはイタリア独自の規格で、Cタイプの2ピンに加えてもう1本ピンが追加された3ピン仕様です。
古い建物や地方の施設で特に見かけることが多いですが、CタイプとLタイプのどちらも使用可能な3穴仕様のコンセントがほとんどの場所で採用されています。
このため、特別なアダプターを用意する必要は少なく、Cタイプがあれば十分対応できます。
自宅のコンセントも、3つのどれでも対応できるような設計です。
変換プラグは日本で用意しよう!
イタリアではこのコンセントの付け替え部分が売られているお店を探すのがなかなか大変なので、忘れない様に日本で用意していきましょう。
Amazonや楽天などのオンラインショップや、家電量販店のトラベルグッズコーナーや、出発の空港内でも購入が可能です。
万が一忘れてしまったら、イタリアのお店で、日本のプラグから変換できるプラグを頑張って探すよりも、タブレットやケータイ電話用充電器などであれば町中にある中国系のお店でポータブルバッテリーを購入するほうが簡単でおすすめです。
一度変換プラグなどは、買っておけば今後海外を旅行する際、何度も使うことができるので便利ですね。
もし困ったときは、ロコタビで相談してみてくださいね!
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イタリアの電圧は230V
日本の電圧は100Vですが、イタリアの電圧は230Vです。周波数は50Hzとヨーロッパ標準に従っています。
以前はイタリアは220Vでしたが、1990年代以降にヨーロッパ各国で異なっていた電圧を統一する目的で230Vとなりました。
項目 | イタリア | 日本 |
---|---|---|
電圧 | 230V | 100V |
周波数 | 50Hz | 50Hz(東日本)/60Hz(西日本) |
コンセント形状 | Cタイプ・SEタイプ・Lタイプ | Aタイプ |
これはヨーロッパ全体で一般的な規格で、日本の電圧(100V)とは大きく違います。
日本から持っていく電化製品を使いたい場合は、電圧の違いに注意が必要です。変圧器が必要な場合があります。
変圧器が必要なのはどんな時?
日本の電気機器をイタリアに持ち込んで使いたい場合、まずはバッテリーの裏側「INPUT」欄に記載に書いてある使用可能電圧を確認しましょう。
「100V-240V」と書かれている場合:世界中どこでもそのまま使えます。変圧器は不要です。
「100V」のみの場合:変圧器が必要です。
電圧に対応していない製品を無理に使おうとすると、ショートしたり故障したりするリスクがあります。ドライヤーやヘアアイロンなど、熱を使う製品は特に注意が必要です。
場合によっては、現地で230V対応の製品を購入するのもアリです
近年、変圧器はかなり軽くなってきましたが、それでも少し重いので、変圧器を用意してまで、持って行きたいものなのか判断する事をおすすめします。
スマホ(iPhone・Android)・パソコンには変圧器は必要なし!
ほとんどの機種が100V-240Vに対応しているため、スマホやパソコンの充電に変圧器は必要ありません。
日本のAタイプのプラグにCタイプあるいはSEタイプの変換プラグを差し込んでコンセントにさすだけです。
ドライヤーやヘアアイロンの使用には変圧器が必要!
日本国内用のドライヤーやヘアアイロンは、イタリアで使用できません。
モーターを内蔵しているドライヤーや電熱器具であるヘアアイロンは、消費電力の2~3倍に対応する大型の変圧器が必要になります。
そのため旅行用の小型の変圧器では使用できないものがほとんどです。
対応策としては以下の3つ。
- 現地のホテルに備え付けられたものを利用する
- 海外対応のもの(日本でも使用可)を購入する
- 現地で購入する
カール用ドライヤーなど、どうしても使用したいこだわりのものがあれば、海外対応と書かれたものを1つ持っておくと良いでしょう。
切り替えスイッチで100-120V/200-240Vの切り替えが簡単に可能です。
イタリアで電源(コンセント)を使って充電できる場所は?
イタリア旅行中、スマホやカメラなどを充電するためにコンセントを使いたい場面がありますよね。
イタリアで充電できる主な場所を紹介します。
ホテル
ほとんどのホテルの部屋には複数のコンセントが設置されています。イタリアではCタイプ、Lタイプ、SEタイプのコンセントが主流なので、変換プラグを準備しておきましょう。
注意点として、バスルームには安全上の理由からコンセントがない場合が多いです。一部のホテルでは、髭剃り用の低電圧コンセントが設置されています。
カフェやレストラン
多くのカフェやレストランでは、テーブルやカウンター付近にコンセントが設置されています。特にスターバックスなどのチェーン店では、充電設備が整っていることが多いです。
利用する際は、店員に「Posso caricare il mio telefono?(私の携帯を充電してもいいですか?)」と尋ねてみてください。
ただし、充電中はデバイスから目を離さないよう注意が必要です。
空港
主要な空港(ローマ・フィウミチーノ空港、ミラノ・マルペンサ空港)では、充電用のエリアが設けられています。
USBポートやCタイプのコンセントが備えられていることが一般的です。空港内のラウンジやゲート近くで、無料で充電できるスポットを探してみてください。
駅
高速鉄道(イタロ、トレニタリア)には座席にUSBポートが設置されていて、Wi-Fiと共に電源が使用できて快適です。
地方路線ではコンセントがない場合もあります。
イタリアで変換プラグや変圧器を忘れてしまったら?
イタリア旅行中に変換プラグや変圧器を忘れてしまった場合でも、現地で入手する方法があります。
ホテルのフロント
多くのホテルでは、変換プラグを貸し出している場合があります。
チェックイン時やフロントデスクで「Avete un adattatore da viaggio?アヴェーテ ウン アダッタトーレ ダ ヴィアッジョ?(旅行用の変換プラグはありますか?)」と尋ねてみてください。
家電量販店
イタリアの都市部には家電量販店があり、変換プラグや変圧器を取り扱っています。
例えば、以下の店舗があります。
Unieuro
ウェブサイト: www.unieuro.itMediaWorld
ウェブサイト: www.mediaworld.it
日本で購入できた方が安心ですが、現地で購入するのもありです。
コンセントが足りない場合は?
旅行中、ホテルの部屋でコンセントの数が足りず、複数のデバイスを同時に充電できないことがあります。
こんなときは、USBポート付きの電源タップやマルチポートUSB充電器を持参すると便利です。
海外旅行対応の製品を選ぶと、電圧の違いを気にせず使用できます。
また、外出先やコンセントが利用できない場所では、ポータブル電源(モバイルバッテリー)が役立ちます。
ただし、イタリアの電圧は230Vで、コンセントの形状はCタイプ、Lタイプ、SEタイプが主流であるため、日本の電化製品を使用する際は、対応する変換プラグと、必要に応じて変圧器を準備することが重要です。
まとめ
イタリアの電圧は230Vで、コンセント形状はCタイプ、Lタイプ、SEタイプが主流です。旅行なら変換プラグはCタイプでOK!
スマートフォンやパソコンなどの充電には変圧器は不要ですが、ドライヤーやヘアアイロンなどの高消費電力の製品を使用する場合は、変圧器が必要になることがあります。
準備万端でイタリア旅行を楽しんでください♪
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