ミディジョブ以上の所得税について
moomooさん
初めまして。ワーホリでドイツに滞在している者です。
アルバイトの税金について質問があります。
4ヶ月前から日本食レストランで働き始めたのですが、給与明細(といってもタイムカードがないので手書きの自己申告時間に時給をかけているだけのものです)を確認すると毎月所得税が全く引かれておらず、手取りの状態で給与をいただいています。経営者から全く税金に関して説明がなく、給与も銀行振込でなく現金支給なのですが、税金が全く引かれていないということってあるのでしょうか?
私の給与ですが、毎月450ユーロ以上〜700ユーロ程度所得があるので税金が発生すると思うのですが、今の勤務先が給与から税金を差し引いて無い場合は自分で納税の手続きをしないといけないのでしょうか?
無知で申し訳ありませんが、ご教示頂けますと幸いです。宜しくお願い致します。
2016年12月17日 8時35分
りっちゃんさんの回答
始めまして。
わたしのわかる範囲でお答えします。
ただ、わたしは税金の専門家ではありませんので、最終的な判断はご自身でお願いいたします。
まず、一番いいのは経営者、マネージャーに確認することですが、それができない、しづらい職場環境であるとお察しします。
税金が発生しないのは、ご存知の通りミニジョブの450€/月までです。しかし、現金手渡しをしている時点で、経営者がなんらかの形で脱税をしている可能性が高いです。
さらに、印刷された正式な明細書をもらっていないのであれば、moomooさんのことを従業員(ミニジョブやミディジョブを含めた)としてお店が委託している「Buchhaltung」という税理士に登録していない可能性もあります。
ミニジョブ従業員として登録したうえで、450€以上を手渡しするのも脱税で違法ですが、ベルリンにこのような飲食店は多いと聞きます。
さらに、ミニジョブ登録せずに現金手渡しはかなり悪質であるといえます。ミニジョブ登録自体の手数料等は経営者が負担するものですが、数十ユーロで大した額ではないと聞きます。それを節約し、従業員を不安定な「Schwarzarbeit」違法就労状態で働かせているのです。
万が一、抜き打ちのコントロール等が入った場合に、経営者だけでなくmoomooさんご自身も責任を問われる可能性があります。
また今後、なんらかの形でドイツで就労していたことを証明したい場合に、一切証明できないことになります。
ワーキングホリデーの方はドイツ語ができない引け目や、ドイツの法律を知らない、どうせ1年で日本へ帰るので法的に訴える等の手間を避けるなどの理由で、足元を見る悪質な経営者は確実に存在します。
ちなみにきちんと登録されたうえで、ミディジョブ(850€/月まで)であれば、フルタイムよりは低いですが税金がBuchhaltungから天引きされて支払われます。それらの明細を任意で確定申告すれば、場合によっては税金が返ってくるという仕組みです。
経営者に確認しにくければ他の同僚に明細をもらっているかなどを聞いてみると、
そのお店の経理事務の状況が見えてくるかもしれません。
売り上げが毎月厳しい小さな飲食店で、そのような税金を節約しないと潰れてしまう等の事情がお店側にもあるのかもしれません。
しかし、たとえSchwarzarbeitであってもmoomooさんにきちんと説明していない時点で、あまり誠実な経営者でない印象を受けざるを得ません。
2016年12月18日 2時5分
この回答への評価
非常に聞きづらいかったですが経営者に聞いてみました。
税理士に聞いてみないとわからないという回答ですが、わかり次第教えてくれるそうです。
勤務当初はしばらくしたら教えてくれるのだろうかと思っていましたが、何も言われずここまで来てしまいました…後で何かあったら嫌なので動いてみてよかったです。
雇用者が説明をしない時点で不信感を払拭できませんでしたが・・
ご回答いただきありがとうございました。
2016年12月18日 9時10分
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