【2025年最新】インディラ・ガンディー国際空港トランジット完全ガイド!乗り継ぎの流れ・注意点・快適な過ごし方
インディラ・ガンディー国際空港(デリー空港)は、インド最大のハブ空港であり、多くの国際線・国内線の乗り継ぎ地点となっています。
しかし、ターミナル間の移動やビザの必要有無、快適なトランジットの過ごし方など、事前に知っておくべき情報が多いのも事実。
本記事では、デリー空港でのスムーズな乗り継ぎ方法やトランジット中のおすすめスポット、短時間での市内観光のポイントまで詳しく解説します。
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デリー空港(インディラ・ガンディー国際空港)とは?
インディラ・ガンディー国際空港(Indira Gandhi International Airport)はインドの首都ニューデリーにあるインド最大の国際空港です。デリー空港(Delhi Airport)とも呼ばれます。
世界で最も混雑する空港の1つであるとも言われており、インド最大のハブ空港として国際線・国内線の様々な便が就航する賑やかな空港です。
【デリー空港の基本情報基本情報】
- 空港名:インディラ・ガンディー国際空港(Indira Gandhi International Airport)
- 空港コード:DEL
- 住所:New Delhi, Delhi 110037, India
- 主要な就航航空会社
- 国際線:エア・インディア(AI)、ANA、JAL、エミレーツ、シンガポール航空、カタール航空など
- 国内線:インディゴ(IndiGo)、エア・インディア・エクスプレス(Air India Express)など
- 就航都市:東京、ロンドン、ニューヨーク、ドバイなど、国内外多数
- 公式サイト:https://www.newdelhiairport.in/
デリー空港のターミナルは3つ
インディラ・ガンディー空港には3つのターミナルがあります。
ターミナル1・2は主に国内線、ターミナル3は国際線がメインなので、日本の発着便はターミナル3を利用することがほとんどです。
ターミナル間を移動する際には空港のシャトルバスが利用できます。バスは20分感覚で24時間運行しており、所要時間の目安は以下のとおりです。
- ターミナル1~2・・・約20~25分
- ターミナル1~3・・・約20~25分
- ターミナル2~3・・・10分以下 ※混雑状況などにより変動します
シャトルバスは、乗り継ぎのために移動をする人のみ無料で利用できるサービスなので、注意しましょう。
無料で乗るためには乗り継ぎカウンターでバスのクーポンを取得する必要があります。クーポンがない場合、25ルピアの支払いが必要です。
▷詳しくはこちら:デリー空港公式サイト(英語)
乗り継ぎ手続きの流れと注意点
デリー空港で乗り継ぎするときに知っておきたい情報を、国内線・国際線それぞれのケースでご紹介します。
国際線→国内線の乗り継ぎ
国際線でデリー空港に到着した後、インドの国内線に乗り換える場合、デリー空港で入国審査を済ませる必要があります。預け入れした荷物も一度受けとり、関税検査を受けましょう。
入国審査には時間がかかる場合があるので、余裕を持って乗り継ぎ便を予約するのがおすすめです。
国際線→国際線の乗り継ぎ
インド(デリー空港)を経由して他の国へ乗り継ぐ場合の手続きは、チケットの予約状況やや手荷物預け入れなどの条件により異なります。
入国審査や荷物の検査が必要な場合とそうでない場合があるため、チケットを予約する際に必要となる手続きもあわせて確認しておきましょう。
乗り継ぎのための手続きは、各ターミナルの専用のカウンターで行っています。
デリー空港でのトランジットにビザは必要?
デリー空港を経由して他の国へ乗り継ぐ場合、トランジットビザが必要になるケースがあります。
事前に自分のフライト条件を確認し、必要ならビザを取得しましょう。
ビザが必要になる条件はチケットの予約状況や手荷物検査の有無によって変わるため、ネットの情報だけでは判断することが難しいです。
ご自身の乗り継ぎにビザが必要・不要なのかは、チケットを予約した航空会社へ事前に確認しておきましょう。
トランジットビザの申請方法
トランジットビザはオンラインで取得できます。
ビザを用意せずに渡航したものの、デリー空港に到着後ビザが必要だと判明した場合は、ビザ・オン・アライバル(Visa on arrival)という制度でビザを取得することもできます。
▷ビザ・オン・アライバル(Visa on arrival)について
ただしこの制度は、デリー、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ、ベンガルール、ハイデラバードのみに限られており、手続きには英語でのコミュニケーションが必要です。
手続きに時間がかかることもあるので、ビザが必要だとあらかじめ分かっている場合はトランジットビザを申請しておきましょう。
ビザが必要なケース
インド(デリー空港)を経由して他の国に旅行する場合、基本的にトランジットビザの取得が必要です。
ビザが必要となる条件を以下にまとめました。
- トランジットエリアを離れての手続きや、インドへの入国審査が必要な場合
- 預けていた荷物を一度受け取り、再度チェックインする必要がある場合
- インドでの乗り継ぎ時間が24時間を超える場合
- 空港の外に出て観光したい場合(観光ビザが必要)
トランジット中に一度空港を離れてインドを観光したい場合は、トランジットビザではなく観光ビザを取得する必要があります。
ビザが不要のケース
以下の条件に当てはまる場合、基本的にインドでの乗り継ぎにビザは必要ありません。
- トランジットエリアを離れる必要がない場合
- 預け入れ荷物がない場合や、荷物がそのまま最終目的地まで届く場合
- インドでの乗り継ぎ時間が24時間未満である場合
航空券の種類や手荷物の扱いによって対応が異なるため、事前に航空会社に確認することをおすすめします!
デリー空港のトランジット中の過ごし方
デリー空港にはラウンジやレストラン、免税店など、トランジット中に利用できる施設が豊富です。
「乗り継ぎ時間が数時間あるものの、空港外に出て観光するほどではないな……」という方も、空港内で楽しく過ごせますよ!
デリー空港のラウンジ
デリー空港にはプライオリティパス対応のラウンジや、誰でも利用できる有料ラウンジがあります。
シャワーや軽食・ドリンクを楽しめるため、長時間の乗り継ぎ時におすすめです。
【ラウンジを利用するなら】
プライオリティパスが使えるラウンジが多いため、持っている人は活用しましょう。
持っていない場合は、当日有料で利用できるラウンジもあるので、HPをチェックしてみてください。
◾️ターミナル1D(国内線)
Encalm Lounge(エンカーム・ラウンジ)
場所:5階・国内線出発エリア(フードコート付近)
詳細はこちら
◾️ターミナル2(国内線)
Encalm Lounge(エンカーム・ラウンジ)
場所:2階・国内線出発エリア(フードコート付近)
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◾️ターミナル3(国内線)
Encalm Lounge(エンカーム・ラウンジ)
場所:メザニンレベル、国内線出発エリア
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Air India Lounge(エア・インディア・マハラジャ・ラウンジ)
場所:国内線出発エリア
詳細はこちら
The Centurion Lounge(センチュリオン・ラウンジ)
場所:国内線出発エリア
詳細はこちら
◾️ターミナル3(国際線)
Encalm Lounge(エンカーム・ラウンジ)
場所:メザニンレベル、国際線出発エリア
詳細はこちら
Encalm Prive Lounge(エンカーム・プライヴ・ラウンジ)
場所:国際線出発エリア
詳細はこちら
Air India Maharajah Lounge(エア・インディア・マハラジャ・ラウンジ)
場所:国際線出発エリア
詳細はこちら
Plaza Premium Lounge(プラザ・プレミアム・ラウンジ)
場所:国際線出発エリア内
詳細はこちら
Encalm Lounge(エンカーム・ラウンジ)
場所:到着エリア1階、ゲート4付近
詳細はこちら
空港内の仮眠・休憩スペース
無料で休憩・仮眠をしたい場合は、待合スペースの椅子やベンチを利用しましょう。
◾️おすすめの仮眠・休憩スポット
安全性が気になる場合やしっかりベットで休みたい場合、Plaza Premium Lounge(プラザ・プレミアム・ラウンジ)がおすすめです。有料のラウンジですが、航空会社やクラスに関係なくどなたでも利用できます。
空港内のグルメを楽しむ
デリー空港には70を超えるレストランがあるのでトランジット時間を利用してグルメを楽んでみませんか?
マクドナルドやスタバなど日本でおなじみのファストフードから、本格的なインド料理が楽しめるレストランまで種類豊富!
カレーやビリヤニなど、本場のインド料理を気軽に楽しめるお店も多いので、乗り継ぎの間に食事を楽しみましょう。
◾️おすすめのレストラン
- Viva – All Day Dining(T3国際線・インド料理)
- Café Delhi Heights(T3国内線・インド&多国籍料理)
- McDonald’s / KFC(T1, T2, T3・ファストフード)
- Starbucks / Costa Coffee(T1, T3・カフェ)
本格的なインド料理を楽しむならVivaやCafé Delhi Heightsがおすすめ!
「マサラチャイ」(スパイス入りのミルクティー)もぜひ試してみてください!
免税店 & ショッピングを楽しむ
デリー空港には、インドの特産品を扱う免税店やショッピングエリアも充実しています。
短時間の乗り継ぎでも、お土産探しにぴったりです!
◾️おすすめのショップ
- Delhi Duty Free(T3・免税店)
- ウイスキー・ワイン・タバコ・香水・コスメなど
- Fabindia(T3・インド雑貨・伝統衣装)
- スカーフ・バッグ・カシミア製品・インドのお菓子
- Himalaya Herbals(T3・オーガニックコスメ)
- アーユルヴェーダコスメ・ハーブティー
お土産を買うならインド伝統のスパイス・紅茶・ハーブコスメが人気!カシューナッツ・マンゴーピクルス・インド産チョコ もお土産におすすめです。
乗り継ぎ時間を利用してデリー市内観光
デリーでの乗り継ぎ時間が5時間以上ある場合は、空港を離れて短時間の市内観光を楽しむのもおすすめです。
ここでは、空港から市内への移動方法・おすすめ観光スポット・注意点をまとめました。
注意!空港を出て観光するにはビザが必要
デリー空港を離れて市内観光したい場合、観光ビザの取得が必要です。
トランジットビザでも空港外に出ることが認められる場合もありますが、あくまでも空港内で過ごすためのビザなので、観光ビザを取得しておきましょう。
観光ビザ(e-ツーリストビザ)はネットで申請できます。
インド政府公式サイト:e-Visa申請ページ
観光ビザの期限は30日、1年、5年から選べるので、今後もインドに返ってくる予定がある場合は期間が長いビザを選んでおくのがおすすめです。
空港から市内への移動方法
空港からデリー市内までコスパよく移動したい場合、地下鉄(エアポートエクスプレスライン)を利用すると便利です。
駅がターミナル3直結なので、ニューデリー駅などの主要駅まで簡単にアクセスできます。
移動時間をセーブして時間を有効活用したい方には、タクシーで直接観光地まで向かうのもおすすめです。
インドでタクシーに乗るのが不安な方や、空港からの送迎と観光案内をまとめて任せたい方は、ロコタビのサービスを利用して日本人ロコに観光サポートを依頼してみませんか?
現地のプロのサポートを活用して、インドでのトランジットをより楽しく、快適に過ごしましょう!
1. 地下鉄(エアポートエクスプレスライン)
デリー空港(ターミナル3)直結の地下鉄で、最もコスパが良い移動手段です。
項目 | 内容 |
---|---|
料金 | 約60ルピー(約110円) |
所要時間 | 約20分(ニューデリー駅まで) |
運行時間 | 04:45~23:30 |
メリット | 渋滞なし・料金が安い |
短時間で確実に移動したいなら、エアポートエクスプレスがおすすめです。
2. タクシー・ 配車アプリ
時間を節約したいなら、空港から直接観光地へ向かうのも◎。
項目 | 内容 |
---|---|
料金 | 約600~800ルピー(約1,100~1,500円) |
所要時間 | 約30~45分(渋滞状況による) |
おすすめのタクシー | 空港のプリペイドタクシー、配車アプリ「Ola」「Uber」 |
タクシーを利用する場合は、空港の公式タクシー乗り場を利用するのが安全です。
空港から短時間で行けるおすすめ観光スポット
デリー空港(ターミナル3)から車で30~45分ほどで行ける、トランジット中でも立ち寄れる観光スポットを3つご紹介します。
◾️クトゥブ・ミナール(Qutub Minar)
世界遺産に登録された高さ72.5mの赤砂岩の塔。
12世紀に建設されたイスラム建築の傑作で、インドの歴史を感じられます。
- 所要時間:空港から車で約30分
- 入場料:600ルピー
◾️インド門(India Gate)
第一次世界大戦で戦死したインド兵の慰霊碑で、デリーのシンボル的存在。夜はライトアップも楽しめます。
- 所要時間:空港から車で約45分
- 入場無料
◾️フマユーン廟(Humayun’s Tomb)
ムガル帝国第2代皇帝フマユーンの墓として建てられた世界遺産。赤砂岩と白大理石の美しいコントラストが魅力で、タージ・マハルの原型とも言われています。
- 所要時間:空港から車で約40分
- 滞在目安:30〜60分
- 入場料:外国人600ルピー(インド人40ルピー)
◾️DLF プロムナード(DLF Promenade)
空港からのアクセスが良い大型ショッピングモールです。屋内でグルメやショッピングを楽しみたい人におすすめ!
- 所要時間:空港から車で約15分
- 公式サイト:DLF Promenade
空港から出るときに注意したいこと
デリー空港での乗り継ぎ時間を利用して市内に出る際は、いくつかの重要なポイントに注意しましょう。
空港から観光地までの移動時間、観光の時間、搭乗手続きの時間を考慮して、トランジット中に観光するなら合計5時間~を目安に余裕を持って時間を確保してくださいね。
①:観光ビザを忘れずに!
空港の外に出るには観光ビザ(e-Visa)が必要です。
トランジットビザでは空港外に出られない場合があるため、あらかじめ観光ビザを取得しておくのが安心です。
②:移動手段をあらかじめ決めておく
空港から市内へ移動するには、以下のような手段があります。
- 地下鉄(エアポートエクスプレス):渋滞なしで早く、コスパ◎
- プリペイドタクシー / 配車アプリ(Uber / Ola):目的地に直行できて楽
特に短時間の観光では、移動のスムーズさが大切です。
③:出発の3時間前には空港へ戻る
国際線の出発前には、最低でも3時間前には空港に戻っておきましょう。
入国・出国手続きやセキュリティチェックで予想以上に時間がかかることもあります。
④: 夜間の外出は慎重に
夜のデリー市内は治安が不安定になることもあるため、夜遅くの観光は避けるか、信頼できるガイド付きで行動するのが安心です。
⑤:荷物に注意
トランジット中に一度入国する場合、預け荷物を一度受け取る必要があることも。
空港の一時預かり所(Left Luggage)を利用して、身軽に観光するのがおすすめです。
まとめ:デリー空港でスムーズなトランジットを!
インド最大のハブ空港でもある、インディラ・ガンディー空港(デリー空港)のトランジット情報をご紹介しました。
特にビザが必要・不要なのか気になる方が多いかと思いますが、ネットの情報だけでは判断することが難しいので、航空会社に確認するのがおすすめです。
デリー空港は広く、ショッピングやレストランなど施設も充実しているので、トランジット時間を利用してインドらしいグルメや買い物も楽しんでみてくださいね!
トランジット時間を利用してデリー観光を楽しみたい場合、現地の日本人ロコにおすすめスポットを聞いたり、実際にガイドを依頼するのもおすすめですよ。
現地のプロのサポートを活用して、インドでのトランジットをより楽しく、快適に過ごしましょう!