仁川(インチョン)の年間の気候と旅行中におすすめの服装
【韓国・仁川在住者執筆】旅行が決まったら持ち物の準備です。韓国仁川と日本は近いですが、気温が分からないとどんな服を持っていくべきか迷いますよね。ここでは、年間の気候の特徴や、旅行中におすすめの服装をまとめました。あなたが旅行へ行く時期の最適な服装をチェックして、旅行準備を万全に整え、旅行を楽しみましょう。
韓国への旅行が決まったら、天気を確認して持っていく服を準備しましょう。気温を確認して準備をしても、いざ到着したら「自分だけ季節外れな格好をしていた!」「思いの外寒かった…」なんてこともありますよね。今回は、韓国・仁川在住の筆者が年間の気候の特徴や旅行中におすすめの服装をまとめました。月別の服装についてチェックして、韓国旅行を最大限楽しみましょう!
韓国・仁川の年間の気候
日本と同じく春夏秋冬があります。桜も咲くし、秋には紅葉を楽しみ、梅雨もあり季節は日本と似ています。
ソウルからも近い仁川の緯度は新潟と同じで、冬は大陸性高気圧の影響を受け大変寒く、乾燥するのが特徴です。
冬はマイナス10度以下になる日も少なくなく、2018年1月には体感温度がマイナス20度を下回った日もありました。池や川までも凍り、外の水はほとんど凍ってしまいます。
また、昼夜で寒暖の差が激しいのも特徴です。
年間の気温と降水量
下の表を見ても分かるように、東京に比べると気温は低いです。
そして降水量も平均して少なく、日本より湿気がなくカラッとしています。
ですが先にも述べた通り韓国には梅雨があり、期間は6月下旬ごろから1か月程度。
表を見ても7月、8月は東京よりも降水量が高いです。
台風も来ますが、日本に来るより上陸率は少ない気がします。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | |
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仁川平均気温 | -3.0 | 0.5 | 4.6 | 10.6 | 16.0 | 20.5 |
仁川降水量(㎜) | 26.4 | 34.1 | 40.0 | 49.0 | 83.4 | 103.6 |
東京平均気温 | 5.2 | 5.7 | 8.7 | 13.9 | 18.2 | 21.4 |
東京降水量(㎜) | 52.3 | 56.1 | 117.5 | 124.5 | 137.8 | 167.7 |
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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仁川平均気温 | 23.7 | 24.9 | 20.7 | 14.6 | 7.2 | 0.5 |
仁川降水量(㎜) | 295.8 | 248.8 | 186.3 | 54.7 | 52.1 | 24.2 |
東京平均気温 | 25.0 | 26.4 | 22.8 | 17.5 | 12.1 | 7.6 |
東京降水量(㎜) | 153.5 | 168.2 | 209.9 | 197.8 | 92.5 | 51.0 |
春(3月、4月、5月)の仁川
寒さは和らぎ、あたたかい日も多くなり、同時に日も長くなります。
しかし3月はまだダウンコートが必要な日もあり気が抜けません。
この時期、雨はあまり降りません。
最近はあたたかくなるこの時期にミセモンジ(微細埃というPM2.5のようなもの)が発生し、空気が大変悪く社会問題にもなっています。
桜が咲くのは4月上旬から中旬頃。
夏(6月、7月、8月)の仁川
夏は日差しが強く暑いです。
しかし日本よりも湿度は低く、日陰にいると涼しいのが特徴。
梅雨は6月末から1か月程度。基本的にあまり湿気がない国ですが、一年のうちで一番ジメジメします。
梅雨が過ぎると本格的な夏の始まり。
台風が来るのは日本と同じく8〜9月に多いです。
秋(9月、10月、11月)の仁川
暑さがおさまり涼しくなってくると秋の到来です。
韓国にも紅葉があり、秋の夜には虫の声が聞こえてきます。
こういう点は日本の秋と似ていますね。
最近は春だけでなく秋もミセモンジ(微細埃・PM2.5)が酷く対策が必要です。
季節の良い時期ですが、年によっては秋がとても短く、あっという間に冬がやって来ます。
冬(12月、1月、2月)の仁川
先でも述べました通り、韓国の冬は大変寒くマイナスの日が続きます。特に1~2月は特に寒いです。
外は風がない深々とした寒さで、大変乾燥しています。
たまっている水は全て凍り、池、川はもちろん、2018年の冬は漢江が凍ってしまうくらい寒波でした。
雪が降るとその雪は凍ってしまい、地面が滑ってしまうので注意が必要です。
この時期、雨はあまり降りません。
写真:2018.2.4 漢江の様子
旅行中におすすめの服装
ここまで韓国・仁川の気候について見てきました。
韓国旅行に行くにあたって、現地の人の服装、まちゆく人の服装を季節ごとに紹介し、おすすめのアイテムなどをご紹介していきたいと思います。
春(3月、4月、5月)の服装
写真:4月上旬撮影
3月はまだ寒い日も多いですし、ロングダウンコートを着る人も多いです。
4月になるとだいぶ薄着になり、コートやフードパーカー、カーディガン、おすすめはユニクロのウルトラライトダウンです。
あたたかくなってきたと思っても、春の朝夕は冷え込むので、折りたたんでカバンに入れておくと便利です。(軽いし荷物にもなりません)
また風が強い日もあるので、ストールを持ち歩くと良いと思います。
4月は脱いだり着たりの調整ができるような格好をおすすめします。
またミセモンジが酷い日はマスクをするようにしましょう。
5月になると、上着は必要でなくなり長袖やシャツ1枚でも丁度よくなります。
夏(6月、7月、8月)の服装
写真:7月下旬撮影
夏は暑いので、サンダルにTシャツ、ホットパンツなど涼しくてラフな格好をしている人が多いです。
日差しが強いので、サングラスや帽子はあった方が便利です。
おすすめアイテムはハンディ扇風機。ここ1~2年、韓国で爆発的に人気です。
また外は暑くても、室内は涼しくしてあるので、私はいつも薄手の長袖上着を持ち歩くようにしています。
カバンに入るくらいの大きさ、薄さがおススメです。
また6月下旬から梅雨に入りますが、韓国の天気予報は外れることもよくあるので、梅雨の時期はカバンに折り畳み傘を持っておくとよいでしょう。
写真:ハンディ扇風機
秋(9〜11月)の服装
写真:10月下旬撮影
9月~10月の上旬くらいまでは、人によってはまだ半袖の人も多いです。
しかし上着は必須。
朝夕と昼との温度差が激しいので、秋は上着を持ち歩いてください。
おすすめは春同様、ユニクロのウルトラライトダウンや薄手の上着、ストールをカバンに入れておくとよいでしょう。
また、空気が悪い日もあるので、マスクも持ち歩いてください。
11月ごろになるとだいぶ冬の格好になり、マフラーやコートなどを着る程度の寒さになってきます。
冬(12〜2月)の服装
写真:1月中旬撮影
1~2月は川が氷るくらい寒くなり、男女共にロングダウンコートを着ている人が多いです。
外出の際にはマフラーや帽子、手袋、耳あて、カイロなどの寒さ対策グッズ必須、ハンドクリームも欠かせません。
厚手の靴下にあたたかいムートンブーツ、スノーブーツなどを履いている人も多いです。
おすすめアイテムはヒートテックや、起毛ズボン、ズボンの下に履く薄手の内服ズボン。
起毛ズボンは女性用・男性用あるので、これで寒さが軽減できると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本とほぼ季節が似ている韓国・仁川ですが、日本と比べて半月~1か月ほど季節差があります。
冬はとても寒いので防寒対策が必要ですし、乾燥しているのでハンドクリームやミストなどお肌のケアも忘れずに。
また寒暖の差もあるので、季節が良い時期でも注意しましょう。
旅行の準備をする際に、是非参考にしてください。