フォートワースの旅行ガイド情報

フォートワースの天気、気候、季節と旅行に最適な服装のガイド

ダラス=フォートワースの気候は、一応は、日本と同じ「温暖湿潤気候」に分類されるそうです。
平均気温(最低/最高)が冬で3℃/14℃で、夏は、15℃/35℃という数字だけだ見ると、確かに大差ないのですが、内陸の乾燥した環境は、やはり日本とは違います。

まず、春や秋のように穏やかに季節が移り変わっていく時期がほとんどありません。
そして1日のうちでも、気温が変わるときは非常に激しく変わります。
冬は寒くて、夏が暑いのは当然ですが、そんな冬でも、突然25℃まで日中の気温が上がることも良くあります。そして数日後にはまた寒い日々に逆戻り。
夏は夏で、冬のような寒さになることはありませんが、気温が上がるときは、40℃ほどまでぐんぐん上がります。

<冬>
乾燥して晴れていても骨身に染み入る寒さです。東京のように北風が強く吹くということは稀です。ただし、徹底的な車社会なので、寒いのは、外出時に建物を出て車に乗り込むまでと、車を降りて建物内に入るまでの辛抱。

雪はめったに降りませんが、雨が降って翌朝にはひどい路面凍結で学校や公共施設が休校・休館になることも年に1、2度あります。

2月中頃から、日中の最高気温が日々じわじわと高くなってきます。朝は寒くて、車のヒーターを強にしていたのに、日中スーパーに出かけるときは、今度はクーラーにしないと暑くて大変という、最低気温と最高気温の差が非常に激しい「冬」と「夏」が混在する時期です。

<春>
寒い朝と暑い昼間。そんな日々が続き、いつしか最低気温も日々上がってきます。日中は半袖の衣類だけで十分です。
4月初旬になると、テキサス州花のブルーボネットが草原地帯に一斉に鮮やかなコバルトブルーの花を咲かせます。フリーウェイ沿いでもよく見かけます。この地で唯一「春だなぁ」と感じる瞬間です。

この時期は、毎週のように雷と大量の雨を抱えた真黒な雲がこの地を通り過ぎ、TVのニュースでは「雹(ひょう)注意報」「トルネード注意報」や「トルネード警報」が発信されることもしばしばです。近年はダラス=フォーワース周辺でも、何度かトルネードの被害が発生しています。ダラス=フォートワースのエリアは、治水対策が後手後手なので、大雨の後は浸水する地域も多いです。
しかしながら、乾燥が厳しいこの地において、恒常的に乏しい貯水池の水位を上げる貴重な恵みの雨でもあります。

<夏>
ダラス=フォートワースの夏は暑いです。非常に乾燥しているので、オーブンの中でジリジリ焼かれながら、さらにヘアドライヤーの熱風を受けている感じです。暑すぎて、公園の遊具の鉄が熱くなってやけどなどの危険が伴うため、夕暮れまで公園で子供を遊ばせないようにTVニュースで注意が報じられることもあります。
出かけるときは、いつも水を携帯しましょう。8月、9月は特に高温になります。

<秋>
この地の街路樹などは常緑のものが多いので、赤く色づいた落ち葉がひらひら。。。。という、秋のイメージはあまりありません。春と逆で、最低気温と最高気温が徐々に低くなっていくのみです。10月31日のハロウィーンを迎えるころから、日中も「寒く」感じられるようになり、リスたちがドングリ拾いに精を出す様子が公園や裏庭で見られます。人間のほうも、感謝祭やクリスマスのホリデーシーズンの準備やクリスマス休暇の旅行の計画で、ウキウキ気分になる時期です。