虫歯になったときや、歯のトラブルの際はもちろん、虫歯がないか定期的に健診するためにも行きつけの歯医者があるということは大事なことですよね。
海外で歯医者さんに行くというのはとても緊張することですが、いざというときのために早めに信頼できるところを探しておくことが大切です。
今回はウィーンの歯医者さんについてお話ししたいと思います。

ウィーンの歯医者さんの探し方

最もお勧めの方法は、ご近所さんや、お友達に評判の良い歯医者さんを聞くことです。
でもご近所さんとコンタクトがない人や、ドイツ語が苦手な人はなかなか難しいですよね。
1人で歯医者さんを探す場合には、インターネットを利用してみましょう。

筆者がお勧めするサイトはこちら。

DocFinder

https://www.docfinder.at/arztsuche/zahnarzt/wien
ドイツ語で、歯医者さんのことはZahnarzt(ツァーンアルツト)と言います。
虫眼鏡マークのある検索窓にZahnarztと入力し、その隣の検索窓に自分の住んでいる地区番号、または自宅の住所を入力してしましょう。(ウィーンのどこでも良い場合は「Wien(ウィーン)」と入力してください)
その下の欄、Krankenkassen(クランケンカッセン)というのは、どの健康保険に対応している歯医者さんを探したいか、ということです。ご自分が加入している健康保険のボックスにチェックを入れてください。
オーストリアの保険に加入していない人はWahlarzt/Privat(ヴァールアルツト/プリヴァート)と書いてあるところにチェックを入れても良いですよ。
その隣の欄Öffnungszeiten(エフヌンクスツァイテン)と書かれている場所は、病院の開院時間です。今すぐに連絡を取りたい、という場合にはJetzt geöffnet(イエッツト・ゲエフネット)と書かれているボックスにチェックを入れましょう。
すると、顔写真付きで歯医者さんのリストが表示されると思います。
住所とともに、現在地や自宅からの距離もキロメートルで表示されます。
その歯医者さんにかかったことのある人の評価と口コミも合わせて表示されるので、お医者さんを決める参考にしてみてください。

歯医者さんの予約を取ろう

通いたい歯医者さんを決めたら、まず予約を取りましょう。
中にはなかなか予約を取れない歯医者さんもあるようですが、わたしが通っている歯医者さんでは、1週間以内には予約を取れることが多いです。また、痛みがあるような緊急時には当日に予約を入れてくれます。
大抵の歯医者さんでは英語も通じますので、ドイツ語が苦手な人は英語で連絡してみましょう。

ウィーンの歯医者さんの様子

ウィーンの歯医者さんに行くと、受け付けで健康保険証の提示を求められます。
保険がある人は、保険証を提示しましょう。
はじめての受診の場合は、アレルギーや常用薬の有無、現在妊娠中か、などの質問が書いた紙を埋めるように言われると思います。
大抵の場合、全てがドイツ語で書かれていますので、オーストリアに来て間がない人には回答が少し難しいかもしれません。独和辞書を持っていくか、受付の人に手伝ってもらいましょう。
日本の歯医者さんと同じく、オーストリアの歯医者さんにも待合室があります。
受付を終えたら、待合室で名前を呼ばれるまで待ちましょう。

待ち時間の長さは歯医者さんによって大きく異なります。
わたしがオーストリアに来てはじめてかかった歯医者さんは、予約をしているのにも関わらず1時間以上待たされましたが、現在かかっている歯医者さんは10分も待たずに診察室によばれます。待ち時間に関する口コミも、先ほどご紹介したDocFinderなどのサイトでチェックすることができます。

診療室や、診療の様子は、日本によく似ています。
アメリカやカナダの歯医者さんでは、テレビが天井についていて施術中にDVDを楽しめるところもあるそうですが、オーストリアではそういった歯医者さんは少ないです。
日本の歯医者さんはちょっとずつ治療して何度も何度も通わなければならないことが多々ありますが、オーストリアの歯医者さんは悪い所を一気に直して、すぐに治療が終了します。

オーストリアの歯医者の費用

オーストリア国内で有効の保険を持っている人は、歯科医の治療費は基本無料です。
ただし、一部の施術は保険でカバーされないため、費用が発生します。
保険でカバーされないのは、金歯、セラミックの歯、口腔衛生、歯科矯正などです。

まとめ

まずは病院の雰囲気やどんな先生がいるのかを知るためにも、虫歯チェックや口腔衛生の予約などをとってみてはいかがでしょうか?
信頼できる歯医者さんが見つかるとよいですね!