2024年8月　イランへの渡航について

coco_50さま
ご質問有難うございます。

イランがイスラエルを直接報復攻撃する可能性はまだありますので、外務省の渡航中止勧告はそのままの状態です。来週イランに来られるということですが、(報道はされていませんが)国内各地で看護師と病院従事者によるストライキ＋抗議デモが行われていたり、経済の悪化で窃盗事件が増加し、治安が悪化しています。それでも来られたいと言うならかなりのご覚悟(事件に巻き込まれたら自分で対処できる位)をして来られた方が宜しいかと思います。
来週の国内線の予約状況、テヘラン→ラシュト間とラシュト→シ－ラ－ズ間をオンラインサイトでチェックしましたら、お1人でも満杯の状況でウェイティングリストとして登録し、連絡を待つ状況です。(2週間前にテヘランからシ－ラ－ズに行きたい方の為に調べた時も同じでした)現地の代理店でも外国人旅行者の場合は代行して取ってくれるかもしれませんが、イラン人の多くは、割安な旅行代理店サイト(ペルシャ語で明記)で購入しています。

以前のQ&Aに「ドルが高騰し両替が難しい」と情報を提供したのは私です。数ヶ月前にシ－ラ－ズに来られた旅行者の方によりますと、空港の両替店では閉店していたのか、出来なく、街の両替店で両替したそうです。(空港ではとりあえず周りにいた空港員の人に100ドルを替えて貰ったそうです)
8月25日(日)はイスラム教シ－ア派の盛大な行事のアルバイン(第3代のイマ－ムホセインが亡くなった40日忌)で隣国のイラクのキャルベラへ巡礼ツアーが行われ、巡礼者優先にドルが売られていて、一般者の売り買いが少ない、或いは出来ない状態であるかと思われます。イラン人一般人は知人を通して、バイヤーを紹介して貰っています。
因みに、来週は金曜日の定休日に加え、25日(日)が休日、9月2日(月)預言者の命日と第1イマ－ムハッサンの殉教日で休日、4日(水)第8代イマ－ムレザの殉教日で休日と休みが多いことも知っておかれた方が宜しいかと思います。(美術館や博物館が休みの可能性もあります)

そのような状況ですが、お気を付けて、楽しいご旅行が出来るよう願っております。

coco_50さま

有難うございます。

女性でいらっしゃるんですね。
尚更お気を付けてご旅行されて下さい。

今年のイラン暦の6月(西暦8月22日－9月21日)はたまたま休日が6日もあります。休日は公共機関の飛行機やバスの運航・運行も本数が少なくなりますし、バザ－ルや商店街も閉店していて、通りが空きますので、あまり楽しめないかもしれません。

今週 タジキスタン人4人を誘拐した事件も発生して、誘拐事件も多発しています。

イランがイスラエルに直接報復攻撃することも、明日や来週中、突然起こるかもしれません。そうなると、帰りの飛行機に乗ることもできないかもしれません。

お急ぎでなければ、せめて外務省が安全レベルを解除された後にご旅行されることをお勧めします。

ご検討して頂けるという事、宜しくお願い致します。

有難うございました。

coco_50様

一週間後にイランへの渡航をされるとのことですね？
失礼ながら「短い日程」とありますが、どのくらいの期間を滞在されるご予定でしょうか？

＞現地で購入する場合は代理店で購入可能なのでしょうか？
可能です。
ですが、言葉の面で意思疎通が難しく代理店での購入は困難かと思われます。

＞こちらでお願いしたら、購入していただけたりするのでしょうか？
購入は可能です。

＞テヘラン➔★ラシュト（ラムサール・マンスレー村）➔★シーラーズ➔ヤズド➔イスファハン
どれくらいの期間を滞在されるか存じませんが、上記の５都市を回られるのでしたら
１０日程度の旅行期間を見て頂かないと不可能です。

イランはインフラはある程度整備されていますが、大都市間の移動手段はあっても
マイナー都市への移動手段が限られてしまいます。
ご想像するほどの本数はありませんし、毎日の運行がある訳でもございません。
また、イランは広大な土地なので、効率よく移動しないと
移動・移動ばかりで現地での観光時間がほとんどない・・・日本からのお客様は
移動時間を把握しておられないことが多く、せっかく遠路はるばるいらしても
ろくに観光が出来ない状態になります。

上記よりも短い滞在で全てを周るとすればかなりの弾丸になるかと思われます。

＞両替が難しい

外貨はドルを持参されるのですよね？
現在のイランは外貨持ち込みの金額制限がございませんので、空港等で安心して
ご両替が出来ます。
ただ金銭問題として重大なお知らせがございます。
イラン国内はクレジットカードのご利用が不可でございます。
滞在中にお使いになるのが現金のみとお考え下さい。

それから、いくら両替したら良いか・・・と思われると思います。
が、金額に関してはお客様それぞれなので一概にはお伝え出来ません。
両替後、もし足りなくなったら空港以外でも両替は可能ですが、
全ての銀行で外貨取扱がある訳ではございません。
外貨両替専門店を見つけられればそこで出来ます。
ホテルのフロントでは一部で両替をしている所もありますが
これも全てのフロントで出来るわけではございませんし、レートが悪くなるのでご注意ください。
また、空港内・街中で近寄ってくるのは闇両替商です。
時々潜入捜査官がおとり捜査をやっている事がありますし、違法ですので
絶対に利用はされないで下さい。

帰国時に余ってしまったリアルを再度ドルに両替しなおすことは出来ません。
これはイラン政府の方針です。
非常に理不尽なのですが、余るほどの両替はなさらないで下さい。

今年のイランはとても暑いです。（日本も猛暑ですね。）
今回の回られる地方はラシュト以外は乾燥した地域です。
ラシュトはカスピ海があるので湿気があり、日本ととてもよく似た気候です。
それ以外は乾燥しておりますが、体感温度は４０度を超える日も多いです。
とくにヤズドの暑さは過酷ですし、シーラーズもかなりの暑さだと思います。
私の自己紹介欄をご覧いただいたかもしれませんが、
この時期の同行ガイドのご依頼はお断りしております。
理由は暑さの為です。（すみません、根性がありません。汗）
イラン国内のご旅行中は水分補給をまめに、日差しを遮る帽子やスカーフ、
サングラスなどの暑さ対策グッズのご持参をお勧めします。

また、限られた時間ではございますが、お休みになる事もとても大事ですよ！