プノンペンの旅行ガイド情報

カンボジア・プノンペンの現在の治安は?安全対策ガイド〜危険な地区・エリア、トラブルと対策 2019年最新情報

【カンボジア・プノンペン在住者執筆】
カンボジアは成田とプノンペンの直行便が就航してから多くの日本人が訪れるようになりました。
また、2019年4月からフィリピン・マニラとカンボジア・プノンペンの直行便が就航し、また今年度中にインドネシア・ジャカルタとカンボジア・プノンペンの直行便が就航する予定とニュースリリースががあります。ますます賑わいを増していくことが予想されるカンボジアですが、治安のほうはどうでしょうか!?
カンボジア・プノンペンの治安はというと、凶悪な犯罪やテロはありませんが、ひったくりやスリなどの軽犯罪が多発しています。現地での注意事項などを在住者からお伝えさせていただきます。

プノンペンの現在の治安は?

カンボジアの治安、特にプノンペンの治安はというと、都内やその周辺でひったくり等の犯罪が頻繁に発生しています。トゥクトゥクや徒歩などで移動しているところで、バイクに乗った犯人が後ろから近づいてきて、バッグやスマートフォンを強引にひったくることが多いです。カバン等を引っ張られるので、転落・転倒する等、大怪我となるような事例も発生しています。一見して旅行客と分かるような人が狙われやすいので、警戒心は常に持つようにしておきましょう。

治安の悪いエリア

リバーサイド

リバーサイドはプノンペンにおけるトンレサップ側沿いのエリアを言います。
数多くのガールズバーが営業しており、カンボジアでも最大の夜遊びのスポットとして有名です。
もちろん、一般観光客向けにも、レストランやスカイバーなどおしゃれな店も多いです。

多くの観光客が訪れることから、犯罪が多く発生するエリアとなっています。
特に飲みすぎたときなどは、手提げバッグのひったくりには気をつけてもらえればと思います。

ナイトマーケット

リバーサイドから、少し北に行くとナイトマーケットが開かれています。
人気の観光スポットですが、夜ということもあり、昼間より犯罪が多く発生しています。

カンボジアの夜は、昼に比べて犯罪発生件数が多くなるので気をつけるようにしてください。

プノンペンで犯罪率が高いランキング

1位 強盗・ひったくり
2位 スリ・置き引き
3位 いかさま賭博

各種犯罪に対する対応策

強盗・ひったくり

プノンペンで一番多い犯罪というと強盗・ひったくりです。
そのため、以下の点に注意して行動してください。

  • バッグを所持せず、ポケットに入れる。
  • バッグを持つ場合にも別々の場所で所持する。

  • 外でスマートフォンを操作しない。

  • トゥクトゥクを利用する場合には、乗車中も注意する。

スリ・置き引き

マーケットや観光地など人が多く集まる場所ではスリ被害が多く発生しています。
そのため、以下の点に注意して行動してください。

  • 現金は小額を持ち歩く。
  • 貴重品は持ち歩かない。
  • 不自然に近い人や近寄ってくる人に警戒する。
  • 手荷物は目の見える、身体の正面などでしっかりと持つ。

いかさま賭博

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、カンボジアではいかさま賭博詐欺という犯罪が発生しています。犯行グループが、旅行者を狙って、アジトに誘い入れ、いかさま賭博を持ちかけて、最終的に多額のお金をだまし取るものです。
日本語を話せるカンボジア人が自宅に招待したいと持ちかけ、興味心でついていくと、ポーカーが始まります。
途中まで勝たせてくれるのですが、全員がグルで気づいたときには大負けしており、お金を支払わないというと態度を豹変し、危険な行為をしてくる恐れがあります。

現地の方々との交友関係を広げるということは、海外旅行の楽しみの一つでもありますが、くれぐれも初対面の相手に警戒心を全て解き放つことなく、いかさま賭博詐欺の被害に遭わないように気をつけてください。

パスポートの紛失やトラブルにあったときの対処法

万が一トラブルに巻き込まれた場合は被害に遭われた場合には、大使館・領事事務所までご連絡ください。
パスポートのトラブルは日本領事館へ

【在カンボジア日本国大使館  領事班】
023-217-161

consular.jpn@pp.mofa.go.jp

http://www.kh.emb-japan.go.jp

【在シェムリアップ日本国領事事務所】
063-963-801

consuljp.rep@re.mofa.go.

まとめ

カンボジア・プノンペンでは、ひったくり、スリ、いかさま賭博等の軽犯罪が多く発生しています。また、拳銃やナイフを使用した強盗等の凶悪犯罪が発生することもあります。多くの日本人観光客や在留邦人が被害に遭っており、それらの被害にあうとせっかくの旅行が台無しです。
ポイントとしては、「バッグなどの荷物は持たない」、「タクシー等の自動車を利用する」、「周囲への警戒を怠らない」ということです。