ビザの種類について調べています
プケコさん
現在パフォーミングアートとフィルミングに関する勉強している娘が、近い将来UKでミュージカルの勉強やそれにかかわる仕事をしながら生活してみたいと考えています。その際に必要なビザの種類について詳しい方がいらっしゃったら教えてください。勉強するなら学生ビザ、仕事をするならワークビザやワーキングホリデービザと言う感じなのでしょうが、本人はビザのことを気にせず長期間の腰を据えてじっくり道を究めたいと考えているようです。
娘がそういうことを言い出すずっと以前に、人伝いに「自分の家系にUK出身者がいれば、長期間での勉強や就労が可能で、希望すればそのまま市民権も取れるビザ」があるという話を聞いたことを思い出しました。その時は自分には無関係の話だったので、なんとなく記憶に残っているだけでうる覚えなのですが、実際そのようなビザがあるのでしょうか?もしあるとしても、そのビザの正式な名称が分からず、ネット検索してもなかなかそういった情報に辿りつけません。
私の周りにいるUK出身者の知り合いに訊いても、やはり自分たちには必要のないものだからか、首をかしげるばかりで誰も詳しく知りません。そのビザがどういった種類のもので、どういった申請条件があるのかについても分かる方がいらっしゃったら、簡単で結構ですので教えていただければありがたいです。よろしくお願いします。
2020年5月22日 16時48分
MrPoirotさんの回答
プケコさん
一番正確なのは、http://www.gov.uk/visas-immigrationですが、在日イギリス領事館のWebにもビザの案内があるようです。一般的には、イギリスの入国管理は厳格です。配偶者ビザというのはありますが、肉親でも簡単にビザは取得できません。「人伝いに」とお書きの部分は、全くナンセンスで、かつてのイギリス植民地の国でのことかなんかでしょう。なお、UK出身者というのは、国籍とかVisaのことを扱うには不正確すぎます。
あまり難しい用語を使わずに状況を説明しますと、学校でも仕事関係(例えば駐在)でもVisaには有効期間があります。従って、日本人が「ビザのことを気にせず長期間」というのは、実体面であり得ません。学生ビザでは、原則働けません。学校も、かつてのように語学学校の看板を隠れ蓑のように使うというのも現在では困難で、入学資格がきちんとした学校しかVisa取得できなくなっています。
イギリスで働くには有効なVisaがまず必要なので、無職の状態では観光ビザですから、収入を得られません。手続きが簡単なWorking Holidaysは期間が短く、生活経験をしてみるという目的にはいいですが、長期的展望は難しく、その間にビザ取得をして貰える働き口を探すことになります。よくあるのは、日系のレストランで働くということのようです。
ビザ以外に、生活コストも気にかけておいて下さい。ロンドンの住宅コストはとんでもなく、仮にルームシェアをするとしても、ウェイトレスの収入では、回らないと思います。ビザのことは気にしなくてよくても、低収入の労働者などは、ハウスシェアで契約して、その倍とか3倍とかの人数で済んでいるようです。
以上、ネガティブなように見えますが、単なる手続の問題ではありませんので、もう少し知識の整理からお願いします。
2020年5月22日 18時0分
この回答への評価
わざわざ情報を下さってありがとうございます。他にもたくさんのロコの方々からこんなに早く、ご回答やアドバイスを頂けるとは思っていなかったので、大変ありがたいです。
おかげさまで、他の方からご回答で、UK Ancestry Visaと呼ばれるビザがあると無事わかりました。私が耳にしたのはこのビザのことだと思います。娘はこのビザ取得の条件を満たしているようですのでApplyできそうですが、「仕事が見つかるまでの間、問題なく自活していけるだけのお金を用意できること」という部分は自分で頑張ってもらうしかなさそうです。コロナの状況もまだ先が見えませんし、まずはこちらでの学校生活も終わらなければいけないので、まだ少し先の話になると思いますが、自分でやってみたいと思っているなら何とでもやるのではないかと思います。
質問を投稿する際、プライバシーに関する注意書きがあったため、詳しくは述べませんでしたが、私も娘も日本在住者ではありません。私自身も海外生活は長く、ビザの意味や煩わしさなど、その辺り関してはよく承知しております。ですので、娘が海外で夢を追いかけるのであれば、少しでもその煩わしさを回避し、本当にやりたいことに集中できる環境が得られたらベストだという親心から今回質問させていただいた次第です。ちなみに娘は英語が母国語ですので、語学学校には行く必要はありませんし、日系レストランで働くことは選ばないと思います。(日本のことは大好きですが!)ですが、Mr. Poirotさんのアドバイスは大変よく理解できます!こちら(ニュージーランド)も住宅事情は大変です。ましてやUKポンドですので、とりあえず渡航資金はしっかり貯めてもらわなければ…と言う感じです。
重ね重ね、ありがとうございました。
2020年5月22日 21時22分
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