オアフ島(ハワイ)の旅行ガイド情報

ハワイ・ホノルル(オアフ島)の治安・安全対策【2020年最新】危険エリアマップ・犯罪トラブル情報

【ハワイ・ホノルル(オアフ島)在住者執筆】
ハワイ旅行前に気になる治安の最新情報を徹底解説!治安の悪い地域のマップや被害にあいやすい犯罪と対策、トラブルの対処法、とくに女性が気をつけたい犯罪をまとめました。日本人が多く、安全だと思われがちなハワイですが、観光客を狙った犯罪のターゲットにならないように、しっかり安全対策をして楽しい海外旅行にしましょう!

【2020年】ハワイ・ホノルルの現在の治安は?

世界有数のリゾート地であり、日本人にも人気の高いハワイは、治安が良いイメージをお持ちの方も多いと思います。
しかし過去に起きた例をみると、夜間・日中問わず、男女問わず、観光客が被害にあった事件は数多くあります。
ハワイもアメリカの州のひとつであるため、多くの市民が拳銃を所有しており、銃器を使った犯罪も毎年数十件発生しているそうです。
最近では、凶器を使用した強盗事件も増えており、やはり日本にいるのと同じ安全意識では危険です。

FBIの2018年の犯罪発生統計によると、ハワイ州における凶悪犯罪及び財産犯罪の発生総数は44,304件であり、前年より335件増加しています。
全米内(52地区)の犯罪発生率を低い順番で並べた場合、ハワイ州は、凶悪犯罪については14番目ですが、財産犯罪は43番目とかなり発生率が高いことが伺えます。
2019年9月~12月の間に、在ホノルル日本国領事館に届けられた犯罪被害件数は、42件あり、車上狙い(17件)、置き引き(12件)、ひったくり(8件)の被害が多かったようです。

◆参考:在ホノルル日本国領事館・海外安全対策情報

気候の良いビーチリゾートでは、開放的な気分で満喫したいところですが、海外旅行であることを忘れずに、危機管理および安全対策を講じる必要があります。

ハワイ旅行前に準備しておきたいこと

ハワイ現地の情報を確認しておく

ハワイ渡航前に外務省の海外安全ホームページで、現地情報を確認し、下記のマニュアルも一読しておきましょう。

◆参考:在ホノルル日本国領事館・安全の手引き(ハワイ安全マニュアル)

外務省・たびレジに登録しておこう

外務省が運用するメールサービス「たびレジ」に登録すると、渡航先の安全情報や緊急速報が日本語で送られてくるので、便利です。
登録した情報が安否確認にも利用されるため、ハワイ旅行前にも登録をおすすめします。
たびレジの登録

パスポートなどをコピーしておく

万一の被害に備えて、パスポートのほかカード類等もコピーをとっておきましょう。

海外旅行保険に加入しよう

クレジットカードに海外旅行保険が付帯されていることも多いですが、保障が十分でないことが予想されます。
医療費が高額で有名なアメリカであるハワイも、医療費は非常に高額です。
手術を受けたりするような事態になれば、1千万円を超えることも普通にあります。
現在は、ネット上でお得な価格で加入できる海外旅行保険もたくさんあるので、万が一に備えて加入しておきましょう。

ハワイ(オアフ島)全域で旅行者が注意したい犯罪・トラブル

ひったくり・置き引き・車上荒らし

観光に夢中になっているとき、買い物に疲れてひと休みしているときなど、気がゆるんだ一瞬の隙を狙われます。
ターゲットとならないよう、できるだけ複数で行動して、バッグは斜め掛けや自分の前に持つなど工夫をしましょう。
また、車上荒らしではレンタカーが狙われやすいです。
車の外から見える場所に荷物やバッグは置かず、貴重品は必ず持ってでましょう。施錠確認は入念に行ってください。
ビーチに行く際は持ち物は最小限にし、パスポートなどはホテルのセキュリティーボックスにしまっておきましょう。

ホームレス・薬物・アルコール依存者

ハワイ州はホームレスが急増していて、さらに薬物依存やアルコール依存者も多くいます。
旅行中、ホームレスから現金や食べ物などの施しを求められるかもしれません。
中には、1ドル札を渡したのにもかかわらず足りないと攻撃的に暴言を吐かれる場合もあるため注意です。
また、観光客もよく利用するthe Busのバス車内でナイフで切りつけられる事件が起きたり、周りにたくさんの人がいる昼間であってもドラッグユーザーに公園やビーチで突然暴力をふるわれる事件などが起きています。
被害に合わないためには、夜間や早朝の出歩きを避けることはもちろん、怪しい動きをしている人には日中であっても近づかないようにしましょう。

ハワイ(オアフ島)人気エリアで多いトラブルと注意点

ワイキキの治安・多いトラブルと対策

ハワイを象徴する観光地ワイキキでは、募金詐欺やオウムを勝手に肩に乗せられて記念撮影し、お金を要求されるような観光客・旅行者をターゲットとしたトラブルにも気をつけましょう。
これらの対策としては英語が分からないふりをしたり、「No, thank you.(ノーサンキュー)」と一貫して断ることが大事です。
また、勝手にオウムを乗せられた場合も、サービスだと勘違いせずに写真を撮らないようにしましょう。

アラモアナの治安・多いトラブルと対策

アラモアナショッピングセンター山側にあるケアモク通り(Keeaumoku st)はコリアンタウンがあり、人気レストランなど賑わっていますが、夜間はかなり暗く、小道に入ると人通りもありません。
また風俗店なども多くあります。
ドラッグの売り買いなどのやりとりがされていることもあるようです。
店からホテルまでは車移動をするなど夜間に出歩くことがないようにしましょう。

カカアコの治安・多いトラブルと対策

ストリートアートで有名なカカアコですが近年開発が進んだエリアで、ホームレスが多いです。
2018年には人気アートがある公園の公衆トイレで日本人観光客の男性が暴行を受けるショッキングな事件がありました。
集団で行動すること、少しでも怪しい行動をしている人物には近づかないようにしましょう。
また歩道がない場所も多く、アートを見回る際は車にも注意しましょう。

ダウンタウン(チャイナタウン)の治安・多いトラブルと対策

ビジネス街であるダウンタウンは平日の日中は人で賑わっていますが、夜間はほとんど人がいません。
ダウンタウンの中でも特に夜間のチャイナタウンは治安が悪いと言われていてローカルの人も出歩きません。
観光する場合は日中、夕方前までに済ませておきましょう。

ハワイ(オアフ島)で治安の悪い場所と注意点

旅行者が観光で行く機会は少ないかも知れませんが、コストコがあるカリヒはホームレスやドラッグユーザーが多く、バスや歩きで観光するのはおすすめしません。
また、オアフ島西側のワイマナロ、東側のワイアナエはローカル以外がターゲットにされやすく犯罪が多い地域で、ハワイ在住者でもできる限り近づきません。
間違えてもレンタカーした高級車でビーチなどを訪れないようにしましょう。

女性が気をつけたいトラブル・犯罪と安全対策

ハワイでは、女性旅行者を狙った犯罪(性犯罪・詐欺など)も少なからず発生しています。
性犯罪の被害にあわないために、女性は治安の悪いエリアにはなるべく近寄らず、夜間の一人歩きや女性だけのグループで行動すること、よく知らない人からの誘いには注意しましょう。

  • なるべく治安のよいエリアのホテルに宿泊する。
  • 夜間の外出のときは、タクシーを利用する。
  • 夜間の一人歩きは絶対に避ける。
  • 脇道など人通りの少ない道は歩かず、大通りを歩く。
  • 見知らぬ人の誘いには乗らず、人気のないところにはついていかない。
  • 会話が弾むことがあっても気を抜かない。
  • 泥酔しない。
  • 高級すぎたり、セクシーすぎる目立つ服装は避ける。

ハワイ・ホノルルでトラブルにあったときの対処法

警察・救急車を呼ぶときは「911」

ハワイでは、警察・救急の緊急電話番号は、どちらの場合も「911」です。
ワイキキには交番のような警察署もあるので、そちらに直接訪れることもできます。

ホノルル警察 ワイキキサブステーション
住所: 2425 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815
電話番号: 808-529-3801

パスポートのトラブルは日本領事館へ

パスポートの盗難・紛失にあった場合、ポリス・レポートの入手が必要です。
最寄りの警察でパスポートの盗難(紛失)について届出を行い、ポリス・レポート(届出を受け付けたことを確認する書類)の発行を受けて下さい。

在ホノルル日本国総領事館

現地での緊急連絡先

思わぬ事態に遭遇した場合は在ホノルル日本国総領事館の「領事班」へ連絡して下さい。
週末・休日を含め、緊急時のための24時間対応可能な電話システムを導入しています。
◆在ホノルル日本国総領事館・領事班電話番号:(808)543-3111

クレジットカード紛失時の連絡先

【米国内連絡先】

  • アメリカンエクスプレス:1‐800‐766‐0106/1‐800‐866-8630
  • VISA:1‐800‐635-0108
  • Master Card:1-800-307-7309
  • JCB:1-800-736-8111

ハワイ・ホノルルの治安まとめ

  • 貴重品はしっかり管理する(ホテルのセキュリティーボックス活用)
  • 空港、ホテル、レストラン、ビーチなどでは手荷物から目を離さない
  • 多額の現金は持ち歩かない
  • 夜間は一人で出歩かない
  • 人気のない薄暗いところには近寄らない
  • 車内に荷物やバッグを放置しない

上記のことに気をつけるのはもちろん、ハワイ旅行を安心安全に楽しくすごすためにも事前に危ない場所や事件の被害事例を知っておくことが大事です。
楽しい海外旅行にしましょう!

今回はハワイ・ホノルルの治安についてご紹介しましたが、心配事があるときはロコタビのサービスを使って、ハワイ・ホノルル(オアフ島)在住日本人のロコの助けを借りるのもおすすめです。
Q&Aは無料なのでぜひ活用してみてください。