モレリア大聖堂 及び 水道橋 | モレリア在住ガイド_ユウイチさんのおすすめ観光スポット

モレリア大聖堂 及び 水道橋

現地語表記:La Catedral de Morelia y el acueducto

【オススメ度】

★★★★★ by ガイド_ユウイチ (5個満点)

モレリア大聖堂 及び 水道橋

基本情報

素晴らしい赤みに覆われた大石は、カテドラルを初め水道橋でも使われており、一般的にモレリアの街を描く色である。
モレリア大聖堂(カテドラル)は立派な略70メートルの二塔で街の中心をキッチリ示している。何故なら、モレリア中心部の建物の特徴は、カテドラルの高さを超える建設は今のところ禁止されているから。18世紀に造り終えられたこの寺院はイタリアの建築家ビセンシオ・バロソ・デラエスカヨーラ(Vicencio Barroso de la Escayola)によって設計され、キリストの変容に捧げられている。バロック様式の建物でネオクラシックの飾りの内装が際立ち、堂々とした装飾、正面中央にある絵画、都市の守護聖人の尊敬像、アーケード、美しいドーム等が目を引く。特に見逃せられないのは巨大な管状器官、20世紀初頭にドイツで作られ4600本ものパイプを持ち、メキシコでは二番目に最大の物と言われているからこそ名前も付けられ サン・グレゴリオ・マグノ(San Gregorio Magno)と呼ばれている。(参考までに、ナンバーワンはこのミチョアカン州のサモラ市の大聖堂にある)。
一方、モレリアの水道橋は18世紀後期のもので、距離は約1700メートル、253の古代ローマ風アーチ、その最高部では約8メートルの高さに達している。審美的で芸術的な評価が際立つ。町の給水施設が建設された1910年まで、この水路は活発に使われた。

おすすめする理由と説明

カテドラル及び水道橋はモレリアの最も象徴的かつ代表的な建設である。
カテドラルの内部は、音響の広がりと装飾の魅力が調和されているため、美しいサン・グレゴリオ・マグノ管状器官の演奏が有名になり、モレリア国際オルガン・フェスティバルやモレリア・インターナショナル・ミュージック・フェスティバルなどの様々な芸術文化イベントが行われる。
水道橋に関しては、最高の保護状態で維持されているものであり、メキシコの有らゆる水道橋の中でももっとも建てられた時代の構造をそのまま保っている物。モレリアの中心部が1991年にユネスコによって人類の文化遺産の一つと指定されたのも、この水道橋のおかげだ。今では、水道橋はカテドラルに向かう二通行の大通りの中央線を走り、都心部へ流れ込むかの様に見える、その途中でタラスカ族の先住民女性像の噴水の麗しさも眺められる。またもや参考までにモレリアの水道橋がどれ程重要かを示すため、メキシコの現在の$50ペソ紙幣のデザインのインスピレーションとなり、その一部が紙幣裏に美しく描かれているほどである。
正に水道橋沿いを出発点から歩くベシ!そして街の中心部のどこに埋まり込むかを発見するのも面白い。

モレリア在住のロコ、ガイド_ユウイチさん
情報の提供者(ロコ):

ガイド_ユウイチ

メキシコシティー在住30年以上。2017年からモレリア、ミチョアカン州の州都へ移動し、観光客を増やそうと旅行計画企業でフリーランスとして働いています。何よりも僕の目的はメキシコへ来られた方にこの国の豊かさを見せまくる事のみ!モレリア在住でもメキシコシティーへ行き来するのが大抵です。観光、アドバイス、メキシコのナンデモ! ご相談できれば幸いです。(周辺の町、パツクアロも人気。白魚は名物料理のマ...