マカオの旅行ガイド情報

マカオのバス乗り方ガイド~路線図、料金、おすすめ観光ルート

【2020年最新情報】旅行中に地下鉄やタクシーは気軽に利用できても、バスは難しいと思うことはありませんか? マカオの市内バスは路線が非常に充実しているので、乗りこなせると旅行中の移動が便利になります。今回は、バスを乗るときに欠かせない路線図や、バスの種類と料金体系、具体的な乗り方をご紹介します。


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マカオのバス事情

マカオの公共バス(澳門公交)は約90系統と路線が非常に多く、マカオ半島、タイパ、コタイ、コロアンといったマカオの各エリア間をカバーしているため、マカオ市民にとって欠かせない交通機関となっています。

マカオのバスには以下のようなメリットがあり、旅行者にとっても便利でおすすめの移動手段です。

マカオ公共バスのメリット

  • タクシーに比べて運賃が安い
  • 運行間隔も比較的短い
  • 深夜の運行もある

路線が多くて複雑なので、旅行者にとってはハードルが高そうですが、そんなことはありません。使いこなせば人気の観光スポットにも簡単にアクセスすることができるので、ぜひこの記事を参考にして乗り方をマスターしてください。

⇒【関連記事】マカオのタクシー乗り方ガイド~料金・ぼったくり対策

バスの種類と料金


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マカオの路線バスはTransmacTCMという会社で運行されていますが、どちらも運賃は一律6パタカ(約80円)となっています(支払いは香港ドルでも可)。

「マカオ・パス(澳門通)」と呼ばれる交通カードを利用すれば、半額の3パタカで利用できます。
しかし、カード初回購入時にデポジット+初回チャージ分として130パタカ(約1,800円)がかかるので、短期滞在の方にはあまりおすすめしません(マカオパスの詳細については後述)。

ホテルの無料シャトルバス

マカオ市内で運行されているバスの中には、各ホテルやカジノが運行している無料のシャトルバスもあります。
運行間隔が5~20分で、便数も多く、ホテル宿泊者でなくても乗車できるので、空港やフェリーターミナルからマカオ中心部に行くとき(またはその逆)に便利です。

以下に無料シャトルバスを運行している代表的なホテルと、主要な発着場所をまとめましたので参考にしてください。

無料シャトルバスを運行しているホテル一例

シャトルバスの主要な発着場所

  • マカオ国際空港:コタイエリアにある空港
  • マカオ・アウターハーバー・フェリーターミナル:マカオ半島にあるフェリーターミナル
  • タイパ・フェリーターミナル:コタイエリアにあるフェリーターミナル
  • ボーダーゲート:中国・珠海からマカオに入国するゲート

バスの路線図・時刻表


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マカオ公共バスの路線図は、こちらの主要な停留所が記載されたマップをご参照ください。観光案内所でも同様の地図を入手することができます。
各路線の停留所を調べたい場合は、マカオ交通事務局公式HPにあります。

実際にルート検索する際はGoogleマップがおすすめ。発着するバスの番号や到着予定時間を確認することができます。
ただし利用にはインターネット接続が必要です。マカオでのインターネット利用については下記の記事をご参照ください。

⇒【関連記事】マカオ旅行中のWIFI利用方法~レンタルWIFI・現地の無料WIFI情報

ルート検索アプリ

専用アプリを使えば、各路線の停留所や現在地の最寄りのバス停を検索することもできます。オフラインのマップ機能もついているので、旅先でネット環境がなくてもマップを見ることができて便利です。

  • 巴士報站(交通事務局 DSAT (Transport Bureau of the Macao S.A.R.))
  • Macau Bus Guide & Offline Map

バスの乗り方・降り方


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次にバスの乗り方についてご説明します。料金は先払い制ですが、基本の乗り方は日本の路線バスと同じです。

1. バス停で待つ

バス停には上の写真のように標示柱があります。停留所の名前や、バスの番号、運行ルートなどが書かれているので確認しておきましょう。
バスが来たら、車体の前面に表示された行き先や番号が合っているかを確認して、手を挙げて止めます。

2. 乗る・支払う

バスは前方のドアから乗り、乗車する際に運賃を支払います。
現金であれば6パタカを運賃箱に入れ、マカオパスを使用する場合はカードを読み取り機にタッチします。
コインで支払う場合、お釣りは出てこないので、あらかじめ小銭を準備しておきましょう。

3. 降りる

車内前方に次の停留所が表示されているので、目的地の停留所に近づいたら車内にある降車ブザーを押します。
バスが停車したら、後方のドアから下車します。混んでいる場合は前方から降りてもOK。

交通カード「マカオ・パス」


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マカオ公共バスでは、前述の「マカオ・パス」という交通系ICカードが利用できます。

  • 値段:130パタカ(カードデポジット分30パタカ+初回チャージ料金100パタカ)
  • 販売場所:コンビニ(セブンイレブンなど)やマカオパスサービスセンター(澳門客戸服務中心)
  • ウェブサイト:マカオ・パス公式HP(中国語)

運賃が半額になるのでお得ですが、上記の初期費用がかかり、2ヶ月以内の返却は手数料がかかるため、短期旅行者にはおすすめしません。
マカオに2週間以上滞在する方や、滞在中にバスをたくさん使う予定がある人は、マカオパスの購入を検討すると良いでしょう。

ちなみに、香港の交通系ICカード「Octopus(オクトパス)カード」は、マカオの交通機関では利用できません。現在は、一部のカジノショッピングモール内の店舗とファーストフード店のみ利用可能となっています。

バスで行けるおすすめの観光スポット


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以下に公共バスでアクセスできるマカオの観光スポットをまとめました。
バスに揺られて街の風景を眺めながら、のんびり観光するのもいいかもしれませんよ。

観光スポット バス路線番号
セナド広場 M134 新馬路/永亨バス停:
3、3X、4、6A、8A、18A、19、26A、33、101X、N1A
マカオ・タワー M182 旅遊塔/行車隧道バス停:5、5AX、26、N2、
M178 立法會前地バス停:9A、23、32
聖ポール天主堂跡 M141 營地大街バス停:18
M201 白鴿巢前地バス停:8A、18、18A、18B、19、26
M201 白鴿巢總站バス停:17
二龍喉公園(東望洋灯台) M150 得勝斜巷バス停 : 6A、28C、H1
M72 陳瑞祺中学バス停: 17、28C
M46 鮑思高球場バス停 : 2、2A、5X、6A、12、17、18、18B、22、23
タイパ・ハウス・ミュージアム T315 氹仔CEM貨倉バス停:
15、21A、25、50、50B、56、N2、N3、N5、N6
タイパ島・官也街 T320 氹仔官也街バス停:11、15、22、28A、30、33、34
ハクサ・ビーチ C669 黑沙海灘バス停:15、21A、26A

また、マカオにはゴールドスパークマカオツアーズ社(金亮澳門旅運有限公司)が運行している「オープントップバス」という2階建ての観光バスもあります。詳しくは、マカオ政府観光局の紹介サイトをご参照ください。

【番外編】マカオ⇔香港間バス移動


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最後に番外編として、2018年に完成した香港・マカオ間の「港珠澳大橋(こうじゅおうおおはし)シャトルバス」をご紹介します。
今まで香港・マカオ間の移動はフェリーの利用がメインでしたが、港珠澳大橋の開通によって、フェリーの半額の料金で行き来できるようになりました。

料金は日中は65香港ドル、夜間は70香港ドルで、移動時間は約30分となっています。
マカオ市内からバスターミナルのある「澳門口岸」までは、公共バス「101X」「102X」の各停留所からアクセス可能。

また、香港市内とマカオの人気ホテルを結ぶ「ONEBUS」という直通バスもあります。
香港からマカオ入りする場合や、マカオから香港に行く場合にぜひ利用してみてください。

まとめ

マカオは小さな国ですが、徒歩で移動するのはなかなか大変です。バスやタクシーなどの交通機関を乗りこなして、快適かつ効率的に旅行できると良いですね。

マカオのバス事情についてもっと詳しく知りたい方は、現地在住の日本人(ロコ)に無料で質問・相談してみましょう!