ボリビア・ラパスの新しい交通機関ロープウェイ(Mi Teleférico)乗り方ガイド(路線図、料金、切符の買い方、観光スポット)
ロープウェイ「Mi Teleférico(ミ・テレフェリコ)」とは
ロープウェイ「Mi Teleférico(ミ・テレフェリコ)」はラパス市と隣町エルアルト市の新しい交通機関として2014年に開業しました。
2017年10月現在「Rojo赤」「Amarillo黄」「Verde緑」「Azul青」「Naranjaオレンジ」の5路線が運行されていて最終的には11路線が開通予定です。
地形の起伏が激しいラパス市内には鉄道を通すことが難しく、また市内の渋滞緩和策のひとつとして、現職大統領エボ・モラレス(任期は2020年まで)によって計画されました。
世界では珍しく一般市民の足としてロープウェイが運行されています。またロープウェイからはラパスやエルアルトの街並み、さらに天気が良ければアンデス山脈までも眺めることができるため新しい観光スポットとして人気の名所となっています。
路線と料金
2017年10月現在は写真(下)の路線図のうち、実線で引かれている5路線(赤、黄、緑、青、オレンジ)が運行中です。
路線は色ごとに分けられており、駅やゴンドラも各路線の色に塗られています。
特に「Rojo赤」「Amarillo黄」の2路線はラパス市(標高3600m)とエルアルト市(標高4000m)を結ぶ路線でラパス市内をはじめアンデス山脈を眺められるルートは観光スポットとして観光客にも人気です。
料金は乗車駅数に関係なく各路線1回の乗車につき3ボリビアーノス(boliviano)です。
他の路線に乗り換える場合や往復で利用する場合は別の切符が必要です。
また終点では必ず降りなければいけません。
営業時間は路線によって若干異なります。目的の駅に営業時間中に着かなければ途中の駅で降ろされてしまうこともあるので注意してください。
<営業時間>
月~土曜日 日曜日
Línea Roja(赤線) 6:00~23:00 7:00~21:00
Línea Amarilla(黄線) 6:30~23:30 7:00~21:00
Línea Verde(緑線) 6:30~23:30 7:00~21:00
Línea Azul(青線) 6:00~23:00 7:00~21:00
Línea Naranja(オレンジ線) 6:00~23:00 7:00~21:00
※ロープウェイ(Mi Teleférico)は強風や落雷などの悪天候で運転を見合わせることやメンテナンスで運休することがあります。
※価格、営業時間については2017年10月時点の情報になります。
※ロープウェイ(Mi Teleférico)ホームページ(スペイン語):http://www.miteleferico.bo/
ロープウェイ(Mi Teleférico)の乗り方
ロープウェイ(Mi Teleférico)の切符は各駅の券売所にて購入します。
切符を購入する際にお釣りがない場合があるのでコインや10又は20ボリビアーノス紙幣を用意しておいた方がいいでしょう。
チケットは路線によって色違いのものが販売されていますが他の路線でも利用することが可能です。
往復で利用する場合や他の路線に乗り換える場合は予めチケットを購入しておいた方がスムーズに乗り換えができます。
乗り換えの際は直接乗り換えが可能な駅と別の建物にある駅へ移動しなければならない場合があります。切符に有効期限は特にありません。
ロープウェイ(Mi Teleférico)には切符以外にもチャージが可能な交通カードがあります。
こちらのカードも券売所で購入することができます。
カードは30ボリビアーノスで販売されており、購入した時点で15ボリビアーノス(5回乗車分)がチャージされています。
チャージは各駅の券売所やチャージ専用の機械ですることができます。一度チャージしたお金は返金されません。
観光客やロープウェイ(Mi Teleférico)を日常的に使っていない人にはあまりメリットはないかと思います。
切符を買ったら改札へ向かいます。
改札では購入した切符を係員に見せてください。
交通カードを利用される方は改札機にあるパネルにカードをタッチさせてください。
始発駅の場合は問題ありませんが途中の駅から乗車される際は行き先を確認してから改札を通過してください。
もし乗り間違えてしまい反対方向のロープウェイ(Mi Teleférico)に乗り換えるためには再度切符を購入しなくてはいけません。
ロープウェイ(Mi Teleférico)での注意事項
各ゴンドラには10名まで乗車できます。
駅構内や車内は禁煙で車内では飲食も禁止されています。また酒に酔った人は乗車できません。
車内へ持ち込める荷物には制限があり、イスの下に収めることができない大きさの荷物は持ち込めません。従ってスーツケースは持ち込めず、バックパックはサイズによって持ち込めない場合があります。折り畳み可能なベビーカーは車内へ持ち込むことができます。
車内では乗降時以外は原則座っていなければならず、写真を撮る時など立ち上がっていると駅員に注意されます。
よくあるロープウェイ(Mi Teleférico)とは違い途中に駅があります。降り間違いや乗り過ごしをするとチケットを再度買わないといけなくなってしまうので注意しましょう。
ラパスに来たらぜひ乗ってみましょう!
以上、ラパスやエルアルト市民の新しい足、さらに天空の街ラパスを見下ろすことができる新しい観光スポット、ロープウェイ「Mi Teleférico(ミ・テレフェリコ)」をご紹介させていただきました。
ロープウェイ(Mi Teleférico)では現地の生活に一部を感じることができ、車窓からは市民の生活の一端を垣間見ることができるでしょう!ラパスに遊びに来た際はぜひ乗ってみてください!