カンボジア・プノンペンへの入国制限、緩和情報まとめ【2020年8月最新情報】
【2020年8月17日情報更新】日本からカンボジア・プノンペンへはいつから行けるようになるのか?入国制限&規制はとても気になる情報です。
2020年新型コロナウイルスの影響により、カンボジアはもちろん、世界各国で出入国の制限をおこなう対策が行われています。
いつ頃からビジネス出張が可能なのか、旅行に行くことができるのか、現地にいる家族や友人にいつ会えるのか、疑問や不安を感じている方もいらっしゃると思います。
今回はそんな疑問や不安を少しでも解消できるように、カンボジアの入国規制・緩和情報をまとめましたので、是非ご覧ください。
※この記事は外務省、在カンボジア日本国大使館の情報、また現地在住日本人ロコの情報を基に作成しています。必ず下記のサイトもあわせてご確認いただき、補助として参考にしてください。
現在の日本からカンボジア・プノンペンへの入国制限・規制状況(外国人・日本人)
日本からカンボジア・プノンペンへの渡航は、現時点(2020年8月17日)では入国規制があり、規制が緩和もしくは解除されない限り観光で訪れることはできません。
入国規制の内容は以下の通りになります。
- 観光ビザ、e-visa、アライバルビザの発行停止。
※上記のビザの停止により、入国にビザが必要な人はカンボジアに入国できないことになります。 - カンボジアへ渡航したい人は、カンボジア大使館・総領事館等で事前に入国するためのビザを取得する必要がある。
- カンボジアに入国してから72時間前以内に新型コロナウイルスの診断書(結果が陰性であること)の提示。
- カンボジアに入国する際に保険証書の提出。
※カンボジアでの滞在期間をカバーし、治療費の保険金額が5万US$以上であること。また、内容が英語で書かれていることが条件です。 - 入国時に健康診断や新型コロナウイルスの検査を受ける義務があり、強制隔離や検疫などの措置をとられることある。
また、以上は全ての外国人(日本人を含む)を対象とした入国規制となります。
<カンボジアの入国規制についての問い合わせはこちら>
カンボジア保健省:+855-77-939-598
カンボジア外務国際協力省:+855-77-575-807
<2020年8月17日追記>
事前にできる手続きをすることで、デポジットの預け入れ・保険の購入が免除されるようになりました。
免除を受けられる人は以下になります。
- カンボジアの企業から保証を受ける外国人投資家
- カンボジアの企業関係者
また、それ以外の外国人渡航者は、以下の購入または提示が義務付けられました。
- 90USドル(20日間有効)のCOVID-19健康保険パックを購入。
※FORTE insurance Companyで購入
もしくは、
- 健康保険(医療保険)の保険額5万USドル以上の保険証書の提示をする。
※デポジットについては「隔離措置(防疫措置)における費用の詳細」に記載しています。
日本からカンボジア・プノンペン入国後の14日間の自己隔離措置についての情報
カンボジア・プノンペンに入国した後は、入国するすべての人が新型コロナウイルスの検査を受けることになります。そして、検査後に14日間の隔離措置をとることになります。
場合によっては隔離措置の場所や決まりなどが変わるので、現地の係員の指示に従いましょう。
隔離中は指定の施設での滞在が義務付けられています。隔離期間中の外出は原則として不可となり、食事などは施設で配給されるもの購入する形となります。
検査後、同一フライトの乗客すべての人が陰性だった場合
PCR検査後、係員の指示に沿って指定された施設で結果がでるまで待機します。
その後、同一フライトの乗客すべてが陰性という結果がでた場合は、カンボジア保健当局等の観察下のもと、自宅やホテルでの14日間の自主隔離をする必要があります。
また、隔離13日目に再検査をしなければならず、13日目で陰性だった場合は、14日目の自主隔離のあとは現地の人と同じ制限のもと、カンボジアに滞在することが可能となります。
またこの自主隔離期間のうちはカンボジアから出国することができないので、お気をつけください。
検査後、同一フライトの乗客の中で1人でも陽性がいた場合
PCR検査後、係員の指示に沿って指定された施設で結果がでるまで待機します。
その後、同一フライトの乗客の中で1人でも陽性がいた場合は、その乗客全員がカンボジア当局が指定した施設で14日間の隔離措置がとられることになります。
14日間の隔離措置のあと、症状がない場合はカンボジアに滞在することが可能となります。
隔離措置(防疫措置)における費用の詳細
<検査とその結果の待機および隔離措置中の費用>
- 空港から待機場所までの移動費:片道5US$
- 検査費:100US$
- カンボジア当局が指定した施設の宿泊費:30US$ (1日あたり)
- 食費(3食分):30US$ (1日あたり)
- 洗濯・清掃費:15US$ (1日あたり)
- 警備費:3US$(1日あたり)
- 医療スタッフの待機費:6US$(1日あたり)
<新型コロナウイルスに感染していた場合の治療費>
- 検査費:100US$(1回あたりですが、最低4回分は必要です)
- 入院の際の滞在費:30US$(1日あたり)
- 治療・薬剤費:最大150US$(1日あたり)
- 食費(3食分):30US$(1日あたり)
- 洗濯・清掃費:15US$(1日あたり)
- 救急医療費:病院により変わる
※プノンペンの場合にはクメール・ソビエト友好病院
<新型コロナウイルスの検査と健康診断書の発行費用>
- 検査費:100US$
- 健康証明書発給費:30US$
これらすべてのの防疫措置で生じる費用はすべて自己負担になります。
到着時に指定された銀行に最低でも3,000USドル(約32万1,000円)をデポジットとして預ける必要があります。使用しなかった分はデポジットより残った額が返金されます。
<2020年8月17日追記>
入国時に求められるデポジットは最低3,000USドルから2,000USドルに引き下げられました!
カンボジア・プノンペンでの乗り継ぎ(トランジット)制限
カンボジアに入国しないトランジットの場合であれば、規制もなく空港の使用は可能となります。
国内の空港の乗り継ぎの場合は入国する必要があり、現在入国のために必要なビザの普及を停止しているため、乗り継ぎは不可能となります。
また、最終目的地である第三国がカンボジアからの入国を許可しているか確認しましょう。
日本はカンボジアからの帰国後はPCR検査・自己隔離が14日間必要となります。
現在のカンボジアの様子
カンボジアの現在までのコロナウイルス感染者数は141→273名、死亡者数は0名で、回復した人は131→238名です。(2020年7月1日→8月17日時点)
カンボジア自体、1月ごろから今まで流行している新型コロナウイルスの感染者を少数で収めており、最近でも1日に1名あたり新規感染者がでるといった具合で、だいぶ収束に向かっているようです。
国内の規制は引き続き行われ、飲食店を含む営業する施設でのルールが実施されています。
- 入店時に使用するアルコール消毒が用意されていること(施設を利用する際はこれらを使用して感染リスクを減らす)
- 入店前に客の体温測定をしてから通すこと(熱がある場合は入店拒否することも)
- 社会的距離の確保
これらを守らない施設は営業停止処分を課せられる場合があるため、お店側も客側もしっかりと守り、感染リスクを減らすことが大事になってくるでしょう。
映画館やジム、ナイトライフなどはまだ再開しておりませんが、徐々に緩和されていく見通しです。
国内は落ち着きを取り戻しているものの、入国制限の内容は追加更新されたりと、国外からの入国の規制緩和についてはもうしばらく時間がかかりそうです。
日本からカンボジアへの入国制限・緩和情報まとめ
現在は、日本からカンボジアへ旅行へ行くことはできません。
カンボジアに入国するために必要な観光ビザ、e-visa、アライバルビザなどの発行を再開するまでは、難しいでしょう。
カンボジアに対して、外務省も「感染症危険情報レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」と示しています。
カンボジアにはプノンペンはもちろん、アンコール・ワットのあるシェムリアップなど、歴史を感じる観光スポットがたくさんあり、常に観光客で賑わっているイメージが強いです。
今は、観光客がカンボジアを訪問することができませんが、また以前のように旅行のできる体制が整うことを願っています。
現時点での最新情報は以上となりますが、新たにアップデートされた場合は追記していくので、引き続きチェックしてくださいね。
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