【2025最新】トルコ旅行の費用はいくら必要?高騰する物価事情とお得に旅するコツ
比較的物価が安いイメージで世界中の観光客が訪れる人気都市トルコのイスタンブール。
イスタンブールはその歴史的魅力と文化的豊かさから、海外旅行先として魅力たっぷりの街ですが、トルコ旅行にはいくらかかるのか、日本と比べて物価はどのくらいなのか渡航前に知っておきたいですよね。
今回は通貨安とインフレが続くトルコ・イスタンブールの最新の物価事情と旅行にかかる費用、お得に旅するポイントをご紹介します!
旅行の計画を立てる前に、本記事をチェックして予算の見積もりに役立ててくださいね。
※この情報は2025年1月時点のレートを基に計算しています。最新のレートは公式情報をご確認ください。
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【2025年】高騰するイスタンブールの物価事情
トルコのイスタンブールでは、近年、物価の高騰が顕著に見られます。2024年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比44.38%の上昇を記録し、特に教育、住宅、レストランの価格が大幅に上昇しています。
以前から徐々にインフレ状態が続いていましたが、2021年の利下げによるトルコリラ大暴落が起こり、トルコリラの価値が今では2021年の4分の1程度に。10年前から比べると1/10になっているほどのインフレです。
加えて新型コロナウイルスの流行や戦争などの影響も重なり、トルコの最低賃金が過去3年間で3〜4倍に引き上げられました。しかし、この賃金上昇もインフレのスピードに追いついていないため、生活費の負担は依然として重いままです。
政府はインフレ抑制のため、2024年12月に政策金利を47.5%に引き下げ、今後も利下げを継続する方針を示しています。
さらに2025年末までにインフレ率を17.5%に抑えることを目標としていますが、物価高騰が市民生活に与える影響は依然として深刻です。
トルコの通貨は「トルコリラ」
2025年1月現在、1リラは約4.2円前後で推移しています。
10年前は1リラ53円ほどだったため、現在の価値は約1/12となっています。この歴史的な通貨安は、訪れる日本人にとって物価が安く感じられる一方で、トルコ国内では深刻な経済状況を引き起こしています。
一見お得に感じるこの状況ですが、トルコリラの価値が下がると同時に国内のインフレも急加速しており、物価高騰が止まりません。そのため、現地での生活費や観光費用が思った以上に高くつくこともあります。特に輸入品や観光業に関連するサービスは、外国通貨でのコスト調整が必要なため、値上がりが目立ちます。
訪問時には事前に物価や為替の状況をしっかり調べておくことが重要です。
イスタンブールの物価は日本より高い?安い?
2025年現在、イスタンブールの物価は高騰が続いていますが、日本と比べると項目によって「高い」「安い」が異なります。
旅行者の目線では、観光地のレストランでの食事やお酒などは日本より割高に感じることがあるかもしれません。一方で、電車やバス、野菜や果物、床屋など、現地で生活するのに必要なサービスや日用品の価格はまだ日本より安価です。
例えば、電車やバスの初乗り料金は17.7TL、日本円で約75円程度(2025年1月のレート)と、日本の公共交通機関よりも格段に安いです。
イスタンブールでの滞在費を抑えたい場合は、現地の人々が利用するローカル市場や食堂を活用するのがおすすめです。ローカルな選択肢を探せば、物価高騰の影響を最小限に抑えつつ旅行を楽しむことができます。
【3泊4日】イスタンブール旅行に必要な費用は?
例えば、3泊4日のイスタンブール旅行で必要な費用の目安は、航空券や宿泊費、食事、観光費用などを含めて 約173,500~291,000円 です。
旅行スタイルやシーズンによって大きく変動するため、以下の内訳を参考に予算を立ててください。
項目 | 費用目安 | 備考 |
---|---|---|
航空券 | 約130,000~200,000円 | エコノミークラス・1回乗り継ぎ便の場合 |
宿泊費 | 約20,000~50,000円 | 3つ星ホテル1泊5,000~15,000円程度 |
食費 | 約10,000~15,000円 | 1日3,000~5,000円程度 |
観光費用 | 約5,000~10,000円 | 入場料やツアー代金など |
交通費 | 約1,500~3,000円 | 公共交通機関やタクシー利用 |
お土産代 | 約5,000~10,000円 | バザールでの買い物 |
雑費 | 約2,000~3,000円 | チップや飲み物代など |
観光費用は入場料やツアー代金が中心ですが、無料で楽しめる観光スポットも多いです。オプショナルツアーを検討するのもおすすめ。
バザールでの買い物や地元のフードを味わうことで、イスタンブールの魅力を最大限に感じることができるでしょう。
航空券代
イスタンブールまでの往復航空券は、2025年現在は約13万〜20万円前後になっています。
航空券は時期や購入タイミングにより変動します。早めの予約でコストを抑えましょう。
円安の影響で航空券代は安くなっており、早期予約で片道5万円を切る格安空港券の購入も可能。
イスタンブールの旅が決まったら、早めの予約をおすすめします。
ホテル代
宿泊費は立地や設備のランクによって大きく異なるため、予算に合わせて選ぶのがポイントです。
ホテルによって大きく違いますが、「シェラトン イスタンブール」で約21,122円。
「ヒルトン イスタンブール ボモンティホテル」で約31,000円になっています。
2つ星クラスで5000円〜、3つ星クラスで10,000円〜、4つ星クラス以上で20,000円〜を目安にしましょう。
交通費(トラムヴァイ・地下鉄・バス・タクシー)
イスタンブールでは、公共交通機関が充実していて、100円前後で乗車が可能です。
1日の目安は500円程度と考えておくとよいでしょう。
トラムヴァイや地下鉄・バス等は、初乗り1.7.7TL。日本円で約75円ほどです。
一駅乗っても、始発駅から終点駅まで乗っても乗り換えが無ければ同じ料金で、乗り換えごとに料金が加算されていくシステム。乗り換えをできるだけ少なく移動するのが安く利用するコツです。
タクシーは初乗り料金が約90TL(約380円)で、例えばイスタンブール空港から市内までであれば約1050TL(約4,600円)ほど。
公共交通機関と比較すると割高ですが、荷物が多かったり、小さなお子さんがいる場合の移動には最適です。
とはいえ、トラムヴァイや地下鉄・バス等の公共交通機関がとても安くて充実しているので、タクシーを使わなければ移動できない状況にはあまりなりません。
食事代(レストラン・カフェ)
イスタンブールの食事代も、物価高騰の影響を受けています。
レストランで食事を取る時は約2,000円~、
カフェでラテなどを飲む場合は300円程です。
しかし、訪れるお店によっても大きく違うので、安くて美味しいお店を探してみましょう。
ロコタビで、現地在住の日本人に質問してみるのもひとつの方法です。
ちなみに人気のサバサンドは現在150TL〜200TL。約650円〜880円ほどで購入できます。ドネルケバブも1200円(ビーフ)あれば食べれるでしょう。
イスタンブールおすすめのレストランを「ロコタビ」で現地在住日本人のロコに聞いてみましょう!無料Q&Aで質問するのがおすすめです。
お土産代
お土産は、購入するものによって大きく変わりますが、1日5,000円程度を目安にお土産屋さんやグランドバザールをみて回りましょう。
青い目玉の形をした伝統的な魔除け「ナザールボンジュウ」はサイズにもよりますが300円〜、小皿や陶器も600円〜と購入できます。
掘り出し物を見つけたりするのも楽しく、目当ての物が安く手に入るといいですね。
バラマキ用のお菓子などのお土産は、スーパーで買うと100円以下で手に入ります。
トルコ在住日本人のおすすめの人気お土産はこちらのページで紹介しています!あわせて読んでみてください。
観光費用
イスタンブールの観光スポットの入場料の目安は、約300円から1,500円ほどの所が多いです。
ブルーモスクやアヤソフィア博物館などは無料で、全体的に日本よりも入場料は安いイメージですね。
トルコ在住日本人のおすすめ!人気観光スポットこちらのページで紹介しています!あわせて読んでみてください。
イスタンブールをお得に旅するコツ
イスタンブールをなるべくお得に快適に旅するコツを紹介します。
オフシーズンを狙う
イスタンブールは、日本と同じく四季がハッキリしているので、夏季シーズンがいちばん観光客が多く賑わう季節です。
夏季シーズンは通常の観光以外にもイベントやフェスなどが多くて賑やかですが、お得にイスタンブールを旅するにはオフシーズンを狙うのもおすすめ。
イスタンブールのオフシーズンは冬季で、寒く雨や曇りの日が多いので気候的にはポイントが下がりますが、観光客が少ないのでのんびり旅行がしやすいというメリットがあります。
春と秋は新緑や紅葉の季節で、暑すぎず寒すぎず快適に過ごせます。
冬よりは値段は上がりますが、夏に比べるとお得に旅ができるでしょう。
無料の観光スポットを巡る
イスタンブールの観光地は、無料で入れるところが多くあります。
ブルーモスクや、世界遺産のアヤ・ソフィアも無料で観光できる人気スポット。
ブルーモスクとアヤ・ソフィアの間に広がるスルタンアフメット地区もいつも大賑わいの広場です。
イスタンブール歴史地域は、東西の文化が混ざりあう素晴らしい街並みを見ることができます。
観光客や商人、地元の人もこぞって集まるグランドバザールも、無料で観光できる見どころ。
くねくねとした通路をくまなく歩いて、掘り出し物を見つけるのも楽しみのひとつですね。
ローカルフードを楽しむ
トルコはとてもバラエティに富んだ料理を食べる事ができます。
レストランに入らなくても、ローカルフードの食べ歩きもとてもおすすめ。
「サバサンド」や「ケバブ」「トルコアイス」などもとても美味しいローカルフードです。
しかし3年前には20リラ(100円程度)程で食べられたサバサンドも、現在は130リラ(650円程度)とかなり物価高騰の影響を受けていることは否めません。
スーパーを活用する
地元の人たちが通うスーパーを使うのもおすすめです。
物価高騰の影響を受けて、数年前に比べると圧倒的に値段は上がっていますが、やはり観光客が集まる場所で購入するよりは地元のスーパーを活用する方が断然お得。
地元でしか買えない物も売っていることが多いので、お土産にもピッタリですね。
イスタンブール旅行の物価に関する注意点
イスタンブール旅行の計画を立てる前に、物価に関する注意点をしっかりと把握しておきましょう。
最新の情報を入手すべし!渡航前にロコタビで現地在住日本人に質問してみよう!
円安の状況であるとはいえここまで物価が高騰していると、買い物もままならなくなってしまいます。
イスタンブールの最新情報や、現地の人しかわからないようなローカルな情報を手に入れられるかもしれません。
物価情報はもちろん、安くて美味しいお店などの情報もゲットできるチャンスです。
現地についてから戸惑う事のないよう、渡航前にロコタビで現地在住の日本人に質問をしてみましょう。
イスタンブール空港の物価がものすごく高い!
イスタンブール空港は、物価が驚くほど高くなっています。
とはいえこれは物価高騰の影響を受けているというよりは、ずっと昔から空港はかなり割高。
ヨーロッパの空港はこのようなところが多いですね。
例えばマクドナルドで、ダブルチーズバーガーセットとチキンナゲットを購入するとなんと6,000円越え!
日本なら1,200円程で購入できるので約5倍ということになります。
その他スターバックスでも日本の約2倍ほどになっています。
ファーストフードだからといって日本と同じ感覚で購入してしまうと非常に後悔します。
まとめ:事前にかかる費用・物価を予習してイスタンブール旅行を満喫しよう!
イスタンブールは、現在物価がかなり高騰しています。
長期にわたりインフレ状態が続いていますが、ここ1、2年でも大きく変化がありました。
あらかじめ、現在のイスタンブールの物価を予習しておき、旅行のトータル予算内に納まるかを確認してから出発すると現地についてから慌てることはありません。
インターネットで調べたり、ロコタビで質問したりして、イスタンブールの旅行を満喫しましょう。
イスタンブールの物価事情についてもっとくわしく知りたい方は、「ロコタビ」で現地在住のロコにサポートを依頼してみましょう!