スイスでの生活について

こんにちは、

就職を目的にせず、フランス語を数年かけて勉強するつもりでいらっしゃるのであれば、語学学校に入学することで学生ビザを取ることができます。

仕事をしながら短期でも住んでみたいのであれば、観光地のツエルマット（ドイツ語圏）で夏季に限って求人を出しているお土産屋さんで知人が働いたことがあります。

ただ、スイスはEU諸国からは（協定があるので）労働者を受け入れる義務があるのですが、そのせいもあって、その他の外国人労働者／移民をなかなか受け入れない国です。限られた条件の中で（どうしても日本人である必要がある／おっしゃるように料理人の資格が必要など）、雇用者がビザを申請して働く方も少人数です。

こちらでスイスの法律を勉強されて、弁護士さんとして働き出した方にお会いしたことはありますが、日本の法律を専門にされている弁護士さんが、その資格でお仕事をすることができるかというと、難しいかもしれませんね。

日本でマスターを取得されている方の中には、国連の機関で、という方法もあるようです。（詳しくは国連関連のHPを。）

学生をしながら素敵な方と知り合って、結婚することで滞在されている方もいらっしゃるようです。

あまりお役に立たないコメントかもしれませんが、「ダメモトでチャレンジ」で生活に必要なお金を貯めてくることができるのであれば、いいんじゃないでしょうか。

スイスで仕事を得るためには、スイス人以外の人は就労許可を取らないといけません。この許可には優先順位があって、まずはスイス人の配偶者、家族、ジュネーブなどの国際機関に勤める人の配偶者、家族、それに次いで、シェンゲン協定に加盟している20余りのヨーロッパ諸国の国民、そん他のEU諸国の国民…日本人が考慮されるのはこれらの人たちの中に同じ仕事ができる人がいないと判断された時で、日本食の料理人等、極めて限られた職種になってしまいます。国際機関はこの制限には当てはまらず、国籍で採用不採用が決まるわけではありませんが、こちらはこちらでそれなりの専門知識や語学力が要求されます。

語学だけを学ばれても、日本人でなければできないような資格がないとスイスで合法的に働くことは難しいと思います。

ご質問の件ですが、スイスで職を得るのは大変難しいです。
基本、外国人に労働ビザは発行していないと考える方がこの先挑戦しやすいと思います。

例として寿司職人を挙げますと、
数年前までは寿司職人は「特別な技術を持った調理人」ということでスイスが労働ビザを発行していたので、スイス人の後見人がいれば日本から寿司職人を連れてくることができましたが、最近ではトルコ人やギリシャ人も寿司を握れるようになったし、シャリを作る機械もあるので、日本からのお寿司職人にはなかなか労働ビザが下りなくなりました。

また美容師、心理士、などであっても、こちらでフォーマシオン（教育）を受け直さなくてはスイスで通用する免許は交付されず、その仕事としての就職はできません。とても厳しいです。

このような感じです。ジュネーブやローザンヌに在住をご希望だとしても正直とても大変な道のりかなとは思います。

ジュネーブとローザンヌでおそらく３０００人（子供含めて）の日本人がいると思いますが
・企業からの駐在（数年の駐在）
・国連機関で働く（数年で移動する可能性もあり）
・国際結婚をして
・調理人として
・ものすごいお金持ちなので特別にビザが下りている
以外で「スイスで暮らしたくて」移住されている人をあまり知りません。
またスイスはとても保守的な国ですから旅行で見るのと、実際暮らしてみるのとでは全然違うと思いますよ。

まずはもっとスイスの暗い部分もお調べになって、それから１０年越しぐらいかかるかもという気持ちで挑戦されたらより未来は明るくなると思いますよ。

厳しいことばかり書いて申し訳ありませんが、上手くいかないパターンを覚悟しておけばそれよりよければ落ち込まなくて済みますよね。
頑張ってください。

スイスフランス語圏で生活なさりたいとのこと、私のお世話した方々の経験から最近の基本情報をお伝えしましょう。
まず、フランス語を勉強なさるという段階では、二つの方法があります。
１．３ヶ月の観光ビザ（手続きなし）で入国し、語学学校のコースを受け、３ヶ月ごとに日本に一時帰国をする。公的な手続きなしで簡単ですが、アルバイトはできません。３ヶ月以上無申告滞在は危険です。
２．学生ビザを日本出発前にスイス大使館にて取得。以前はスイス入国した後で出来ましたが、現在はかなり厳しくなっています。週２０時間以上の学業をすればアルバイト可能。

どちらにしても経済的な面が問題になります。生活費は学校を含め、月２０万円は必要でしょう。特に２の場合は当局に銀行口座などの形で証明が必要です。

学校は、ジュネーヴの場合、大卒ならばジュネーヴ大学の外人生徒向けフランス語コースがあります。他の学校では、州が援助している" IFAGE" が上質で安いです。又は "Ecole Club MIGROS"。他にも週２０時間のコースを用意した学校は多数あります。
まず、滞在場所を確保することも大切でよう。ジュネーヴは借部屋でも最低5万円はします。

介護士の資格を持っていらっしゃる点は求職の面で非常に有利ですね。
まずフランス語の学校で基礎を勉強なさり（これは日本ででもできますね）その後スイスの看護学校に入学し、現地のフランス語を学びつつ、こちらの資格を取得なされば長期でも確実のようにも思えます。