シアトルの物価事情〜値段比較、外食費も調査しました
【アメリカ・シアトル在住者執筆】日本と比べて物価が高いアメリカ。さらにシアトルは消費税が10%以上かかるので、日本の感覚で食事やお買い物をするとびっくりしてしまうかも……! 今回は、旅行にかかる平均的な予算やお得にお買い物ができるエリア、人気のお土産の値段相場をご紹介します。現地でお金が足りないなんてことにならないようぜひ目を通してみてください!
シアトルの現在の物価事情
世界に名だたる企業の本拠地ということで、住宅価格も物価も上昇傾向にあります。
さらにそこにワシントン州とシアトル市の税金がかかってくるので、日本から来ると全てが高いという印象を抱くかもしれません。
1ドル=円
参考:米ドル/円 - FXレート・チャート - Yahoo!ファイナンス
記事の中の料金は全て税込、レートは2019年7月現在のもので計算しています。
食事&食べ物の値段
アメリカのレストランは、ファストフード店と中級クラスのレストラン(日本円で1人分1200円ほど)か高級レストラン(日本円で1人分3000円〜)に分かれるイメージです。
寿司やラーメンなどの日本食もありますが、ラーメンは一杯1500円〜、お寿司は高級レストランの部類です。
また、チップを支払う必要があるので表示されている値段に+その値段の20%の金額が上乗せされることを覚えておきましょう。
チップは良いサービスを受けた時にだけ支払うものと考えている人も多いと思いますが、アメリカではチップが従業員の給料の大半を占める店もあるので支払いは義務と考えたほうが良いと思います。
<チェーン店編>
ここでは参考までに、日本でもおなじみのチェーン店の商品の値段をご紹介します。シアトルはスターバックス発祥の地なので、いたるところにスターバックスがあります。
トールラテは$3.24。税込だと日本円にして360円程度です。
マクドナルドのビックマックは単品だと$6.59。税込だと日本円にして720円程度です。
クリスピークリームドーナツのオリジナルグレーズドは$1.08。税込だと日本円にして120円程度です。
<必食のシアトル名物編>
パイクプレイスチャウダーやアイバースの具沢山クラムチャウダーは、シアトルに来たことを噛み締められる味。気軽に入りやすいお店構えも観光客にはありがたいです。
パイクプレイスチャウダーはパイクプレイスマーケットとウエストレイクモールにあり、アイバースはピア52のフェリーターミナルの近くにあります。
クラムチャウダーは各店サイズや中身によって値段のばらつきはありますが、単品であれば$9.63(約1100円)程度で飲むことができます。パイクプレイスチャウダーのスモールサイズは日本人でも小さいと感じると思うのでオススメしません。
茹でたエビなどの魚介類が挟まれているサンドイッチをつけるのもおすすめです。こちらもサイズや中に挟まれている魚介類によりますが、$15〜(約1700円)で食べることができます。
上の写真は、パンに入ったクラムチャウダーとハーフサイズのエビのサンドイッチで21ドル(約2500円)です。
シアトルは魚介類が有名ですが、もし本格的なレストランでオイスターやロブスターなどの魚介類を食べるのであれば、一人当たり$70〜(約8000円〜)はかかると思っておけば良いでしょう。
<ランチ編>
ハンバーガーなどのファストフード店で食事をするのであれば、一人当たり$10〜(約1100円〜)、一般的なファミリーレストランだと一人当たり$18〜(約2000円〜)、よいレストランで食事をするのなら$25〜(約3000円)が目安です。
ただしアメリカの食事は一人当たりの量が多いので、女性やお子さんはシェアしながらで十分だと思います。そうすると一人当たりの予算はもう少し下がると思います。
ショッピング時の予算の目安
シアトルで人気のお土産
シアトルで人気の、外せないお土産をご紹介します。
フランズのチョコレート
オバマ前大統領が好んでいたことで有名なフランズ・チョコレート。ダウンタウンに店舗がありますが、ホールフーズにも小さいものが売っています。塩キャラメルチョコは7個入りで$17(約2000円)。
スターバックスグッズ
シアトルはスターバックス発祥の地です。パイクプレイスマーケットの一号店やリザーブロースタリー、SODOにある本社には、それぞれ日本では買えないオリジナルグッズがたくさんあります。
たとえそれらの場所に行けなくても、街中のいたるところにあるスターバックスのお店でもアメリカやシアトル限定のスタバグッズを購入することができます。金額の目安としてはマグカップ1つ約$13〜(約1500円〜)。
日用品・生活用品
歯ブラシは1本$1.6〜(約190円〜)、生理用品は普通の日用44個入りが$7.2〜(約800円〜)と日本に比べて高いです。メーカーにもよりますが安すぎるものはあまりオススメしません。歯ブラシや生理用品、ティッシュなどの軽いものは日本から持参した方が節約になると思います。
服・ファッション雑貨
ダウンタウンには日本でおなじみのフォーエバー21やアメリカンイーグルスなどのアパレルショップがあります。女性もののパーカーが$25〜くらい(約2900円)と日本と同じか少し高い印象ですが、セールの時は大幅に値段が下がります。
化粧品については、MACやクリニークのものは日本で買うよりも安いです。例えばMAC Powder Kiss Lipstickなら日本では3240円ですが、シアトルだと$20(約2340円)で購入することができます。MACはダウンタウンのMacy'sなどのデパートに入っています。その他の有名なコスメブランドは同じくダウンタウンにあるセフォラにも揃っています。
屋台(マーケット)
パイクプレイスマーケットやファーマーズマーケットなどの屋台でいくつか食べ歩きをするのであれば、一人当たり$15〜(約1700円〜)を考えておけばよいでしょう。
パイクプレイスマーケットで食べ歩きをするのなら、「Piroshky Piroshky(ピロシキピロシキ)」のパンがおすすめです。サイズが大きめでボリューミーなので2人で1つ食べたとしても十分小腹を満たしてくれます。ものにもよりますが約$5.5〜(約640円〜)。
カフェ・スイーツ
シアトルにはスターバックス以外にもカフェがたくさんあります。
どのお店も普通のホットコーヒーであれば$2.75(約330円)で飲むことができます。
目安ですが、スコーンやシナモンロールをつけるなら+$3.5(約400円)。
シアトルへの旅費の目安
シアトルは日本から遠いということもあり、5日以上は滞在する方が多いように思います。
便利なダウンタウンのホテルに4泊6日で滞在すると考えると、お盆などの休みが取りやすい時期は航空費込みで20万円以上はみておきましょう。ここにお土産代や現地での観光に使うお金を入れると、30万円は用意しておいた方が安心です。
ただ、一般的に休みが取りづらい時期だと半値くらいにまで下がります。
ちなみに、シアトルに観光に来るのであれば涼しくて快晴の日が多い6月〜9月がおすすめです。
物価の目安とお得な買い物方法
お得に有名ブランド品を買いたいのであれば、ダウンタウンのノードストロームラックは必見。
ノードストロームラックはデパートのノードストロームが運営するアウトレット専門店です。
マイケルコースやフルラ、コーチなどの日本でも人気のブランド品がとても安くなっています。マイケルコースの大きめのトートバッグは日本円だと5万円くらいしますが、例えばノードストロームラックだと元値が$380が値引きで$275、つまり日本円だと約32,000円で購入できます。
アメリカの食事は値が張りますが、高級レストランは美味しいところばかりです。食にこだわらないのであれば、本場のファストフードを思い切り楽しむのも良いと思います。
ショッピングも予想していたよりお金がかかると感じる可能性が高いので、出発前に10%の税金と日本とアメリカのレートを頭に入れていくことをオススメします。
まとめ
シアトルの物価記事いかがでしたか? なんとなく感覚はつかめたでしょうか。
お得なレストラン情報や、穴場なショッピングスポットがもっと知りたいという方は、ロコタビを使って、シアトル在住日本人のロコに聞いてみるのもおすすめです。
マーケットを回るときに言葉に不安があるかたはロコに依頼してついてきてもらうのもありです。
Q&Aでの質問は無料なのでぜひ利用してみてください。