マレーシアのコンセントはBFタイプでOK!電圧や変圧器についても解説
【マレーシア・クアラルンプール在住者執筆】マレーシア旅行中にiPhoneやパソコンの充電をしたいときに、日本の充電器でそのまま充電ができるのか気になりますよね。
マレーシアと日本のコンセントやプラグ、電圧は大きく違います。そのため、旅行前には準備が必要です。
今回は、日本との電圧の違いについて徹底解説いたします!
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マレーシアのコンセントはB/B3/BF/Cの4種類
マレーシアでは、日本のAタイプとは異なる複数のコンセントタイプが使用されています。
特に主流となっているのはBFタイプで、3つの四角いピンを持つ形状が特徴的です。
また、場合によってはBタイプ(太めのピン)、B3タイプ(アース付きのピン)、そしてCタイプ(ヨーロッパで主流の丸ピンタイプ)が使われることもあります。
マレーシア旅行にはBF(G)タイプを持っていけばOK!
マレーシア旅行の際、変換プラグの種類が多すぎて迷うこともありますよね。でも安心してください!マレーシアではBF(G)タイプのプラグが主流です。このタイプは、3つの四角いピンを持つ形状が特徴で、イギリスで一般的に使用されているものと同じ。
なぜBFタイプが主流なのかというと、マレーシアがかつてイギリスの植民地だった背景があります。この歴史が、現在のコンセント形状にも反映されているんです。
電圧が高いので、コンセント横にスイッチがあります。このスイッチを押さないと電気は流れないい仕組みです。見落としがちなので注意してくださいね。
旅行の際は、まずBFタイプの変換プラグを持っていけばほとんどの場面で対応可能です。
変換プラグは日本から持って行くのがベスト!
マレーシア旅行では、変換プラグを日本で事前に準備しておくのがおすすめです。
現地でも購入は可能ですが、観光エリア以外では取り扱いが少ないことや、品質の違いが気になる場合があります。また、空港や観光地で購入すると価格が割高になることも。
特にマレーシアでは、日本ではあまり馴染みのないBFタイプが主流なので、出発前にこのタイプに対応した変換プラグを用意しましょう。
最近では、写真のようなマルチタイプの変換プラグも販売されており、これ一つでマレーシアを含む多くの国で使えるので便利です。旅行中の電化製品の利用をスムーズにするためにも、日本での事前準備を忘れずに!
あると便利なUSBつきタコ足コンセント
あると便利なUSBも充電できるタコ足コンセントが上記の写真です。
1つのコンセントから複数の機器を同時に充電できるため、限られたコンセント数でも心配なし。さらに、USBポートがあれば直接ケーブルを差し込むだけで済むので、アダプタの数も減らせて荷物がコンパクトになります。
最近では変圧器搭載海外旅行用充電器も発売されてます。タコ足コンセントには電圧の制限がある為、あらかじめ確認して使用しましょう。
マレーシアの電圧は220V-240V!
マレーシアの電圧は220~240V、周波数は50Hzです。これは日本の100V・50/60Hzとは大きく異なります。そのため、マレーシアで日本の電化製品をそのまま使用すると、故障や火災のリスクがあります。
特徴 | マレーシア | 日本 |
---|---|---|
電圧 | 230V | 100V |
周波数 | 50Hz | 50Hz(東日本)/60Hz(西日本) |
コンセントタイプ | BF(Gタイプ)、B、B3、C | Aタイプ |
特に消費電力の大きな家電(ドライヤーやヘアアイロンなど)を使用する際は注意が必要です。
事前に電化製品が対応している電圧を確認しておきましょう。
変圧器は必要?
結論から言うと、マレーシア旅行くらいならほとんどの場合、変圧器は必要ありません。
スマホやPCなどは写真のように使用可能電圧が「100V-240V」と表記されています。こういった製品は日本国内と同様に、海外でも変圧器なしに使用できます。(※BFタイプの変換プラグは必要。)
使用可能電圧が「100V」のみの表記の場合は、変圧器が必要となります。
変圧器は消費電力の制限があるため、消費電力を確認してから使用しましょう。
特に熱を発するドライヤーやヘアアイロンは、一瞬で消費電力を超えてしまいますので使えないなんてこともあるので注意です。
スマートフォンやパソコンの場合は変圧器必要なし!
現在販売されているスマートフォンやノートパソコンの多くは、100V~240V対応の「海外対応タイプ」です。
これらの機器は変圧器なしでマレーシアの電圧(220V)でも問題なく使用できます。ただし、BFタイプの変換プラグが必要になるので、事前に準備しておきましょう。
デジカメの充電
ほとんどのデジカメは変圧器が必要ありませんが、一度充電器の表記部分をご確認ください。
ドライヤーやヘアアイロンの場合は変圧器が必要!
日本製品のヘアドライヤーやヘアアイロンは、変圧器が必要なものがほとんどです。
ドライヤーやヘアアイロンは消費電力が大きいため、対応する高出力の変圧器を用意する必要があります。ただし、変圧器は大きく重いため持ち運びが不便です。
そこで、海外対応製品の購入がおすすめ!100V~240V対応の海外対応ドライヤーやヘアアイロンが販売されています。旅行用に1台持っておくと便利です。
変換プラグや変圧器を忘れてしまったときは
旅行先で変換プラグや変圧器を忘れてしまうと焦りますよね。そんなときの対処法をいくつかご紹介します。
ホテルのフロントで相談する
ほとんどのホテルでは、変換プラグや延長コードを貸し出してくれる場合があります。以下のフレーズを使って聞いてみましょう。
英語:Do you have a travel adapter I can borrow?
( ドゥ ユー ハヴ ア トラヴェル アダプター アイ キャン ボロー?)
日本語訳:変換プラグを借りることはできますか?
マレー語:Adakah anda mempunyai adaptor pelancongan yang boleh saya pinjam?
(アダカ アンダ ムムプニャイ アダプター プランコンガン ヤン ボレ サヤ ピンジャム?)
日本語訳:変換プラグを借りられますか?
現地調達してみよう
マレーシアのショッピングモールやスーパーでは、変換プラグや簡易的な変圧器が手に入ります。大型のショッピングセンターや家電量販店に立ち寄れば、すぐに見つかるでしょう。
例えば、ブキビンタンにあるプラザ・ローヤットは電気街ですので、探せます。
値段交渉が可能なので、試してみてください。またツインタワーの下にあるショッピングモール・スリアKLCCの中にあるベスト電器でも購入できます。
マレーシアの街中にある充電スポットは?
マレーシア、特にクアラルンプールの主要都市では、デバイスの充電スポットが充実しています。
急な電源切れに慌てないよう、事前に充電できる場所をチェックしておきましょう。
空港
クアラルンプール国際空港(KLIAおよびKLIA2)では、各所に無料で利用できるコンセントが設置されています。
カフェやファーストフード店、コンビニ
スターバックスやコーヒービーンなどの大手カフェチェーンでは、店内にコンセントが設置されていることが多いです。飲み物を注文して、リラックスしながら充電が可能です。
マクドナルドやKFCでもコンセントは見かけますし、ファミリーマートのイートインスペースにもコンセントがあります。これらを利用することも可能です。
ショッピングモール
クアラルンプール市内の主要なショッピングモール、例えばパビリオンやスリアKLCCなどでは、共用エリアやフードコートに充電ステーションが設置されていることがあります。
ホテル
宿泊先のホテルでは、部屋内のコンセントを利用できます。もし変換プラグが必要な場合、フロントで貸し出しを行っていることが多いので、問い合わせてみてください。
コンセントの数が少ないことがありますので、タコ足タップなどもあると安心ですよ。
公共交通機関
一部の長距離バスや鉄道では、座席付近にUSBポートやコンセントが備え付けられていることがあります。
ただし、全ての車両で提供されているわけではないため、事前に確認することをおすすめします。
残念ながら空港から市内移動に便利なKLIAの車内には電源はありません。
※2024年11月、マレーシアの高速バスで充電中に男性が感電死するという事故がありました。長距離移動にはポータブル電源を持っていくことをおすすめします。
注意!公共の充電スポットのセキュリティリスク
公共のUSBポートにマルウェアが仕込まれている場合、スマホのデータがハッキングされるリスクがあります。
極力信頼できる空港やホテルの公式充電を利用しましょう。
データ遮断アダプターを活用することも対策の一つです。USB充電専用アダプターを使用してセキュリティリスクを回避できます。
まとめ
マレーシアのコンセント形状は主にBFタイプ(Gタイプ)が主流です!
他にもB、B3、Cタイプが使用されている場合があります。そのため、変換プラグはマルチタイプがおすすめ。
また、電圧は220V・50Hzと日本より高めなので、使用する電化製品が対応しているか必ず確認してください。多くのスマホやノートパソコンは100V~240V対応ですが、ドライヤーやヘアアイロンなどの家電は変圧器が必要な場合もあります。可能であれば、海外対応モデルを準備するのがおすすめです。
もし変換プラグや変圧器を忘れてしまった場合でも、現地の家電店やホテルで借りたり購入することが可能です。さらにUSBポート付きの電源タップを持参すれば、充電も効率的に行えます。
マレーシアの電源事情を理解し、準備をしっかり整えて、旅行中の快適な滞在を楽しんでくださいね!
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