ダンサーの為のアーティストビザ
モモコさん
こんにちは。アーティストビザについて詳しい方を探しております。師匠の元でのダンスの勉強のため、個人でニュルンベルク近くの田舎町に去年末から移住しました。現在ワーキングホリデービザを申請中で、書類が揃っていてもなかなか都市によってすんなりビザが降りないのだと実感中で面食らっています。大学か、労働ビザを提示されましたが、ドイツではダンスの勉強をメインにしたいのでそれに見合ったビザはアーティストビザ(フリーランスビザ)かと小耳に挟みました。
1年間のワーホリの後、アーティストビザに転向したいと思っています。仕事するために滞在するというよりは、ダンスの勉強のために滞在したいと思っています。十分な残高証明と、日本でのダンサーとしての仕事の実績などがあれば申請可能なのでしょうか。必要な書類など、教えて頂けたらと思います。
ドイツ語は勉強中ですが、まだまだ十分に話せません。
よろしくお願いします。
2016年2月23日 6時40分
MONOCOTO creationさんの回答
モモコさん、
はじめまして、MONOCOTO creationです。
ハンブルクで大学卒業後にフリーランスビザを取得して、現在はフライブルクでデザイナーをしております。
ドイツに移住後にワーホリビザを申請したということでしょうか?
年齢制限(〜30歳まで)があったと思いますが、日本でだったら取得はそんなに大変ではなかった覚えがあります。
他のビザ(就労や学生ビザなど)は基本的に残高証明もしくは当面の収入証明ができて、受け入れ先もしくは仕事先があれば大抵は出たと思います。今は難民問題などがあって、少し厳しくなっているかもしれませんが…。
お師匠さんの元でダンスを勉強するのであれば、まずはそのダンスカンパニーなどから在籍証明か研修契約書のようなものを一筆書いてもらった方が良いと思います。
ちなみにアーティストビザは、自分の専門職で生計を立てれるほどの収入がない限り、なかなか出してもらえません。
逆に、学生ビザは学校にさえ入れれば出るので、収入は両親などに一時的に協力してもらい経済負担証明書などを日本で作成してもらうことも可能です。
ワーホリが取れたと仮定して、その後にアーティストビザを取得したいとのことですが、もしまだであればKSK(Künstler Sozialkasse)というアーティスト保険を申請することをお勧めします。
KSKはいわば助成金のようなもの(厳密には違いますが)で、保険会社が自分の公的な国民年金や健康保険料を一部支払ってくれるというものです。自分の専門分野で仕事はしているけれど収入の少ないクリエイターたちが加入できるありがた〜い保険です。
誰でも入れるというわけではなく結構厳しい審査があり、芸術的に他者から評価されていること、たくさん収入はないけど自分の専門分野の仕事で2件以上の依頼主がいる(つまり、自営業)ことなどが条件に挙げられます。
制作する資料は英語でも大丈夫ですが、とにかく自称でないことがかなり重要で、例えば展覧会の印刷物に名前が載っている、雑誌や新聞などで紹介されているなど、芸術方面で活躍していることが証明できないといけません。分野は、音楽、演劇、舞踊、美術、デザイン、職人、教員職など幅広いです。
フリーランスビザもアーティストビザもカテゴリーとしては一緒の括りだと思いますが、ビザを申請する際に仕事のポートフォリオ、収入証明書、契約書などを外国人局に提出か掲示する必要があるのですが、KSKに加入していることで信用度もアップするようです。
ビザが先かKSKが先か微妙なところですが、どちらか一方が出ればおそらく両方取れると思います。
受け入れ先のお師匠さんに協力してもらえるなら、まずはそちらに相談してみてはいかがでしょう。
ご健闘をお祈りします。
MONOCOTO creation
2016年2月23日 12時41分
この回答への評価
ご丁寧にありがとうございます。
師匠に相談します。参考になりました。感謝します。
2016年2月24日 4時41分
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