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フィリピン・セブ島への入国制限、緩和情報まとめ【2020年8月最新情報】

【2020年8月14日情報更新】日本からフィリピン・セブ島へはいつから行けるようになるのか?入国制限&規制はとても気になる情報です。
2020年新型コロナウイルスの影響により、フィリピンはもちろん、世界各国で出入国の制限をおこなう対策が行われています。

いつ頃からビジネス出張が可能なのか、旅行に行くことができるのか、現地にいる家族や友人にいつ会えるのか、疑問や不安を感じている方もいらっしゃると思います。

今回はそんな疑問や不安を少しでも解消できるように、フィリピンの入国規制・緩和情報をまとめましたので、是非ご覧ください。

※この記事は外務省、在フィリピン日本国大使館やフィリピンのニュースサイトを基に作成しています。必ず下記のサイトもあわせてご確認いただき、補助として参考にしてください。

現在の日本からフィリピン・セブ島への入国制限・規制状況(外国人・日本人)

日本からフィリピン・セブ島への渡航は、現時点(2020年8月14日)では規制されており、観光目的の入国はできません。

現在、フィリピンへの入国が認められている人(資格保有者)は以下になります。

  • フィリピン市民権保持者
  • フィリピン永住権保持者および配偶者、子

日本を含む査証免除対象国からの入国を停止しているため、これらの規制が緩和されない限り入国はできません。

<2020年8月14日追記>
8月1日から、長期滞在ビザ保持者は、次の条件の下、フィリピンへの入国を認められることになりました。

  1. 入国時に有効な既存の長期滞在ビザを所持していること。
    ※新たな入国査証の申請は受け付けられません。
    (3ビザ、13(a)ビザ、13(b)ビザ、13(c)ビザ、13(d)ビザ、13(e)ビザ、13(g)ビザ、RA 7919ビザ、EO 324ビザ、フィリピン生まれ(Native-born)が対象です)
  2. (フィリピン政府により)認定された隔離施設の事前予約があること。
  3. 新型コロナウイルスの検査提供施設の事前予約があること。
  4. 到着空港および渡航日の受け入れ能力に応じたもの。




フィリピンへ留学することは可能?

3月19日に発表された査証発給・査証免除特権の一時停止は3月22日から現時点まで続いており、5月29日にはこの措置の継続が発表されています。6月以降も継続されるとのことで、すでにフィリピン入国のためのビザを持っている人でも無効となるため、留学目的などの渡航もできません。

現在すでにフィリピンにいる方は引き続き滞在することは可能ですが、一度でも出国すると再度入国することはできなくなります。




日本からフィリピン・セブ島入国後の14日間の自己隔離措置についての情報

フィリピン・セブ島に入国した後は、PCR検査のあと14日間の隔離措置をとらなければいけません。

隔離対象者は?

海外からフィリピンに渡航するすべての人が隔離対象です。

現在は、フィリピン市民権保持者、フィリピン永住権保持者と配偶者、子供、のみ入国が許可されているため、対象者は以上に該当する人のみとなります。


近い将来、規制が緩和され、日本とフィリピンを行き来できるようになった後でも、しばらくは隔離措置は続くでしょう。





フィリピン・セブ島での乗り継ぎ(トランジット)制限

フィリピンのセブ島で乗り継ぎをする場合に、マクタン・セブ国際空港を使用することは可能です。

国内の空港の乗り継ぎの場合、たとえばセブ島からマニラへ経由して日本に帰る場合、その逆の際は、健康診断証明証(Health Certificate)が必要となります。日本からセブ島を経由して第三国への渡航の場合は特に制限はありません。国際線から国内線やターミナル間の移動など、1度入国しなくてはならない場合は入国できませんので、お気をつけください。





現在のフィリピンの様子

フィリピンでは引き続き規制が実行されています。6月16日から30日まで、セブ島はECQの対象地区に再度設定されました。

国内の規制の種類

フィリピン国内の規制は以下の4段階のレベルで設定されています。

  • ECQ:Enhanced Community Quarantine(強化されたコミュニティ隔離措置)
  • MECQ:Modified Enhanced Community Quarantine(修正を加えた強化されたコミュニティ隔離措置)
  • GCQ:General Community Quarantine(一般的なコミュニティ隔離措置)
  • MGCQ:Modified General Community Quarantine(修正を加えた一般的なコミュニティ隔離措置)




国内の規制の内容と現在の規制エリア

<ECQ:Enhanced Community Quarantine(強化されたコミュニティ隔離措置)>

  • 原則自宅待機
    ※必要不可欠な買い物、病院受診、仕事への通勤の際は外出可能
  • 屋外での運動は全て禁止
  • ホテル業務の営業停止
  • スーパーマーケットや持ち帰りのみの飲食店、病院や薬局など生活に必要な施設以外は営業停止
    ※美術館や図書館、映画館、観光施設やジム、プールなど
  • 物理的な授業の禁止
  • 大規模な集会の禁止
    ※映画上映会、コンサート、スポーツ行事、その他の娯楽活動、地域共同体の集会、宗教に関する集会、不要不急のビジネスに関する集会など
  • 指定地域の公共交通機関の運休,国内便も原則禁止



<MECQ:Modified Enhanced Community Quarantine(修正を加えた強化されたコミュニティ隔離措置)>

  • 原則自宅待機
    ※必要不可欠な買い物、病院受診、仕事への通勤の際は外出可能
  • 屋外での運動は一部許可(条件付き)
    ※マスク着用、他人と2mの距離を取ることが条件、散歩やジョギング、自転車など軽い運動のみ
  • 指定地域の公共交通機関は引き続き運休,国内便も原則禁止
  • 許可された産業のスタッフの自家用車(1列2人まで)、自転車やバイクでの移動可
  • ビジネスは最小限の出勤体制で運営し、できる限りスタッフは在宅勤務などを推奨する
  • 映画上映会、コンサート、スポーツ行事など、未承認/不要不急/娯楽目的の集会は禁止する
    ※5名以下であれば可能
  • ホテル業務の営業停止
  • スーパーマーケットや持ち帰りのみの飲食店、病院や薬局など生活に必要な施設以外は営業停止
    ※美術館や図書館、映画館、観光施設やジム、プールなど
  • 物理的な授業の禁止



<GCQ:General Community Quarantine(一般的なコミュニティ隔離措置)>

  • 接触の少ないスポーツ(ゴルフ・テニス)が可能
  • ビジネスは最小限の出勤体制で運営し、できる限りスタッフは勤務形態を変えての出勤を推奨する
    ※フレックスタイムや在宅勤務など
  • 厳格な防疫措置をとった上で公共交通機関も運行を再開
    ※GCQとGCQの間の移動は可能。
  • 映画上映会、コンサート、スポーツ行事など、未承認/不要不急/娯楽目的の集会は禁止する
    ※10名以下であれば可能
  • ショッピングモールやショッピングセンターの営業が可能になるが、娯楽目的の店舗やサービスは引き続き営業不可
  • ホテル業務の営業停止
  • スーパーマーケットや持ち帰りのみの飲食店、病院や薬局など生活に必要な施設以外は営業停止
    ※美術館や図書館、映画館、観光施設やジム、プールなど
  • 学校は2020年8月24日から始業



<MGCQ:Modified General Community Quarantine(修正を加えた一般的なコミュニティ隔離措置>

  • 映画上映会、コンサート、スポーツ行事など、未承認/不要不急/娯楽目的の集会は禁止する
    ※総席数の半分以下であれば可能
  • 道路、鉄道、航路、空路での公共交通は運行
    ※ただし、運輸省のガイドラインに従って、乗客間を1m以上確保すること




<強化されたコミュニティ隔離措置(ECQ)を課す地域>
セブ市

<修正を加えた強化されたコミュニティ隔離措置(MECQ)を課す地域>
タリサイ市

  • マニラ首都圏全域
  • 中部ルソン地域(地域3)のブラカン州
  • カラバルソン地域(地域4A)のカビテ州、ラグナ州、リザール州

は、8月3日から18日までMECQへ変更されています。
 
<一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)を課す地域>

  • マニラ首都圏全域
  • カガヤンバレー地域
    カガヤン州、イサベラ州、キリノ州、ヌエバ・ビスカヤ州、サンティアゴ市
  • 中部ルソン地域
    アウロラ州、バターン州、ブラカン州、タルラック州、オロンガポ市
  • カラバルソン地域
    バタンガス州、カビテ州、ラグーナ州、ケソン州、リサール州、西ミンドロ州
  • 中部ビサヤ地域
    ボホール州、セブ州、東ネグロス州、シキホール州、マンダウエ市、ラプラプ市、ダバオ市、ザンボアンガ市

<修正を加えた一般的なコミュニティ隔離措置(MGCQ)を課す地域>
上記以外の全地域





6月21日にフィリピン政府が、フィリピン国内移動(州内の移動もしくは州をまたぐ移動)プロトコール・フローチャートを発表しました。

国内線への搭乗や州をまたぐ移動の際には、原則として警察署で発給される移動証(トラベル・パス、トラベル・オーソリティー)の携行が必要になります。(こちらはフィリピン人のみとなりますが、外国人の場合は健康診断証明書が必要となります)

<2020年8月14日追記>
また、8月15日から公共交通機関を利用する人に対し、フェイスシールドの着用が義務付けられます。また、空港の施設内においても着用が求められるので、国際線利用時にも注意してください。

フィリピンの現在までのコロナウイルス感染者数は38,511→153,660名、死亡者数は1,270→2,442名で、回復した人は10,438→71,405名です。(2020年7月1日→8月14日時点)

8月14日現在の新規感染者数は6,216名です。





日本からフィリピンへの入国制限・緩和情報まとめ

現在は、日本からフィリピンへ旅行へ行くことはできません。規制が緩和された後でもしばらくは14日間の隔離措置がとられることが予想されますので、観光や留学で訪れられるのはもうしばらく先になるでしょう。

外務省も、現在はフィリピンに対して「感染症危険情報レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を出しています。

美しい海に、日本人に馴染みのある料理。たくさんのマリンアクティビティが楽しめる自然の宝庫、セブ島。語学留学としても人気の留学先で、日本から4時間弱と近いこともあり、大勢の観光客や留学生が訪れる国フィリピン。今は入国も厳しく先が見通せない状況ですが、最新情報が入り次第追記していくので、また是非チェックしてくださいね。


※新型コロナウイルスの情報は常に更新されているため、こちらの記事はもちろん、下記のニュースサイトやウェブサイトで最新の情報を確認されることをおすすめします。




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