【事例】海外展示会のブース通訳を現地在住日本人に依頼|オーストラリアのリテール展示会に初出展

【事例】海外展示会のブース通訳を現地在住日本人に依頼|オーストラリアのリテール展示会に初出展

海外展示会の通訳を、ブースでの来場者対応まで含めて現地在住の日本人に依頼した事例です。リテールメディア事業を手がける株式会社アドインテは、オーストラリア・メルボルンで開催されたリテール特化の展示会に出展するにあたり、ロコタビで現地在住の日本人ロコさんに3日間のブース通訳を依頼しました。ロコタビでの通訳の手配は尾関さんが担当し、現地には丸山さんが渡航しています。現地では、ロコさんの通訳と呼び込みのもとで現地の小売企業やテック系企業に自社サービスを紹介し、オーストラリアのリテールメディア市場について現地で情報を得ています。

この事例の要点

  • 課題: オーストラリアで初めての出展にあたり、開催まで日数が限られるなかで、3日間通しで対応できる英語の通訳を確保する必要があった。
  • 取った手段: ロコタビの「ロコ募集」で条件を示して通訳を募り、展示会通訳の経験があるメルボルン在住の日本人ロコさんに依頼した。
  • 出展後の変化: ブースでは三者間の通訳とロコさんの呼び込みのもとで現地の来場者にサービスを紹介し、来場者との会話や店舗視察を通じて、オーストラリアのリテールメディア市場や現地の小売事情について情報を得た。

海外展示会での通訳の手配に不安はありませんか?
ロコタビでは、世界各地に住む日本人「ロコ」が、海外展示会でのブース通訳や来場者対応、商談通訳、現地での市場調査をサポートしています。現地の事情がわかるロコさんだからこそ、ブースでの会話を自然につなぐことができます。

出展の背景|リテールメディアのサービスを海外で紹介する

― アドインテの事業と、丸山さんの役割を教えてください。

丸山氏: 当社はリテールメディアの領域で事業を行っています。リテールメディアとは、小売企業が持つ購買データや会員情報を活用した広告事業です。店内のサイネージや、小売企業のポイントカードアプリでの配信、外部メディアへの広告配信などがあります。商品を仕入れて販売するだけではなく、店舗とお客様との接点を一つひとつメディアにして、新しい収益の柱をつくる取り組みです。私はリテールメディアディビジョンで、小売企業と折衝しながらメディアを構築するチームを見ています。外部のパートナーとも連携しながらメディアをつくり、メーカーなどに広告の場として提供しています。

株式会社アドインテの展示ブースの前に立つ丸山さん
アドインテのブースに立つ丸山さん(写真提供:株式会社アドインテ)

― 今回、メルボルンの展示会に出展した目的は何でしたか。

丸山氏: 海外の展示会は過去に出展したことがありますが、オーストラリアは初めてでした。どれくらいのニーズがあるのかを含めて、当社のサービスが世界でどのように見られるのかを確かめたいと考えました。あわせて、現地での出会いや、海外のソリューションについての情報交換ができればという思いがありました。新規販路の開拓につながれば理想ですが、今回は当社としてできる範囲で取り組むことにしました。出展先は、リテールに特化したイベントがちょうどよい時期にメルボルンで開催されていたことが決め手です。

― 海外の展示会に出展するうえで、意識していることはありますか。

丸山氏: 1つは言語の壁です。また、他の国で一緒に事業を進める場合には、時差も考慮する必要があります。もう1つはデータの扱いです。個人情報の保護に関するルールは国ごとに定められていて、使えるデータも国によって異なるはずです。当社は日本の法律のもとで事業を行っていますが、海外で提案する際には、その国の法律や制約を考慮し、その土地に合った提案をしていく必要があると感じています。

通訳の手配|3日間対応できるメルボルン在住の通訳をロコ募集で探す

― ロコタビを知ったきっかけを教えてください。

尾関氏: 出展が決まって最初の社内ミーティングで、通訳をつけてはどうかという提案があり、そのときに共有されたのがロコタビでした。紹介されたロコさんはメルボルン在住で、展示会での通訳サポートの経験もある方でした。条件に合うと考え、まずその方に依頼のメッセージを送りました。

― 通訳はどのように探しましたか。

尾関氏: 出展までの日数が限られていたため、メルボルン在住のロコさんに幅広くメッセージを送り、3日間通しで対応できる方を探しました。並行してロコタビの問い合わせフォームから相談したところ、「ロコ募集」という機能を案内していただき、募集文のフォーマットを送っていただきました。ここまで丁寧に対応してくださるのであれば、最後まで探し続けようと考えました。

― 最終的に依頼先を決めた理由は何でしたか。

尾関氏: 募集を出して最も早く応募してくださったのが、今回のロコさんでした。3日間すべて対応でき、展示会での通訳の経験もあり、会場まで徒歩で行ける距離にお住まいでした。条件がすべてそろっていたので、ぜひお願いしたいと考えました。

メルボルンで開催されたリテール展示会の会場に置かれたロゴのオブジェ
メルボルンで開催されたリテール特化の展示会(写真提供:株式会社アドインテ)

ブースでの通訳|来場者との会話を三者間でつなぐ

― 手配と渡航は別の方が担当されました。現地ではどのように合流しましたか。

丸山氏: 手配は尾関が担当し、私はロコさんとは現地で初めてお会いしました。尾関がロコさんとやり取りを重ねていることは聞いていました。事前に共有された集合場所と時間、連絡先をもとに会場へ向かい、問題なく合流できました。

― ブースにはどのような来場者が訪れ、どのような話をしましたか。

丸山氏: 来場者は、現地の小売企業とテック系の企業が中心でした。当社からは、リテールメディアに特化したAIエージェントと、国内外で伸びているインストアサイネージを紹介しました。説明は、私と来場者の間にロコさんが入り、三者間で通訳していただきながら進めました。ブースには、日本で取り組みをご一緒している企業のロゴを、許可を得て掲示していました。海外でも展開しているメーカーのロゴを見て、「この会社は何をしているのか」と興味を持ってくださる企業も多くありました。

― 現地在住のロコさんならではの動きはありましたか。

丸山氏: ありました。来場者にはシドニーから来た方も、メルボルンに住んでいる方もいました。ロコさんはビジネスの話から入るのではなく、雑談から自然に会話を始めて、ご自身で来場者を呼び込んでくださいました。この点は大変ありがたかったです。2日目以降は当社のサービスを理解してくださっていて、ロコさんご自身が来場者に説明する場面もありました。

展示会場のメイン通路と両側に並ぶ出展ブース
3日間にわたって開催された展示会の会場(写真提供:株式会社アドインテ)

現地で得た情報|オーストラリアのリテールメディア市場と店頭の様子

― 3日間の出展で、どのような情報を得られましたか。

丸山氏: 海外でも、リテールメディアの領域にはニーズがあると感じました。オーストラリアのリテールメディア業界は、まだこれから伸びていく段階だという印象です。見方を変えれば、これからの市場だとも言えます。オーストラリアを中心に海外の状況を知ることができ、海外の方にも当社のサービスに興味を持っていただけると分かったことが、今回の収穫です。

― 展示会の会場以外で、現地で見て回ったものはありますか。

丸山氏: メルボルン市内にはコンビニエンスストアの店舗が多く、いくつかの店舗を見て回りました。ドラッグストアにも足を運び、商品の陳列の仕方や、サイネージの設置方法、価格の表記などを確認しました。

リテールメディアのAIエージェントとインストアサイネージを紹介するアドインテのブース
AIエージェントとインストアサイネージを紹介したアドインテのブース(写真提供:株式会社アドインテ)

通訳の役割|データ連携やシステムの説明を英語で伝える

― 通訳を入れて出展してみて、どのように感じましたか。

丸山氏: これまでの海外出展では、通訳を手配したことはありませんでした。ビジネスの会話になると、データのやり取りや連携の方法、CMSとの連携など、日本語で説明しても難しい内容を扱います。今回は通訳がいたからこそ、こうした説明を来場者に伝えることができました。今後、海外の展示会に出展する際にも、こうしたサービスをぜひ検討したいと考えています。


海外展示会で通訳を手配する担当者へ|この事例からわかる3つのポイント

  1. 条件を示して募集する: アドインテでは、3日間通しで対応できること、展示会通訳の経験、会場までのアクセスといった条件をもとに、「ロコ募集」で通訳を探しました。開催まで日数が限られるなかでも、最も早く応募したロコさんが条件をすべて満たしていました。
  2. 今回のロコさんは、通訳に加えて呼び込みやサービス説明にも対応: ロコさんは雑談から会話を始め、来場者をブースに呼び込みました。2日目以降はサービスを理解し、ロコさん自身が来場者に説明する場面もありました。
  3. 会場の外で店頭の様子を確かめる: 丸山さんは滞在中、メルボルン市内のコンビニエンスストアやドラッグストアを訪れ、陳列やサイネージの設置方法、価格の表記を確認しました。展示会での会話とあわせて、現地の情報を得ています。

【ご協力企業】株式会社アドインテ

京都市に本社を置き、2009年に設立。独自開発のIoT端末「AIBeacon」を軸に、流通小売のDX支援、リテールメディアの開発・運用、O2O・OMOマーケティングを手がけています。「IoTとAIで小売・機械・農業を科学する」をビジョンに掲げています。

▶ 公式サイト:https://adinte.co.jp/


海外展示会の通訳に、現地在住者のサポートを

現地のコネクション不足で、海外ビジネスの機会を逃していませんか?ロコタビなら、世界180カ国・2,500都市以上の現地在住日本人が、通訳・商談アテンド・市場調査まであなたのビジネスをサポートします。

開催まで日数が限られる出展でも、「ロコ募集」を使えば、日程や通訳の経験、会場までのアクセスといった条件を示して、現地在住の通訳を探せます。