ブリスベン空港での乗り継ぎ(トランジット)方法と待ち時間の過ごし方
【オーストラリア・ブリスベン在住者執筆】ブリスベン空港での乗り継ぎ(トランジット)の際の詳しい方法を写真つきでご紹介します。近年導入された新しいサービスや快適に過ごせるためのサービスなども合わせてご紹介します。ぜひ出発前にチェックして充実した待ち時間をお過ごしください。
東京から約9時間で到着!ブリスベン国際空港
オーストラリアには日本からの直行便がでている都市が4つほどあります。そのほとんどがブリスベンのあるクイーンズランド州に固まっており、東京・大阪からはの直行便は「ゴールドコースト空港」「ケアンズ空港」「シドニー国際空港」、東京からは「ブリスベン国際空港」があります。
日本から1番近い所で7時間半ほどで到着できるのがケアンズ空港です。ブリスベン空港は約9時間かかります。
また、ブリスベン空港はクイーンズランド州最大規模の空港で、便数も多く運行されています。国際線ターミナルと国内線ターミナルの2つがあり、ターミナル間は無料の空港シャトルやエアトレインが運行しています。エアトレインは乗り継ぎカウンターでチェックインが済んでいる場合やヴァージン・オーストラリア航空の乗客は無料で利用することができます。空港から市内へ行く場合もこのエアトレインに乗っていくことができ、市内中心まで約20分ほどと遠くなく、乗り継ぎ時間に余裕がある場合は市内散策もできます。
ブリスベン空港公式サイト:(https://www.bne.com.au/)
ブリスベン空港での乗り継ぎ(トランジット)方法
ブリスベン国際空港と国内線のある空港は別の建物になります。なので各空港に到着した後「Transfer」の表記に従って進み、乗り換え手続きをしましょう。その後国内線に乗り換える場合はエアトレインもしくは空港間の無料シャトルを使って移動しましょう。エアトレインは約3分ほどで空港間移動が可能です。バスの場合は10分程です。バスを使えば空港近くのアウトレットモールに行くこともできるので次のフライトまで時間がある場合はショッピングに行くこともできます。
1. 到着後、乗り換えエリアで手続き
ブリスベン国際空港に着いた後、国際線乗り換えと国内線乗り換えのブースに分かれます。国際線乗り換えに進む場合は「International Transfer」のトランジットエリア、国内線乗り換えに進む場合は「Domestic Transfer」のトランジットエリアの表記に従って進みましょう。
国際線乗り換え
国際線乗り換えは「Passport Control」の反対側にあります。入国審査をする方向と逆の方に表記があると思うのでそちらに進みましょう。乗り換え手続きではe-チケットもしくは紙媒体のチケット、パスポートを見せてセキュリティチェックが行われます。100ml以上の液体は没収されてしまうので注意して下さい。
チェックが済んだ後は国際線出発ゲートへと繋がります。免税店やカフェ、お土産屋などもあるのでここで軽くショッピングを楽しむことも出来ます。
国内線乗り換え
国内線乗り換えは「Passport Control」と同じ方向にあり、入国審査する人々と同じ方へ進みましょう。こちらで入国審査を済ませ到着エリアに出た後に、ホール右手奥にある国内線乗継カウンターで手荷物を預けましょう。乗り継ぎカウンターでパスポート、e-チケットもしくは紙媒体のチケットを見せます。ご自分で乗り継ぎの場合はそのまま国内線空港へ行き航空会社のカウンターでチェックインを済ませましょう。
国内線から国際線に乗り換え
搭乗したチェックインカウンターでの手続きにて手荷物を最終目的地までの預かりにした場合はブリスベンの国内線空港に着いた後、荷物を受け取らずに国際線行きの無料シャトルバスまたはエアトレインを利用しましょう。
空港にて出国審査を受け自分の搭乗ゲートへ進みましょう。
ご自分で乗り継ぎの場合はそのまま国際線空港の航空会社のカウンターでチェックインを済ませ荷物を預け直しましょう。
関連記事:「ブリスベン入国審査・出国手続き〜出入国カード、イミグレーション」
2. 出発ゲートに向かって移動
トランジットが済んだ後は出発ゲートへ進みます。
国際線から国際線の場合は同じ建物内なのでスムーズに進みますが、国際線から国内線、国内線から国際線の場合は空港間の移動もあり少々時間がかかります。飛行機の遅延などで乗り遅れる可能性も出てくるので乗り換え時間は最低2時間ほどあると安心です。到着が遅れた場合や乗り換え時間まで1時間を切ってしまった場合は空港スタッフに掛け合いましょう。
3. セキュリティチェック
セキュリティチェックは出国する際に受けるものとほぼ同じ仕組みなのでパソコンなどが手荷物にある場合は外にだして機械に通しましょう。
なお国際線から国内線、国内線から国際線の場合は出国する人々と同じ列に並ぶので多少混み合うことが予想されます。さらに国内線から国際線の場合は出国手続きも必要になるので+αで時間に余裕を持つことをおすすめします。
チェックが終われば搭乗エリアへと進めるので自由に買い物をしたりくつろいだりすることが出来ます。
注意点
搭乗国で乗り換えチケットが発行される場合は荷物も最終目的地まで運ばれることが多く、あまり心配はありませんが、自分で別々のチケットを購入される場合は再度空港でのチェックインが必要となり荷物も預け直さなくてはいけないのでご自分のチケットがどういった種類のものか確認をしっかりしましょう。
出発までの時間の過ごし方
ブリスベン国際空港は韓国で有名なロッテ免税店がオープンされました。なので免税店も比較的新しく色々と買うことが出来ます。
他にもオーストラリアのお土産屋やカフェも種類豊富で、ソファの数も多いのでゆったりとくつろぐことが出来ます。オーストラリアで買い忘れたお土産をここで購入していくことも出来るのでご心配なく。
国内線の空港はオーストラリアブランドのお店がポツポツとあり、ファーストフードや小さなカフェがいつくかあります。国際線ほど広々として店の種類がある訳ではないので長時間だと少し退屈してしまうかもしれません。ただ設備自体はとても綺麗で椅子も数多く設置されているのでゆっくりすることは可能です。
空港から出て観光する
乗り換え時間に余裕がある場合は市内まで行くことも可能です。
空港隣接のエアトレインを使用すれば市内中心まで約20分と近く、またタクシーやUberという配車サービスを使っても同じくらいの時間で行くことが出来ます。
おすすめはブリスベンシティのシティホールやカジノ付近にあるメインの道「クイーンストリート」や、川を挟んだ向こう側に見える「サウスバンク」エリアです。シティの雰囲気が一望できるので短時間でブリスベンを楽しみたい場合はこちらまで足を運ぶのもいいかもしれません。
また市内まででる時間がない方も空港からすぐの場所にあるアウトレットモールに行くことも可能です。こちらは空港発の無料シャトルバスで行くことができ、モール内はオーストラリアブランドの服や雑貨が売っているのでみるだけでも楽しめます。規模もそこまで大きくないのでパッと見るのにも向いています。
関連記事:「ブリスベン空港とゴールドコースト空港どちらが便利? 空港から市内へのアクセス方法」
荷物預かり所
ブリスベン空港内には荷物預かり所はありません。
ですがロッカーは所々に設置されているので、観光する場合などは重たいものをそこに入れて預けていくといいでしょう。
空港での食事
国内線、国際線ともにファストフードやカフェがあります。サンドイッチやハンバーガー系が多く一息つくのにも最適です。
最近ではSUSHIショップもあるので日本とは違うオーストラリアならではのフュージョン寿司を味わってもいいかもしれませんね。
空港内での買い物・ショッピング
国際空港にはロッテ免税店ができたので、品揃えもとても豊富になっています。またオーストラリアブランドの服やお土産店もあるのでオーストラリアを思い浮かべられるお土産を探して見てくださいね!
おすすめはカンガルージャーキーやユーカリのアロマオイル、コアラやカンガルーのぬいぐるみなど様々ですが見るだけでも十分楽しむことが出来るので退屈はしないでしょう。
※日本に肉製品を持ち込む際は検疫検査が必要です。牛肉や豚肉は持ち込むことが禁止されているそうですがカンガルー肉は規定の加工や証明がある場合は免除されるそうです。また空港に売ってあるカンガルージャーキーはオーストラリア国の認定証明の印がついているので開封さえしなければ持ち込める様です。
変わり種としてぜひいかがでしょうか?
休憩
有料にはなりますが国際線搭乗エリアには「カンタス航空ビジネスラウンジ」があります。食事やアルコール、ドリンクなどの種類も豊富で更にシャワーも浴びることができます。タオルはラウンジ内で借りましょう。
トランジット時間が長い場合などはこちらでゆっくりするのもいいですね。
宿泊
空港の近くにはいくつかホテルがありその中でもおすすめが「Ibis Brisbane Airport(イビス ブリスベン エアポート)」または少し料金が高くなりますが「Novotel Brisbane Airport (ノボテル ブリスベン エアポート)」もあります。どちらも世界中に展開しているホテルでサービスや設備も良いことから旅行者に人気のホテルになっています。
空港近くにあるため夜遅くの便での到着、または早朝の便で出発する場合も重宝されますね。
チェックイン
トランジット時間が長く観光に出た後にチェックインする際は普段どおりチェックインを行って下さい。もともと搭乗国でトランジット分もチェックインを済ませている場合は再度する必要はなく、荷物も大抵目的地まで行きます。詳しくは搭乗国で乗り換えの際の荷物はどうなるのか聞きましょう。チケットによっては荷物を引き取りもう一度チェックインし直さなければなりません。また1度外に出る場合は国内線から国際線、国際線から国際線の場合は入国・出国手続きもあるのでお気をつけ下さい。
まとめ
ブリスベン空港はブリスベンに旅行に来る人はもちろんブリスベンから乗り継ぐ目的地に利用する人も多いです。また国際線と国内線が別々なのでトランジットの場合は自分がどの空港を利用するのかしっかりと確認していきましょう。
またトランジット時間が極端に短い場合は乗り遅れる可能性もありますので飛行機の着陸前などに分かる場合はあらかじめ客室乗務員などに声をかけ、優先的に降ろしてもらうなどして急ぎましょう。慣れない空港での乗り継ぎは大変ですが、設備も新しく整っているので快適なトランジットをお楽しみ下さい。
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