カナダ・バンクーバーへの入国制限、緩和情報まとめ【2020年7月情報】
【2020年7月情報】日本からカナダ・バンクーバーへはいつから行けるようになるのか?入国制限&規制はとても気になる情報です。
2020年新型コロナウイルスの影響により、カナダはもちろん、世界各国で出入国の制限をおこなう対策が行われています。
いつからビジネス出張が可能なのか、旅行に行くことができるのか、現地にいる家族にいつ会えるのか、留学はどうなるの?と疑問や不安を感じているかたもいらっしゃると思います。
今回は、そんな疑問や不安を少しでも解消できるように、カナダへの入国規制・緩和情報をまとめました。
※この記事は、外務省や在カナダ日本国大使館のウェブサイト、カナダのニュースサイトを基に作成しています。
必ず下記のサイト等もあわせてご確認いただき、補助として参考にしてください。
現在の日本からカナダへの入国制限・規制状況(外国人・日本人)
2020年7月6日現在、
① カナダへの渡航が必須であり
② 以下のいずれかの条件に該当する方
は、カナダへの入国が許可されます。
カナダ入国が認められる方の条件
- カナダ国籍保持者
- カナダ永住権保持者
- カナダ国籍・永住権保持者の近親者で、カナダに15日以上滞在する方
- フライトクルーや外交官
- ワークパーミットを受けた労働者(ワーキングホリデービザ保持者を含む)
- 入国制限前(2020年3月18日以前)にビザを取得した留学生
- その他政府から認められた外国籍者
カナダ入国にあたっての注意点
① カナダ入国に有効なビザを保持している場合でも、
- 観光を目的とした渡航者
- ワークパーミットを持たないワーキングホリデービザや就労ビザ保持者
は、入国が認められません。
② カナダ渡航にあたっては、
- 渡航を許可するという政府からの正式なレター
- 14日間の自己隔離をどこで実施するかのプラン作成
など、手続きや書類の作成が必要な場合があります。
カナダ入国を検討される方は、ご自身が入国可能であるか、また、入国にあたって必要な手続きを在日カナダ大使館など、公的機関に相談されることをおすすめします。
③ カナダは日本が定める「日本への入国制限対象地域」に入っています。
そのため、カナダに行って日本に帰ってきた場合、空港の検疫所で「PCR検査」と、自宅またはホテルで「14日間の自己隔離」が必要となります。
※入国制限に関する情報は、新型コロナウイルスの感染状況により変動します。
より詳しい情報や最新の情報は、以下のサイトを参考にご確認ください。
日本からカナダ入国後の自己隔離措置についての情報
カナダに入国後、すべての渡航者は14日間の自己隔離の対象となります。
カナダ入国から自己隔離までのプロセス
① カナダへ出発前に、「自己隔離のためのプラン」を作成する必要があります。
プランには、14日間の自己隔離期間をどう過ごすかについて、以下の情報を記します。
- 14日間の隔離期間をどこで過ごすか
- 隔離期間を過ごす場所まで、どのように移動するか
- 日用品や食料はどのように確保するか
- 医療サービスなど、必要な外出をするときの移動手段
また、カナダへのフライト搭乗には、マスク(非医療用)の保持が義務付けられています。
② カナダ到着後、空港にで健康状態のスクリーニングを受けます。
この時点で新型コロナウイルスの症状が見られる場合、カナダ入国は認められません。
③ ①で作成したプランに沿って隔離場所まで移動、隔離期間を過ごします。
※さらに詳しい情報は
「Quarantine requirement(カナダ政府による英語のウェブサイト)」
でご確認ください。
カナダ・バンクーバーでの乗り継ぎ(トランジット)制限
2020年7月6日現在、カナダ・バンクーバーで乗り継ぎ(トランジット)して他の国に向かう場合、以下の条件を満たす必要があります。
- 健康申告の結果、新型コロナウイルスの症状がないと認められること
- カナダ国外への確定済みの便の予約があること
- 空港の外にでないこと
- 必要な書類(ETA、トランジットビザなど)を全て保持していること
現在のカナダ・バンクーバーの様子
2020年7月6日現在、カナダ・バンクーバー(BC州)の新型コロナウイルス感染者数は2,947人、回復者数は2,608人、死亡者数は177人です。
カナダ全体での感染者数は10.6万人を超えるので、BC州は比較的感染拡大を抑え込めていると言えるでしょう。
日々数百人規模で感染者が増え続けているカナダでは、引き続き「非常事態宣言」が継続されています。
バンクーバーのあるBC州(ブルティッシュコロンビア州)は、新型コロナウイルス感染防止策のために制限していた経済活動を、段階的に緩和していく政策が行われています。
2020月7月6日現在は、フェーズ3の政策が適用中。
- ホテルやリゾート地の営業再開
- 公園やキャンプサイトの利用再開
- 映画館など娯楽施設の再開
- 小・中・高校の生徒に対して任意の登校再開(9月以降に本格再開)
- 大学の生徒に対してオンラインと登校の併用(9月以降に本格再開)
- 州内での旅行の制限を排除(予防対策を行うことが条件)
など、新しく許可される活動が増えました。
また、7月中には介護施設や高齢者施設への訪問も、制限を設けながら再開される見込みです。
2mのソーシャルディズタンスの確保、手洗いなど基本的な予防対策に加え、公共交通機関や空港でのマスク着用は、引き続き義務付けられています。
※最新の情報は、以下のウェブサイトを参考にご確認下さい。
日本からカナダ・バンクーバーへの入国制限・緩和情報まとめ
日本からカナダへの入国制限情報、自己隔離情報、現在のカナダ・バンクーバーの状況についてまとめました。
2020年7月6日現在、カナダに入国できるのは、
- カナダ国籍保持者
- カナダ永住権保持者
- カナダ国籍・永住権保持者の近親者で、カナダに15日以上滞在する方
- フライトクルーや外交官
- ワークパーミットを受けた労働者(ワーキングホリデービザ保持者を含む)
- 2020年3月18日以前にビザを取得した留学生
- その他政府から認められた外国籍者
のみとなっています。
有効期限内のワーキングホリデービザを保持している場合でも、ワークパーミットがないと入国が認められないので注意しましょう。
また、カナダに行って日本に帰ってきた場合、空港の検疫所で「PCR検査」と、自宅またはホテルで「14日間の自己隔離」が必要となりますのでお忘れなく!
バンクーバーは徐々に行動の規制も緩和され始めましたが、まだ感染拡大防止のため、自粛ムードが抜けきれていない雰囲気です。
以前のように気軽にカナダ旅行や観光を楽しめるようになるには、まだ時間がかかりそうですね。
※ 新型コロナウイルスに関する情報は、日々更新されています。
この記事の情報にあわせて、カナダ・バンクーバーに関するニュースや、以下のウェブサイトで最新の情報を確認されることをおすすめします。