エルアルト国際空港からラパス市内へのアクセス方法
ラパスの空の玄関口「エルアルト国際空港(Aeropuerto Internacional de El Alto)」はラパス市の隣町エルアルト市にあります。標高4000mに位置し、世界有数の高地にある空港としても知られています。アメリカや周辺諸国からの国際線、ウユニを含むボリビア各地へのフライトが乗り入れています。
エルアルト国際空港に到着したら…
2015年に新しいターミナルがオープンし開放感のある雰囲気になりました。
エルアルト国際空港にターミナルは1つしかありません。到着口は2ヶ所ありますが国際線は全て「1番出口(Puerta 1)」に到着します。出口を出て左手の方へ進んでいくとカフェやエスカレータがありその先にターミナルの出口(Alexander Coffeeの横)があります。国内線はフライトによって「1番出口(Puerta 1)」又は「2番出口(Puerta 2)」が使用されます。2番出口から出た場合は道なりにまっすぐ進むと正面に1番出口があり、そこから斜め右方向へ進むとカフェやエスカレーターがありターミナルの出口(Alexander Coffeeの横)へと進みます。
空港は日本の地方空港程度の大きさなので迷うことはあまりありません。
1番出口を出て左側に進んだところ。奥にターミナルの出口があります。
タクシーに乗る
空港タクシーは車体に「AEROPUERTO」と書かれています。
ターミナルの出口付近には空港タクシーの運転手がおり「タクシー、タクシー」と声をかけてきます。この出口付近で客引きをしている運転手の多くは空港タクシーの運転手なので信用して問題ありません。空港タクシーは車体に「AEROPUERTO」と書いてあるので車に乗り込む前に確認しましょう。もしそれ以外のタクシーであれば白タクの場合もあるので乗車を断りましょう。通常空港タクシーは出口のすぐ前に停まっているので離れた場所へ連れていかれそうな場合は白タクの可能性があります。
タクシーの料金はラパス市内中心部まで(約45分)が60~70ボリビアーノス(約960~1120円)、ラパス市内南地区(ソナスール Zona Sur、約1時間)まで行く場合は80ボリビアーノス(約1280円)です。観光客で賑わい安宿やホテルも多いサンフランシスコ教会(Iglesia San Francisco)周辺やホテルの多いソポカチ地区(Zona Sopocachi)はラパス市内中心部になります。ラッシュ時は交通渋滞によってラパス市内中心部まででも1時間以上かかることがあります。タクシーの支払いに米ドルは使えません。
※1ボリビアーノ=16円で計算(2017年10月現在)
空港バスに乗る
空港バスもタクシー同様、車体に「AEROPUERTO」と書かれています。
Cotranstur社が運行する空港バスはエルアルト国際空港とラパス市内ソポカチ地区にあるイサベル・ラ・カトリカ広場(Plaza Isabel La Católica)を結んでいます。タクシーと同様に車体には「AEROPUERTO」と書かれています。このバスは観光客で賑わい安宿やホテルも多いサンフランシスコ教会(Iglesia San Francisco)やラパスのメインストリート7月16日通り(Av. 16 de Julio ※現地ではPradoプラドと呼ばれることが多い)を通ります。ただ空港バスといってもトヨタのハイエースなどバンを改造したもので通常14人乗りです。そのため車内は狭く、バックパックなら前に抱えて座ることもできますがスーツケースなど大きな荷物は屋根の上の荷台に乗せなければなりません。荷台の荷物は固定されず、雨除けのシートがかけられるわけでもないので稀に荷物が落っこちてしまったり雨で濡れてしまうことがあります。
料金は片道3.8ボリビアーノス(約61円)で支払いはボリビアーノスのみです(2017年10月現在)。高額紙幣はお釣りが出ないので予めコインを用意しておきましょう。運行時間は午前6時半から午後9時までですが時刻表はありません。おおよそ15分に1本のバスがありますが交通渋滞などにより運行ダイヤが乱れることが多くあります。
※1ボリビアーノ=16円で計算(2017年10月現在)
始発と終点以外の停留所は特に決まっていません。途中からバスに乗る場合は手を挙げてバスを止めます。そして降りる際は降車ボタンはないので運転手に聞こえるように「Bajoバホ(降ります)」と叫んでください。空港発の場合は始発なので問題ありませんがバスが満席の場合は手を挙げても止まってくれません。このバスは空港以外の場所でも停車するため空港利用者以外の人も多く利用します。ちなみに車内放送がないので自分がどこにいるかを把握していないと目的地を過ぎてしまいます。事前に運転手に降りたい場所を伝えておくか、周りのお客さんに聞いてバスから降りそびれないようにしましょう。
サンフランシスコ教会。このエリアは観光客も多く、近くにはホテルや安宿も多い。
ロープウェイに乗る
ロープウェイは空港とは直結していませんが空港からタクシーで25~35ボリビアーノス(約400~560円)でロープウェイの駅へ行くことができます。赤線Línea RojaのJach’a Qhathu(16 de Julio)駅(※木曜と日曜はマーケット開催のため車では駅まで行けません)から終点のTaypi Uta(Central)駅に向かえば観光客で賑わうサンフランシスコ教会(Iglesia San Francisco)まで徒歩で15分(早朝や夜間は利用しない!日中もスリや強盗に気をつけて!)、黄線Línea AmarillaのQhana Pata(Mirador)駅からはソポカチ地区にあるSupu Kachi(Sopocachi)駅へ向かったり、そのまま緑線Línea Verdeに乗り換えてラパス市内南地区(ソナスールZona Sur)にあるIrpawi(Irpavi)駅まで行くことができます。
ロープウェイの料金は各路線片道3ボリビアーノス(約48円)です。南地区へは2路線に乗るので合計6ボリビアーノス(約96円)かかります。ロープウェイを使えば交通渋滞もなく、料金もお得にラパス市内へ行くことができます。ただロープウェイに乗車する際スーツケースを持ち込むことができません。また大きいバックパックも駅員から持ち込みを制限される場合があるのでご注意ください。
ロープウェイの営業時間は以下の通りです。
Línea Roja(赤線)…月~土6:00~23:00,日7:00~21:00
Línea Amarilla(黄線)…月~土6:30~23:30,日7:00~21:00
Línea Verde(緑線)…月~土6:30~23:30,日7:00~21:00
空港に着いた瞬間は現地のことがほとんどわからないことも多いと思いますがこちらの記事を参考に目的地や荷物の量などに応じて便利にお得にラパス市内と空港間を移動しましょう!