インドネシア・バリ島の天気と気温、旅行中におすすめの服装

【インドネシア・バリ島在住者執筆】神々の住む島・バリ島旅行の前に天気や気温、季節ごとの服装と役立つアイテムをチェックして、持ち物を準備しましょう！ おすすめの天気予報サイトや、年間の気候と旅行のベストシーズン、雨の日や雨季でも楽しめる観光スポットもご紹介します。

インドネシア・バリ島は、一年中気温が高い常夏の島です。しかし、年間を通してほとんど気温差がないとはいえ、旅行する時期や滞在する場所、さらには観光する場所によってふさわしい服装は変わってきます。ビーチやタウンで遊ぶのであればリゾートファッションを準備しておけば間違いありませんが、バリ島の寺院を拝観する際には、タンクトップやショートパンツといった肌を露出する服装は禁止されているので注意が必要です。今回は、インドネシア・バリ島在住の筆者が、年間の天気や気候の特徴、旅行中におすすめの服装をまとめました。時期別の服装スナップやポイントをチェックして、旅行を最大限楽しみましょう！

バリ島のおすすめの天気予報サイト

バリ島のおすすめの天気予報サイトをご紹介します。バリ島ではエリアごとで天気が変わりやすいので、滞在するエリアの天気予報をチェックしましょう！

デンパサールの天気予報

日本気象協会「tenki.jp」デンパサールの天気
今日の天気とこの先7日間までの週間天気、デンパサールと日本の主要都市の天気・気温の比較もできるので、旅行の服装や荷物の準備に便利です。

クタ周辺の天気予報

The Weather Channel　クタ、バリ島、インドネシアの天気
クタ周辺の今日の天気と、この先10日間の天気を知ることができます。

ウブド周辺の天気予報

The Weather Channel　ウブド、インドネシアの天気
ウブド周辺の今日の天気と、この先10日間の天気を知ることができます。

毎日雨マークって本当？ バリ島の天気予報のからくり

バリ島の天気予報で雨マークばかりでも、がっかりしないでくださいね。雨の多い雨季の時期（11月～3月）でも、早朝と深夜に豪雨、昼間は晴れ、夕方に雨が降り出すといったパターンが多いので、1日中観光ができないということはありません。

バリ島の年間の天気・気候

インドネシア・バリ島はサバナ気候に属し、季節は南東季節風の吹く乾季（4月～10月）と、北西季節風の吹く雨季（11月～3月）に分かれており、年間の平均気温は約28℃です。バリ島といえば常に暑いイメージがあるかもしれませんが、青空が広がる乾季はカラッとしているため、日陰に入ると涼しく感じられるでしょう。一方、雨季は雨がよく降るものの、日本の梅雨のように1日中降り続くことは少なく、ゲリラ豪雨のようなスコールが数時間ほどで止むことが多い時期です。

バリ島の年間の気温と降水量

気温差が激しい日本と比べて、バリ島は乾季や雨季を問わず一年を通して気温が安定しています。一般的に雨季は11月から3月までで、特に12月と1月は降水量が多い傾向にあります。下記に、日本とバリ島の月ごとの平均気温をグラフにして比べてみました。

出典：日本気象庁/観測開始からの毎月の値（東京）・平年値データ（デンパサル - インドネシア）をもとに作成

乾季（4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月）のバリ島

乾季のバリ島はほとんど雨が降らず晴天の日が続く、旅行のベストシーズンです。マリンスポーツやラフティングなど、バリ島で屋外アクティビティを楽しむのであれば乾季に訪れるのがベストでしょう。特に、シュノーケリングやダイビングをする場合には、海の透明度が高い乾季がおすすめです。ただし、乾季は雨季に比べると海中の温度が低いため、海からあがった後は暖かい恰好をするよう心掛けましょう。また、日陰は涼しいとはいえバリ島の日差しはきついため、熱中症にかかってしまわないようこまめに水分補給を行う必要があります。

雨季（11月、12月、1月、2月、3月）のバリ島

南国フルーツが大好きというのであれば、雨季のバリ島を訪れてみてはいかがでしょうか。ドリアンやマンゴスチンをはじめ、ライチによく似た味のランブータンやビタミン・ミネラルたっぷりのドラゴンフルーツなど、日本ではめずらしい果物を味わうことができます。雨季のバリ島を訪れる際には、晴雨兼用の折り畳み傘があれば安心して街中散策を行えるでしょう。雨季の時期のバリ島観光を敬遠する人もいらっしゃるかもしれませんが、生き生きとした緑が美しく、しっとりした情緒が漂うバリ島も素敵ですよ。
また雨季はオフシーズンで、航空券やツアー料金、ホテル宿泊料金がお得になります。

風が強い時期 イムレック/ムシム・アンギン（2月・6月～9月）

インドネシア・バリ島では、イムレックと呼ばれる中国歴正月の時期（2月頃）と通称ムシム・アンギンと呼ばれる6月～9月は風が強い時期に当たります。6月～9月は凧揚げをして遊ぶ人たちの姿をよく見かけることができ、風が強い時期のバリ島の風物詩となっています。凧揚げ大会といえばサヌールで行われる大規模な大会が有名ですが、バリ島各地で大会が開かれます。

バリ島旅行中におすすめの服装

バリ島旅行には、夏服のほかにも上から羽織ることのできる長袖のジャケットやカーディガンがあると良いでしょう。長袖の羽織ものがあれば、日焼け対策にもなりますし、冷房の効きすぎたカフェや映画館に入るときにも重宝します。主な観光地や繁華街は暑いところが多いですが、バリ植物園があるブドゥグル高原や絶景で有名なキンタマーニ高原などは気温が低い場所なので、羽織ものを持参すると良いでしょう。
また、バリ島には一部、ドレスコードのある高級レストランやクラブがありますから、それらの場所を訪れる際にはふさわしい服装をするよう心掛けましょう。
なお、タンクトップやショートパンツなど肌を露出した服装では寺院に入場できません。大抵の寺院ではサロン（腰巻）を貸出していますが、全ての寺院にあるとは限らないので、現地でサロンやバティック（ろうけつ染め）といった大判の布を購入すれば、ストールのように使えて温度調節にも役立ちますよ。

4月～10月（乾季）の服装

ビーチやプールで遊ぶなど、バリ島でアクティブに過ごす予定なら涼し気なサマードレスがおすすめです。ドレスの下に水着を着ておけば、いつでも好きなときに海やプールに飛び込むことができるでしょう。実際、バリ島にはたくさんのビーチクラブやプールが併設されたレストランがあります。通気性のよいふんわりしたドレスは動きやすいのはもちろん、薄手素材のものであれば水に濡れたとしてもすぐに乾きますよ。一方、男性の場合にはTシャツとサーフパンツの準備があれば、タウンでもビーチでも大丈夫でしょう。
屋内は冷房が強いので、長袖の羽織ものもご用意ください。夜は海からの風が涼しいを通り越して肌寒く感じられます。海辺のディナーに出かける時は必ず長袖の上着を持参しましょう。
日差しが強いので、日焼け止め、サングラス、帽子でのUV対策は必須です。

11月～3月（雨季）の服装

インドネシア・バリ島の雨季は、大雨で道路が冠水することが多いため、足元は歩きやすくて濡れても大丈夫なギョサンなどのビーチサンダルや、冠水で流されないように、できればストラップのついたサンダルがおすすめです。また、この時期は雨で足元が濡れてしまうため、男女ともに裾丈が長いパンツスタイルは避けたほうが良いでしょう。雨宿りのためにカフェやショッピングモールに立ち寄ることがあるかもしれませんが、店内の冷房が効きすぎていることもあるので、長袖の羽織ものを用意しておくようにしましょう。
雨にそなえて折りたたみ傘のご用意を。雨季でも晴れると日差しが強く、日焼け止め、サングラス、帽子といったUV対策グッズが必要です。またこの時期は蚊や虫が多いので、虫よけも持参することをおすすめします。

雨の日のバリ島の楽しみ方・おすすめ観光スポット

ショッピングモール

屋内のショッピングモールなら、雨を気にせずにお買い物やグルメを満喫できます。クタ地区のビーチウォーク・ショッピングセンターには、おしゃれなショップやカフェが多く、子連れでも楽しめるお菓子屋さん「キャンディーリシャス（Candylicious）」も入っています。

スパでリラックス

バリ島はスパが多く、お値段もリーズナブルなスパ天国です。女子旅ではもちろん、男性もスパでリラックスやリフレッシュされてみてはいかがでしょう？

バリ舞踊鑑賞

屋内ステージのある施設なら、雨の日でもバリ舞踊を鑑賞できます。ウルワツ寺院のケチャックダンス（ケチャダンス）や、ウブド王宮のレゴンダンス（宮廷舞踊）は、雨の日でなくても必見です！

美術館めぐり

バリ島には美術館が多く、特にウブドは芸術の街です。雨の日にはゆっくりアートを堪能するのもいいですね。ウブド地区まで行くのが遠い場合は、ヌサドゥア地区にありゴーギャンの作品やアジア太平洋の文化工芸品などを展示する、パシフィカ美術館がおすすめです。

まとめ

乾季も雨季も、それぞれに違った魅力を楽しむことができるバリ島。快適な旅にするためにも、バリ島の気候の特徴と服装選びのポイントを押さえておくことは大切です。バリ島には、インドネシアの民族衣装であるクバヤを販売しているお店が街中にたくさんあるので、お気に入りのものを一着購入して、寺院を拝観するときや街中を散策するときに着てみるのも、良い旅の思い出になるのではないでしょうか。

バリ島旅行の服装選びに迷ったら、ロコタビのサービスで、バリ島在住の日本人ロコに聞いてみるのもおすすめです。Q&Aは無料なので、お気軽に書きこんでみてくださいね。

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