CC-Melonさん

本場イタリアの料理について

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CC-Melonさん

イタリアのパスタには日本のような「和風醤油パスタ」「たらこパスタ」「明太子パスタ」「うにのパスタ」などのバリエーションは存在するのでしょうか?
また、日本でよく知られている”ミートソース”は本場イタリアだと”ミートソース”とは表現せず、ボローニャ地方発祥の独自名称で”ボロネーゼ”と言われるそうですが、イタリアではミートソースとボロネーゼは同じ扱いですか?
個人的にはミートソースはトマトソースがメインでタマネギや挽き肉を炒め合わせた物、ボロネーゼはトマトピューレにミンチや赤ワインを炒め合わせた物と勝手に認識しております…

ピザに関してはイタリアのピザは生地がものすごく薄いと聞いた事があるのですが、日本のピザのように分厚めのピザは存在するのでしょうか。

現地の方は本場イタリアの飲食店のイタリアメニューと日本の飲食店(サイゼリアやジョリーパスタ)などのイタリアメニューとでは何か違うものがあると思いますか?

2020年2月6日 15時56分

もんぶらんさんの回答

ローマ在住のロコ、もんぶらんさん

日本はあらゆる国の料理を取り込んで、日本人の口に合うように創作するのが日本の風習です。
が、イタリアはそのような風習はありません。

醤油はアジア発祥の調味料ですので、イタリアのスーパーで売ってはいますが、イタリアンレストランで醤油を使う事はありません。

また、イタリアは地中海に囲まれた国ですので、海に囲まれているとはいえ、外海ではない(つまり、海流のない海)ので、新鮮な魚でも海流のある海で育った魚ではないのであまり美味しくありません。美味しい魚は外洋から輸入される魚ですので、当然コストも高いですし、冷凍が必要になります。

また、イタリアにはたらこ、明太子、いくらはありません。
うにはあるとは思いますが、レストランで見たことはないです。

また魚卵パスタを食べたいなら、からすみパスタなら食べられますが、海に近い地域もしくは魚屋さんが経営しているレストランでない限りあまり見かけません。

ミートソースに関しては、ボロネーゼはボローニャが発祥ですのでこのように呼ばれています。
基本、ミートソースはラグと呼ばれていて、ひき肉、ベーコン、玉ねぎ、人参、セロリ、その他香草などを炒めて、生のトマトでじっくり煮込みます。トマトピューレは使いません。
また赤わいんの代わりに白ワインを使用する地域もあります。

ちなみに、ミートソーススパゲッティは、Spaghetti al ragù といいます。
ボロネーゼはボローニャ地方で通用しますが、他の地域ではボロネーゼはないけどラグならあるよ!と言われると思います。でも同じことです。

ピザで有名な地域はナポリです。
ナポリのピザは親指ほどの厚みがありますよ。
しかし、どの地域もピザ屋は薄い生地のところもあれば厚めの生地のところもあります。
ピザ屋も生地から作るので、オーナーの好みの生地で提供しているのではないでしょうか。

本場イタリアレストランのメニューは、
・Aantipasto(アンティパスト)→前菜(ブルスケッタ、生ハム、チーズなどの軽いもの)
・Primopiatto(プリモピアット)→パスタ、リゾット、スープ類
・Scondopiatto(セコンドピアット)→肉料理、魚料理
・Contorno(コントルノ)→野菜の付け合わせ
・Dolce(スイーツ)
です。
好きなものをオーダー出来ますが、一度に提供されるのではなくこの順番で出て来ます(セコンドピアットとコントルノはセットで来ます)。
食べ終われば、次の料理が運ばれて来ます。

サイゼリアやジョリーパスタのメニューは日本人が考えた独自のデザインですので、イタリアのメニューとは全く違うと私は考えます。

2020年2月6日 18時14分

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