マニランさん

賃貸契約書の翻訳について

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マニランさん

こんにちは。
今回フィリピンでマンションの賃貸契約し住む事になりました。
契約に当たり日本語への翻訳をお願いしようと思います。

翻訳の前に基本情報として知識が欲しいのですが、賃貸契約でフィリピンと日本での習慣の違いや注意点を教えて頂けますか?
頂いた情報を元にフィリピン人にも相談してみたいと思っています。

2016年10月12日 4時17分

ブルースさんの回答

マニラ在住のロコ、ブルースさん

おはようございます。

先月マニラの不動産賃貸に関して下記の情報を依頼者に提供しましたのでご参考までに。

契約書の翻訳につきましては1ページ3,000円で承っています。

杉浦

1. メトロマニラの不動産賃貸の契約条件
物件の人気度、設備、築年数や立地などによって契約条件はだいたいA,B,Cクラスに分けられます。

Aクラス- 1年間の家賃および預託金2か月分の合計14ヶ月分を一括前払いで
      契約。
Bクラス- 家賃2か月分の預託金と前家賃約2ヶ月分を前払いし、残りの10ヶ月
      分はPDC(先付け小切手)を差し入れて契約。
Cクラス- 預託金2ヶ月分および前家賃1ヶ月を現金で前払いし、毎月の家賃を現
      金又は家主の銀行口座への振り込みで家主に支払う契約。

「Aクラス」はマカティの駐在員向け高級コンドミニアムや高級ビレッジの一軒家のほとんどがこれに当てはまります。 コンドミニアムであればジム、プール、受付、24時間警備、会議場、幼児プレイルームなどが完備した物件です。

「Bクラス」はマカティであればシティランド(CITYLAND)などの中級コンドミニアムが当てはまります。大抵警備員はいますが、必ずしも付帯設備は整っていません。家賃は最低でも2万ペソぐらいです。

「Cクラス」は比較的下町のアパートに近い物件で、プールやジム、受付もないような物件で、中には4,5階建てでもエレベータもない物件もあります。治安の面からあまりお勧めできません。しかし、どうしても収入や予算の関係で家賃の支払いが1万ペソ前後を希望される方には向いています。

<先付け小切手>
Bクラスの物件を契約する際に必要なPDC(先付け小切手)ですが、外国人登録証がない限り外国人が小切手を銀行で発行して貰うのは現在不可能です。 時々ビザなしでも口座開設された方もいるとお聞きしますが、将来問題になることもあるのでお勧めできません。その場合、以下の方法があります。
  
1)1年間分の家賃と預託金を現金前払いで契約してしまう。
  仮に1ヶ月の家賃が2万ペソであれば総額26万ペソ(敷金2ヶ月を含
  めた14ヶ月分として)を1年分として前払いしてしまう方法。
2) 不動産仲介業者を通して家主と交渉をし、3か月か6ヶ月分を現金で支払い
  残額は銀行口座を開設できた時点でPDCを差し入れる。
3)銀行口座開設まで短期コンドホテルなどに宿泊する。
口座開設まで敷金なしに滞在できるアパートを利用し、口座開設できてから物件を確定する方法。
4)親しいフィリピン人の名義を借りて不動産契約する。
  フィリピン人であればPDCは簡単に銀行で作れます。

<その他の注意すべき点>
・ 入国管理局の指導により、一部のコンドミニアムでは長期滞在ビザのない外国
  人旅行者は契約が出来ない状況です。
・ フィリピンでは借りる側が支払う礼金はありません。それから借りる側につく
仲介業者に支払う紹介料もありません。家主の代理となる仲介業者が借り手をつれてきた業者と折半するのが慣習になっています。 物件によっては、家主側の仲介業者が折半をさけるために借りて側に仲介業者が付くことを許可しないこともあります。
・ 物件を見学した時に即決しない場合、その物件を確保するために予約金が要求されることがあります。通常は家賃の一か月分で、決定まで2週間から1か月の猶予が与えられます。万が一、予約をキャンセルしても予約金は戻ってきませんので気を付けてください。
・ Aクラス、Bクラスの物件のほとんどは家具付きですが、中には家具がついていない物件もあります。見学の時にどの家具が付帯されるか確認することが賢明です。
・ 家賃に管理費や光熱代が含まれるか契約書で確認しましょう。
・ 契約期間の途中で解約する場合、前払いした家賃が戻らない場合がありますので、賃貸契約の内容を注意深く確認する必要があります。保守維持費についてもどこまで含まれるか確かめましょう。

2016年10月18日 11時12分

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