クレモナ/イタリアに1995年10月から在住のEmiko Yasudaさんがクレモナのオンライン海外旅行のサービスを提供します。クレモナの全て、クレモナの歴史、クレモナの芸術、クレモナの音楽、クレモナの美術、クレモナの建築、クレモナの食べ物、クレモナの文化、クレモナのヴァイオリン、クレモナのヴァイオリン製作、ブッセートとヴェルディが得意な60代女性ですので、他にはないすてきなサービスをご期待ください。
サービス提供ロコ
サービス内容
1500年代、クレモナでも煌びやかにルネッサンス文化が華開きました。町の大聖堂、教会、貴族の館が美しく蘇り、画家や音楽家、そして当時生まれたばかりの出来立てほやほやの新しい楽器であったヴァイオリンを作る名職人が次々に登場しました。その中の筆頭はアマティ一家で、フランス宮廷やスペイン宮廷を相手にクレモナ生まれの楽器を名ブランドとして確立することに成功したのです。そのアマティ一家の工房に弟子入りをしたのがグァルネリ一家の長となる若きアンドレア・グァルネリ。彼を始めとして3世代にわたり、約100年間ヴァイオリン製作が続けられていくこととなりますが、その道は決して平たんではありませんでした。アマティ、そしてストラディヴァリの煌びやかさの影で、現代に残る銘器を生み続けながら、常にドラマチックな生涯を送り続けたグァルネリたち。その中でも現在群を抜いて人気を誇るのがグァルネリ(ガルネリ)・デルジェスで、その謎に満ちた生涯が、19世紀のロマンチシズムを掻き立てました。
今回は、このグァルネリ一家三世代の生き様に焦点をあてます。彼らの手から生み出された楽器には、ひとつひとつ父と息子の葛藤の物語が刻み込まれています。どうぞご期待ください。