美食の国イタリアでは、近年デリバリーが大ブーム。レストランの味がお家にいるだけで気軽にオーダーできてしまいます。もちろん自宅だけでなく、学校やオフィスでのランチや、ホームパーティにもとても便利なデリバリーシステム。今回はデリバリーのメジャーな3つのアプリと使いかたを紹介します。

フードデリバリーサービスとは？

デリバリーのロゴが入った大きなボックスを背負って、自転車に乗るドライバー。ミラノに住んでいると、一度は見かけたことがあるはずです。これが、フードデリバリーサービスです。

利用者はアプリまたはWebsiteを通して周囲のレストランにオーダーをし、ドライバーが自転車を使ってレストランから直接利用者に料理を届けます。

提携するレストランは非常に多く、オーダーすることができる料理の種類はとても幅広いです。ピザやパスタをはじめとするイタリアンフードから、ミラノで大人気の寿司や中華料理、さらにハンバーガーやインディアンフード、ジェラートやケーキまでもオーダーすることができます。

デリバリーには最低注文額が設定されており、その額以上注文すれば、デリバリーを依頼することができます。アプリやレストランによって異なりますが、最低注文額は4〜７ユーロ、配達料は2.5〜3ユーロほどです。

ミラノで人気な3つのフードデリバリーアプリ

ミラノでは主にこの３つのアプリが使用されています。

Deliveroo

ロンドン発のデリバリーグループ。2013年に発足したDeliverooは、現在ヨーロッパを中心に、アジアの一部、オーストラリアでもサービスを広げています。
ここミラノでは、オーダーから平均32分で指定した住所に料理が届けられます。メニューの価格は、レストランで提供される価格と同じものが多いです。
- https://deliveroo.it/it/ (イタリア語)
- https://deliveroo.it/en/ (英語)

Foodora

ベルリン発のデリバリーグループ、Foodoraは2014年にサービスをスタート。現在ヨーロッパを中心に22カ国で、36,000店のレストランと提携しサービスを行っています。
Foodoraの特徴は、デリバリーの費用が無料であるレストランがあること。レストランの一覧から、“Free Delivery”のタグで確認することができます。
また、自分でレストランに料理を受け取りに行く“Pick up”のオプションがあります。Pick upは、デリバリーではないため、デリバリー代がかかりません。家の近くのレストランでテイクアウトをしたい際に便利です。
- https://www.foodora.it/ (イタリア語)
- https://www.foodora.it/en/ (英語)

Uber Eats

Uber Eatsは、配車アプリとしてお馴染みのUberから始まったフードデリバリーサービス。2014年にアメリカで始まったこのアプリは、現在日本でも一部の地域でも利用することができます。ミラノでは11時から23時まで利用可能です。
- https://www.ubereats.com/ja-US/stores/ (日本語)
- https://www.ubereats.com/en-IT/stores/ (英語)

オーダーしてみよう！

アプリのダウンロード
まずは気に入ったアプリをダウンロードしましょう。スマートフォンをお持ちでない方は、パソコンを使ってWebsiteから行うことができます。
アカウントの作成
名前、メールアドレス、届けて欲しい住所など、指示に従ってアカウントを作成します。
オーダーしたいレストランとメニューを選ぶ
デリバリー可能な範囲にあるレストランの一覧がスクリーンに表示されるため、その中から注文したいレストラン、さらにメニューを選びます。
検索画面から直接お気に入りのレストランを検索することもできます。
メニューにはオプションとして、ソースの種類やトッピングなどを追加することができます。
オーダーを完了する
オーダーしたいアイテムを全て選び終えたら、オーダーを完了します。すると、指定した住所にドライバーが到着する推定時刻が表示されます。
料理をドライバーから受け取る
ドライバーが指定された住所に到着すると、電話がかかってきます。ドライバーは直接建物の中に入ることができないため、指定された住所の建物の入り口などで料理が受け渡されます。