フランス大統領選挙の結果についてドイツ在住者の感想を聞かせていただけないでしょうか
Yutakaさん
今回のフランス大統領選挙は、ルペンとマクロンの決選投票になるなど最後まで目が離せない状況になり、結果マクロンが勝利しましたが、今までこれほどまでに日本でフランス大統領選挙が注目された事はなかったと思います。
イギリスはEU離脱、アメリカはトランプを大統領にする選択をしましたが、今回のフランスでの大統領選での結果をうけて、現地の反応や状況はどうでしょうか?
実際に現地に住んでいる人の目線として、今回の選挙の結果や今後の自国への影響についての感想を頂けると嬉しいです。
また、今回の現地でのニュースに関して、よく理解するための参考サイトや記事のURLなどあれば教えて頂けると大変参考になります。
よろしくお願いします。
2017年5月8日 12時31分
ume42さんの回答
Yutakaさん
何が原因で急に日本でフランスの選挙に興味を持っているのでしょうか?アメリカに対しては別ですが、ヨーロッパに関する興味はかつて無かった様に思われますが、、、。 国民の目先をほかの方に向けたい政府の工作ともかんぐりたくなります。
さて今回のフランスの選挙結果はここベルリン(どいつ)でも多く語られてますが、今日の第一のテーマは、シュレースビックホルシュタインの州選挙結果です。意外な結果の為 今後の政権工作の方向が注目されております。
二番目の話題となってしまったフランスの選挙結果は、 ドイツ政府と国民の多数者の思惑道理でポジティブに報道されてます。ドイツでのフランスとの関係は密接で、かつEU連合国中で最大の経済関係を持ち非常に重要な国となってます。ドイツ国内でも他のヨーロッパ諸国同様ポプリスムスな政党も力を増し、 それに加え脱 EU のイギリスに続くであろうギリシャやイタリア等の候補者も待機中でも有りフランスの極右翼政党の勝利はEUの破壊を招くと怪訝されてました。マクロンの勝利により取り敢えずEUが生き延びられそうですが、 現状維持では無い違った内容のEUでなければ成らないとの声も聞こえます。ドイツでの今年行われる首相選挙に置いて、元EU 議会議長を務め SPD社会党の候補者で有るマーティン シュルツが勝てば、彼の経験を活かした南ヨーロッパの国々も多いに協賛し共に活動できるEUが出来るのではとの声も少なからずです。日本も同様ですが、経済状態が思わしくない時期は国民の政治意識が衰退し、変化への恐怖から考え方も保守的となり極右翼の政治をやり安くなる傾向です。独裁政治が日本に劣らずロシア、トルコ、 アメリカ等でみられる今日この頃ですが、敏感に進んで行く方向を見極めて政治に参加して行く事を考えているドイツ市民かと思います。特に若者の政治意識は日本より高いと思います。
全ての見解は、当方の日常生活からの印象と体験に寄るものです。違った環境や年齢に寄っては、又異なる見解の方もお有りかとも思います。
お役に立てれば幸いです。
ベルリン
Ume42
2017年5月9日 0時47分
この回答への評価
大変詳しい回答ありがとうございます。大変参考になりました。
今まで世界に関心のなかった日本人が、世界に目を向けざるおえない程の状況になってきてるなかなと考えています。
2017年5月10日 9時35分
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