ラパスの旅行ガイド情報

エルアルト国際空港で乗り継ぎ(トランジット)

ラパスの空の玄関口エルアルト国際空港にはアメリカや近隣諸国からの国際線、ウユニはもちろんボリビア国内各地への国内線が発着しています。

エルアルト国際空港

エルアルト国際空港AEROPUERTO INTERNACIONAL DE EL ALTOはラパス市の隣町エルアルト市にあるラパスそしてボリビアの玄関口となる空港のひとつです。標高4000mにあり世界有数の高所にある空港としても有名で、就航前の新型機が高地での性能を試すために飛来することもあります。
国外の就航都市はマイアミ(アメリカ合衆国)、リマ(ペルー)、クスコ(ペルー)、サンティアゴ(チリ)、ボゴタ(コロンビア)です。国内線を利用しサンタクルスまで移動すればマドリード(スペイン)、サンパウロ(ブラジル)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、アスンシオン(パラグアイ)、パナマシティ(パナマ)などへの直行便に乗り継ぐこともできます。

ボリビア最大手の航空会社ボリビア―ナ航空の機体。

空港内で過ごす

エルアルト国際空港内にはカフェやレストラン、お土産物屋、簡易ホテルなどがあり、一部キオスクは24時間営業をしています。

<空港内にある主な飲食店>

・Alexander Coffee…ボリビア版スタバで自家製のボリビア産コーヒーも味わえる。
・Juan Valdez Cafe…アメリカにも進出しているコロンビアのコーヒーチェーン。
・Wistupiku…ボリビアの定番スナックが味わえる店。
・Subway…世界各地にチェーン店があるサンドウィッチの店。
・Factory Express…ハンバーガーを中心としたファストフード店。激辛チキンウィングも有名。
・Mirador…朝食やランチセットなどもあるレストラン。

ターミナル2階にあるフードコート。お土産物屋もこの並びにあります。

<空港内にある簡易ホテル>

・ONKEL INN SLEEPBOX & MOVIES
http://onkelinn.com/sleepbox-and-movies/nosotros/ (ネット予約可)
深夜にラパスへ到着し、さらに翌朝のフライトでウユニなどへ行かれる方は時間制で泊まれるホテルを利用すれば安心、安全に空港内で待ち時間を過ごすことができます。ホテルには専用wifiもあります。

空港内にある簡易ホテル。

空港から出て観光をする

エルアルト国際空港からラパス市内中心部までは車で約45分。道が空いていれば30分ほどで着くこともあります。空港からはタクシーか空港バスに乗ってラパス市内へと向かいます。
地元の人間や観光客で賑わうサガルナガ通り周辺Calle Sagarnaga(スペイン語で「通り」のことはcalleカジェと言います)で買い物をしたり、現地のマーケットを覗いてみたりしてみましょう。
空港バスを利用する場合はサンフランシスコ教会 Iglesia San Franciscoが見えたら降りましょう!

写真左側にあるサンフランシスコ教会が目印。サガルナガ通りはこの教会の左側にあります。

お土産物屋や旅行会社も多くあるサガルナガ通りCalle Sagarnaga。

週末は道いっぱいに露店が広がるロドリゲス市場 Mercado Rodriguez

ラパス市内には人類として初めて月面に降り立ったニール・アームストロングによって名付けられた「月の谷」と呼ばれる場所があります。その一部が観光地化され見学することができます。入場料はひとり15ボリビアーノス(約255円)です。支払いは現地通貨ボリビアーノスのみ。空港からはタクシーで約1時間ほどで行くことができます。ちなみに月の谷はスペイン語でValle de la luna バジェデラルナと言います。

月の谷Valle de la luna

ラパスの観光で外せないのが晴れていれば6000m級の山々が並ぶアンデス山脈、そしてその麓の盆地に広がるラパスの街を眺めることができるロープウェイ。エルアルト国際空港からタクシーに乗れば最寄りのロープウェイの駅まで20分ほどで行くことができます。ロープウェイの料金は片道3ボリビアーノス(約51円)です。現在エルアルト市内にはロープウェイが3路線あり、その内赤線Linea Lojaと黄線Linea Amarillaの2路線はラパス市内と繋がっています。ラパスの街が広がる盆地の縁を下りながら市内とアンデス山脈を一望することができます。ロープウェイのことはスペイン語でTeleferico テレフェリコと言います。

空港の最寄駅、黄線のQhana Pata(Mirador)駅

荷物預り所

乗り継ぎ時間を利用してラパスの街を観光したい…でも大きな荷物を持って移動したくない。そんな時は空港内にある荷物預り所をご利用ください。荷物預り所は国際線が到着する1番出口と国内線到着専用の11番出口の間にあります。24時間営業しており1日最大25ボリビアーノス(約425円)で荷物を預かってくれます。ただし貴重品は自己管理していただくことをおすすめします。

ターミナル内にある荷物預り所

体調が悪い時は…

エルアルト国際空港はその名の通り(スペイン語でアルトaltoは”高い”という意味があります)標高4000mにあります。空気が薄く高山病になる人も多いため空港には酸素ボンベがあり、医者も常駐しています。体調に異変を感じる場合は近くの空港職員へ申し出てください。
高山病の対策としては水分補給を十分にし、深呼吸をしながらゆっくりと行動することです。高地に入る前に日本などでダイアモクスという薬を処方してもらい、到着の数時間前にその薬を飲んでおくことも高山病を予防するひとつの対策となります。

チェックイン

ターミナル1階にエルアルト国際空港へ乗り入れる各航空会社のカウンターがあります。フライトのチェックインは国際線の場合が出発の2時間前、国内線は出発の1時間前です。ボリビアの航空会社であるボリビア―ナ航空やアマゾナス航空のカウンターには常時スタッフがおり、航空券の購入や予約の変更も可能です。それ以外の航空会社は各社フライトがない時間帯には空港にスタッフはいません。

チェックインカウンターの様子

乗り継ぎ時間や体調に合わせて空港内で過ごしたり、ラパス市内を観光したり…
ラパスでの滞在を楽しんでください!