ロンドンではストリートwifiやカフェなど公共施設のwifiが充実しているので、インターネットの接続に困ることはありませんが、どんな場所でもインターネットと電話が使えると大変便利です。
短期間であれば日本の各キャリアが提供する海外プランを利用したり、レンタルwifiを使用したりする手もありますが、今回は長期滞在向けにスマートフォン、あるいは携帯電話を契約する際に役立つ情報をまとめていこうと思います。

イギリスロンドンで携帯電話・スマートフォンを契約する方法

イギリスでお得にスマホや携帯を使おうとした際、考えられる方法は以下の3つでしょう。

1.SIMフリーのスマートフォン用意してSIMカードを購入
2.SIMカードと一緒にスマートフォンを購入
3.フィーチャーフォンを購入

SIMカードとは?

スマートフォンや携帯電話などの端末にはSIMカードと呼ばれる取り出し可能なカードが入っています。このカードが電話番号やその他の個人情報を司っており、これがない、あるいは契約されていない状態だと、その端末はwifiが使える範囲でしか使うことができません。

SIMフリーor SIMロック?

また、端末には「SIMフリー」か「SIMロックがかかっている」かの違いがあります。
「SIMロック」とは、各通信事業者が他のキャリアのSIMカードを使えないように制限をかけていることです。解除は店頭で申し込み(※)をするか、各キャリアのサイトから自分で手続きをすることも可能です。
ちなみにSIMロックの解除は解約とは異なります。つまり、解除をした後でもそのキャリアを継続して使い続けることも可能ですし、他のSIMに乗り換えることも可能になります。
一方で「SIMフリー」の端末であればそのような制限がないので特に事前の手続きは必要ありません。
(※)2015年5月からはSIMロック解除が各キャリアでも義務化されました。
キャリアスマホでも各キャリアのSIMロックが解除できます。

①SIMカードの購入

日本と同様に自前の通信回線を持っている大手キャリアと、その回線を間借りして格安で提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)がありますが、基本的な契約の仕方は同じです。

1.SIMカードの選択

自分に合ったキャリアや内容のSIMを購入します。

2.契約したいプランの選択

  • プリペイド
    プリペイドはイギリスでは「Pay as you go」と呼ばれています。
    キャリアのプリペイドSIMであればTop upで追加料金を払い、続けて使用することも可能です。
    各通信事業社のショップで購入する場合、パスポートなどのIDの提示が求められるので持参して行きましょう。

  • 月払い契約
    月払いでの契約は基本的に銀行口座がないとできません。

イギリスの代表的な大手キャリア

O2
EE
Three Mobile
Vodafone
giffgaff

イギリスの代表的なMVNO

Virgin (T-mobileの回線を間借り)
Talkmobile (Vodafoneの回線を間借り)
BT mobile  (Vodafoneの回線を間借り)

注意

SIMフリーの端末にSIMカードを入れた際には通信を行うための設定が必要です。
アクセスポイント(APN)の設定と言います。
ショップなどで購入した際は店員さんがやってくれますが、
そうでない場合自分でやらなければならないので注意が必要です。
≪参考≫
・iphone:設定>モバイルデータ通信
・Android:設定>無線とネットワーク>モバイルネットワーク

②スマホ本体を購入

appleなどでSIMフリーのiPhone本体だけを購入し通信事業者でSIMカードを買うか、通信事業者のショップなどでスマートフォン本体を購入するか、の二通りに分かれると思います。
どちらにせよイギリスでスマホ本体を買うのは、ポンド安に伴う値段調整もあり、基本的に日本のものより割高になります。
スマホ端末本体を少し安く買う方法として、「Refurbished Phone」と言われるスマホを購入する方法もあります。
こちらはリターンポリシーに沿って返却されたほぼ新品同様のセカンドハンドのスマホのことです。

③フィーチャーフォンの購入

今年イギリスでは、フィーチャーフォン(日本でいうところのガラケー)の売り上げ成長率がスマートフォンのそれを上回ったというニュースが少し話題になりました。
ということで時代の流れに乗って(あるいは逆らって)フィーチャーフォンの購入というのも一つの手でしょう。

まとめ

この記事を参考に、ぜひ自分のスタイルにあった携帯電話を選んでください。