【ぼったくり・詐欺に注意!】イスタンブールのタクシーの乗り方〜配車アプリ(Uber・BiTaksi・iTaksi)も紹介
大きな荷物を持っていることが多い海外旅行ではタクシーの利用が楽で便利!しかし、イスタンブールのタクシーはぼったくりや詐欺など、いろいろと気をつけなければいけないポイントがあります。
この記事では、せっかくの旅行で嫌な思いをしないように、イスタンブールでタクシーを利用する前に知っておきたい注意点をまとめました。
タクシーの料金やイスタンブール空港からのタクシー利用、配車アプリついても解説しているので、事前にしっかりチェックしてイスタンブール旅行にお役立てくださいね!
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イスタンブールのタクシー事情
旅行時、慣れない土地で大きな荷物を持っての移動は想像以上にハードになることもありますよね。街歩きも旅の楽しみではありますが、無理せずタクシーを利用するのもおすすめ!
トルコのタクシーも日本と同様、メーター制です。
初乗り料金をはじめ、運賃自体もリーズナブルなので気軽に利用できます。
ただし、ぼったくりや詐欺なども発生しているので注意が必要です。在トルコ日本国大使館から注意喚起のメールが届くほどです。
詳しくご紹介します。
ぼったくりや詐欺、交通渋滞に注意!
イスタンブールのタクシーを利用する際に気をつけたいのは、ズバリ3つ!
ぼったくり、詐欺、交通渋滞です。
観光でよく遭遇するトラブルに、料金を不正に高く請求されるぼったくりや詐欺があります。観光客には正規料金の2~4倍ほどを提示してくる市内のタクシーもザラです。
流しのタクシーや運転手側から声掛けされたタクシーには乗らないことを徹底しましょう。
正規のタクシーでも、メーターがリセットされていることを確認し、乗車前にドライバーと料金を確認することでトラブルを防ぎやすくなります。
空港から乗るオレンジのタクシーは比較的安心ですが、ぼったくりがないとは言い切れません。
また、ラッシュ時は交通渋滞が酷いため、時間に余裕を持って移動しましょう。朝8~9時と夕方5~7時は、特にタクシーでの移動を避けた方がいい時間帯です。
タクシーの種類
イスタンブールの主なタクシーは4種類です。
- 黄色のタクシー(Cタイプ)
- オレンジ色のタクシー(Cタイプ)
- 青色のタクシー(Dタイプ)
- 黒色のタクシー(Eタイプ)
それぞれの特徴を見ていきましょう。
黄色(イエロー)のタクシー
イスタンブールで最も一般的なのが黄色い車体のタクシーです。
最大で4人まで乗車可能で、初乗りが5TLと料金も手頃です。
屋根に「Taksi」の表示があり、車体には番号が書かれています。
基本的にイスタンブールは個人タクシーですが、車体に会社のロゴが書かれているものは、タクシー事務所に所属している目印なので比較的安心して乗車できます。
オレンジ色のタクシー
オレンジ色のタクシーは基本的にはイスタンブールの空港専用タクシーです。
オレンジ色のタクシーは「Cタイプ」として分類され、主に経済的な選択肢として提供されています。これらのタクシーは空港から市内への移動手段として利用されることが多いです。
イスタンブールの空港(例えばイスタンブール新空港(IST)やサビハ・ギョクチェン空港(SAW))では、オレンジ色のタクシーに加えて、ターコイズ色(青色)のタクシー(Dタイプ)や黒色のタクシー(Eタイプ)も利用可能です。
オレンジ色のタクシーは主に空港専用として運行されていますが、市内でも利用できる場合があります。
青色(ターコイズ)のタクシー
青色(ターコイズ)の車体は、黄色のものよりもグレードが高いタクシーです。
乗り心地が良いミドルクラスの車体で、黄色のタクシーより料金も少し高めに設定されています。
初乗りは5.75TLなので黄色のタクシーより15%ほど割高ですが、シートベルトもしっかりしているので安心です。
旅行時は青色のタクシーを選ぶと、トラブルを回避できる可能性が高くなります。
黒色のタクシー
黒い車体のタクシーはハイクラス。
メルセデスベンツや7人乗りのバンなどが多く、空港でよく見かけます。
料金も初乗りが8.50TLと1番高いですが、乗り心地やサービスは間違いありません。
ビジネス利用や、ちょっといい旅をしたい時におすすめです。
イスタンブールのタクシー料金
イスタンブールのタクシー料金はメーター制です。
日本のような初乗り料金や距離ごとの料金以外に、最低支払金額があります。
最低支払金額は、近距離間の乗車拒否防止のために設定されているものです。ワンメーターで行ける場合でも、実際には最低支払金額を払う必要があるので覚えておきましょう。
ただし、深夜料金の割増はありません。
詳細は以下の表をご覧ください。
タクシーの種類 | 初乗り料金 | 100m毎の料金 | 最低支払額 |
---|---|---|---|
黄色のタクシー | 5.00TL | 0.31TL | 13.00TL |
青色のタクシー | 5.75TL | 0.36TL | 14.95TL |
黒色のタクシー | 8.50TL | 0.53TL | 22.10TL |
高速道路や通行料が必要な場合は、メーターに表示された料金とは別に支払わなければなりません。メーターに表示された金額以上の請求をされた場合でも、ルートを確認し焦らず対応しましょう。
また、「クレジットカードで支払える?」「外国だからチップっているの?」といった不安もあるのではないでしょうか?それぞれ解説します。
チップは不要!端数は切り上げて渡そう
イスタンブールのタクシーでは基本的にチップは不要ですが、支払いの端数を切り上げて渡すのが一般的なマナーとなっています。
ただし、大きな荷物をトランクに入れてもらった場合はチップを渡しましょう。
クレジットカードの利用は乗車前に要確認
イスタンブールのタクシーでは、現金支払いが一般的です。
クレジットカードで支払えるタクシーもありますが、マスターカードだけだったり、トルコのクレジットカードでしか支払えなかったりとさまざま。旅行者には不便です。
もしクレジットカードで支払いたい場合は、「クレジットカードで支払えるのか?」「どのクレジットカードでも使えるのか?」を必ず乗車前に必ず確認しましょう。
イスタンブール空港からのタクシー利用
イスタンブール空港からのタクシー利用について、タクシーの選び方や料金、所要時間について解説します。
空港のタクシー乗り場から乗ったタクシーは安心
イスタンブール空港には公式のタクシー乗り場があります。
タクシー乗り場は到着ロビーから外に出てすぐなので、迷う心配はありません。
ここから乗るタクシーは比較的安心です。
イスタンブール空港のタクシー乗り場はどこ?
ターミナルの出口付近にタクシー乗り場があります。
案内標識に従って進みましょう。
地図はこちらから確認できます。
オレンジのタクシーと、ターコイズのタクシーが見えてきます。
イスタンブール空港から市内中心地への所要時間と料金
イスタンブール空港から市内中心地までの所要時間は約1時間です。
タクシー料金は距離や渋滞の程度によりますが、500~600TLを目安にしてください。
イスタンブールでタクシーに乗る前に知っておきたいポイント・注意点
イスタンブールでタクシーを利用する際に知っておきたいポイントや注意点をご紹介します。ぜひ旅の参考にしてください。
タクシーはホテルで呼んでもらうか、タクシー乗り場から乗る
イスタンブールでタクシーに乗る場合は、ホテルやレストランのスタッフに呼んでもらうと安心です。呼んでもらったらチップを渡すのをお忘れなく。
ホテルやレストラン以外の場所から利用するなら、公式のタクシー乗り場から乗るとトラブルに合いにくくなります。ショッピングセンターや駅などにあるタクシー乗り場を探しましょう。
車体のドア部分に車体番号や所属先が書かれているタクシーに乗る
正規のタクシーは、車体のドア部分に番号や会社のロゴが書かれています。
念のため番号を写真に撮っておくと、忘れ物をしたりトラブルがあった際に役立つはずです。
メーターがリセットされていること・動いていることを確認
タクシーに乗る前に、必ずメーターがリセットされていることを確認してください。
「壊れているから」と理由を付けて乗車するように言われることもありますが、メーターを回さないタクシーは違法です。乗車せず、違うタクシーを探しましょう。
メーターがリセットされているタクシーに乗車しても、走行中にメーターが動いているかの確認は必ずおこなってください。
タクシー運転手は英語を話せない人が多い
タクシー運転手は英語が話せない人も多いです。
目的地の名前を紙に書くか、地図を見せるとスムーズですよ。
正規タクシーはメーター制。固定料金に同意しない
正規のタクシーはメーター制です。
運転手が固定料金を提案してくる場合もありますが、断って別のタクシーに乗車してください。
紙幣をすり替える詐欺に注意
支払い時に高額な紙幣を小額な紙幣とすり替える詐欺があります。
中には偽札を用意している運転手もいて、支払い時に偽札とすり替えて「これは受け取れない」という手口もあるほどです。
支払いをする際はきちんとお金を確認する素振りを見せ、「50TL」など金額を声に出して渡すと詐欺行為から守れます。警戒していることをアピールするのが目的なので、金額は英語で声に出しても大丈夫です。
クレジットカード利用時の高額請求詐欺に注意
支払い時にクレジットカードを利用する場合、高額な請求をされることもあります。
支払い前にメーターの金額確認し、利用明細も必ずチェックしてください。
実際の詐欺被害について、外務省も注意喚起しています。気をつけましょう。
タクシーに乗車拒否されることもある
特定のエリアや時間帯によっては、タクシーに乗車拒否されることもあります。
近距離感の移動や、渋滞している場所への乗車などは拒否されやすい傾向です。
また、イスタンブールのタクシードライバーは15時に運転手交換をおこなうので、14~15時ごろはタクシー自体が見つかりにくくなります。見つかったとしても、交代先以外の目的地を言うと乗車拒否されることがあるので、時間帯にも注意しましょう。
イスタンブールで使える配車アプリ
イスタンブールで使える配車アプリを紹介します。
- Uber
- BiTaksi
- iTaksi
この3つです。
タクシーのように使えるうえ、はじめから値段が決まっているため、ぼったくりや詐欺の心配がないので旅行時には特に便利です。
メリットやデメリットを含め、特徴をお伝えします。
Uber(ウーバー)
日本でもお馴染みのUberは、イスタンブールでも利用できます。
アプリを使って簡単にタクシーを呼べるうえ、クレジットカードで支払いできるので便利です。
配車されるのは黄・青・黒のタクシーのみで、事前に料金はわかりません。
メーター料金のみとなっています。
また、なかなかタクシーが捕まらないことが多いのもデメリット。
時間に余裕があるときや、日本で使い慣れたシステムが良いという人におすすめです。
メリット | デメリット |
---|---|
日本で使い慣れたシステムを利用できる | メーター料金のみなので事前に料金かわからない |
アプリ上でクレジットカード支払い可能 | タクシーがなかなか捕まらない |
評価されるため運転手の接客態度が良い |
BiTaksi
出典:BiTaksi公式X
BiTaksiは民間が提供しているアプリで、イスタンブール以外にアンカラでも利用できます。
事前に大体の料金がわかるうえ、現金以外に、クレジットカードやデビットカードでの支払いが可能です。
乗車中のルートを第三者と共有できるので、万が一の場合も安心ですね。
配車が確定すると、運転手から電話がかかってくることがあります。
これは、細かい乗車場所の確認やいたずらではないかのチェックということがほとんどです。トルコ語がわからない人にはデメリットになるかもしれません。
メリット | デメリット |
---|---|
現金、クレジットカード、デビットカードで支払える | 交通状況により事前料金以上の請求がある |
事前に大体の料金がわかる | 運転手から電話がかかってくる |
評価されるため運転手の接客態度が良い | |
乗車中のルートを第三者と共有できる | |
アンカラでも使える |
iTaksi
出典:Facebook
iTaksiはイスタンブール市が開発したサービスです。
乗客と運転手双方を考えたシステムで、安全性と信頼性に長けています。
BiTaksiと同じようなアプリですが、イスタンブールカードでの支払いも可能。
また、車内にカメラがついているので、運転手と乗客双方の安全も考えられています。
こちらも運転手から電話がかかってくることが多いです。
トルコ語がわからない人にはデメリットに感じるかもしれません。
メリット | デメリット |
---|---|
現金、クレジットカード、イスタンブールカードで支払える | 交通状況により事前料金以上の請求がある |
事前に大体の料金がわかる | 運転手から電話がかかってくる |
評価されるため運転手の接客態度が良い | |
車内にカメラがついている |
まとめ:事前にしっかり対策してタクシーを活用しよう!
イスタンブール旅行でタクシーを使えば、効率よく目的地にアクセスできます。
でも、ぼったくりや詐欺などがあるのは事実。トラブル回避には、事前の情報を把握がカギとなります。今回紹介したポイントを参考に対策をすれば、安心安全なタクシー利用になるはずです。
便利な配車アプリもあるので、利用を検討してみるのもおすすめです。
少しでも不安がある人は、ぜひ現地のロコを頼ってみてください。
楽しいイスタンブール旅行をお約束します!
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