セブ島のタクシーの乗り方ガイド〜料金・カード払いは可能?便利なアプリ〜
【フィリピン・セブ在住者執筆】セブのタクシーは日本と比較すると料金が安く、大変便利な交通手段です。時間による貸し切りも可能なので旅行中の移動にタクシーを検討している方や、早朝や深夜のタクシー移動に不安を感じている方はぜひ参考にしてみてください。タクシーの種類(色)や乗り方、支払い料金、配車アプリ、トラブルなど、乗る前に知っておきたいことをまとめました。
セブのタクシーの種類
ホワイトタクシー
一般的なタクシーで、空港やショッピングモールに乗り場があります。ホテルのフロントに頼めば呼び出してくれます。普通に流しのタクシーがたくさんいますので拾うことも可能です。
イエロータクシー
マクタン・セブ空港に専用に乗り入れているエアポート専用タクシーで一般のホワイトタクシーより料金が多少割高です。ホワイトタクシーよりも若干きれいなくらいで、サービスの違いはあまりありません。比較的乗り場は空いているため外国人の観光客は利用しますが地元の人はあまり利用しません。
ホワイトタクシーに比べ少し割高です。
タクシーの料金について
セブのタクシーはカードが使えず現金払いのみとなります。また、ドライバーはお釣りを持ってないことも多々あるため、100ペソ札と、それ以下のお金を持っていると便利です。1,000ペソ札や500ペソ札を出すとお釣りがなくそのまま持っていかれることがあります。
ホワイトタクシーの料金
- 初乗り40ペソ(約85円)
- 300メートルごとまたは停車1.5分ごとに3.5ペソ(約8円)
基本的にはメーター料金のみの支払いで大丈夫です。
ただし、セブのタクシーは営業地域が決まっており、「遠距離の場合」に帰りは客を乗せられないためドライバーから「メーター+〇〇ペソ」と言われる場合があります。50ペソ(約110円)程度であればチップと思ってあげてもいいと思いますが、あまりにも高額であればはっきり断りましょう。
日本に比べると車の状態やドライバーの態度などは良いとは言えませんが料金は割安ですのでおおらかな気持ちで利用しましょう。
郊外にあるレストランや観光スポットに行く場合は、降りてしまうと次のタクシーが捕まえられないことがあります。タクシーは交渉次第で時間貸しで使うことができます。料金は3時間で1,000ペソ(約2,200円)以下で交渉できれば割安という感じです。タクシーに乗る前にドライバーに交渉しましょう。
また、行き帰りはメーターを使い、現地の待機時間の費用を別料金にする方法もあります。1時間300ペソぐらいが相場です。
イエロータクシーの料金
- 初乗り70ペソ(約150円) ※総額でホワイトタクシーより3~4割増し
チップ
通常セブではチップは必要ありません。ドライバーに問題なければお釣りの端数をあげる程度と考えて大丈夫です。
タクシー料金の相場
マクタン・セブ空港からセブ市内までの料金
行先 | 所要時間 | 料金 |
---|---|---|
SM シティ セブ | 約40分 | 約250ペソ(約530円) |
IT パーク | 約1時間 | 約300ペソ(約650円) |
アヤラ センター モール | 約1時間 | 約300ペソ(約650円) |
※セブは時間帯により激しい渋滞がありますので、所要時間や料金はあくまでも目安としてお考えください。
タクシーの乗り方
乗る前に知っておきたい注意点
セブのタクシーは日本と違い自動ドアではなく、手動です。乗り降りは自分でドアを開け閉めしましょう。キャリーバッグなども基本的には自分でトランクに積む必要があります。中には親切なドライバーが荷物を積んでくれることもありますので、帰りにチップをあげると
喜んでくれます。
ドライバーとの会話は基本的に英語で日本語はほとんど通じません。英語の苦手な方が行き先などを伝える場合は、Google Mapやパンフレットを直接ドライバーに見せると理解してもらえます。
セブには少なからず悪質なドライバーが存在します。そんなドライバーと遭遇しない方法として、できるだけ流しのタクシーではなく、下記の方法をおすすめします。
①ホテルでは受付でタクシーを呼んでもらう
②ショッピングセンターなどではタクシー乗り場で乗る
ホテルやショッピングセンターではトラブルのあったタクシーは出入り禁止にしていますので、リスクは多少少なくなります。なお、空港やショッピングモールでタクシーに乗る時、スタッフがタクシーのナンバーを書いたメモをくれることがありますので大切に保管しておきましょう。
よくあるタクシートラブルと対処法
セブのタクシーでよくあるトラブルは「お釣りがない」と「ぼったくり」のケースです。タクシーに乗る時は100ペソ以下のお札や小銭を用意しておきましょう。
また、まれに強盗などの犯罪に巻き込まれることもあります。特に深夜のタクシーは一人ではなく複数人で利用することをおすすめします。
セブのタクシーは横柄な態度のドライバーが多く話しかけても返事をしないこともあり日本人からすると違和感があるかもしれません。また、あまりにも親しげに話しかけてくるドライバーはぼったくりの注意が必要です。なお、フィリピン人は普段は温和ですが切れると何をするかわかりません。ドライバーとトラブルがあっても罵倒したりせず冷静に対応しましょう。逆にドライバーをおだてて応対すれば円満に解決しやすいと思います。
タクシー料金をボッタクられたら.....?
タクシーに乗った場合、下記3点の確認を徹底しましょう。
- メーターがきちんと回っているか
- 運転席の許可証はあるか
- 領収書をもらえるか
- メーターを作動していない場合はドライバーにメーターを使うよう話しましょう。Please use meter ! (プリース ユーズ メイター)
もし被害にあってしまった場合、お金が返ってくる可能性は低いですが、許可証や車のボディやナンバーを携帯で撮影しておくと会社に問い合わせるなどのアクションを起こすことができます。
【注意】万が一ドライバーとトラブルが発生してもドライバーを罵倒したり怒らせないほうが賢明です。たかが数百円ですので身の安全に危害がおよぶようなリスクを犯す必要はありません。
タクシーに忘れ物をしたことに気づいたら.....?
利用したタクシー会社や車のナンバーが分かる場合は、タクシー会社に連絡してみましょう。タクシー会社の電話番号は車のボディに記載されています。それでも解決しない場合は警察に相談しましょう。見つかる可能性は低いですが、たまに良心的なドライバーが届けてくれることがあります。警察では依頼すればいざというときのために車のボディやナンバーを撮影したり、領収書をもらうなどしておくと役に立ちます。
配車アプリ・貸切サービス
配車アプリ(Grab)
タクシーの乗車に不安のある方はGrabを利用しましょう。
目的地までの料金が事前にわかり、乗車位置や目的地などすべてスマホ上で入力できるので英語が不得意でも安心です。また、4人乗り・6人乗りなど指定することができます。デメリットは混雑する時間帯は料金がタクシーよりも高かったり、なかなか手配できないことがあります。Grabで料金や混雑具合をチェックしてから、タクシーとGrabを使い分けるのがベストです。
支払いも事前にカード情報を登録するため、アプリ上ですべて完結します。
※現金払いも選べます。
Grabのダウンロード
貸切・チャーター
タクシーは時間・半日・1日、行先などでチャーターすることができます。また、セブではタクシーだけでなく運転手付きのレンタカーの会社も多数あります。移動のみ・観光・遠出など目的に合わせ検索してみて下さい。セブ市内の半日程度の移動のみであればタクシー、大人数や遠出の場合は運転手付きレンタカーがおすすめです。
まとめ
日本とは少し違うセブのタクシー事情ですが、セブでは一番使い勝手のある移動手段です。慣れないと少し不安があるかもしれませんが、利用すれば感覚がすぐわかると思います。多少のトラブルがあっても日本の金額からすれば大したことがないと思います。海外のリゾート地ですので、おおらかな気分で利用し楽しい旅行にしましょう!
セブのことをもっと知りたいという方は、ロコタビを使って、セブ在住日本人のロコに聞いてみるのもおすすめです。Q&Aでの質問は無料なのでぜひ利用してみてください。