マカオの入国審査・出国手続きガイド~飛行機・フェリー(香港空港経由)
【2020最新情報】事前にチェックしておけば安心! 飛行機やフェリーを使って、香港で入国手続きをしないで直接マカオ入りする方法を分かりやすくご説明します。香港経由で入出国する場合は、普通に空港で入出国手続きをする場合とは手順が異なるので、出発前に必ず確認しておきましょう。
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出発前・マカオ入国前に確認しておくこと
マカオ旅行が決まったら、航空券の手配や荷持の準備などいろいろやることがありますが、何よりもまずパスポートをチェック!
パスポートの有効期限を確認
マカオに入国するには、滞在日数に応じて以下のパスポートの有効期限が残っていることが条件です。
- 1ヶ月以内の滞在の場合:残存期間1ヶ月+滞在日数以上
- 1ヶ月以上の滞在の場合:残存期間3ヶ月以上
パスポートの有効期限がもうすぐ切れそうな人は早めに更新しておきましょう。
更新や申請については、外務省ウェブサイトをご参照ください。
パスポートは申請してから受け取るまでに約1週間かかるので、余裕を持って手続きしておきましょう。
ビザは必要?
日本国籍を持つ方は、90日以内の滞在であればビザは必要ありません。もし観光以外の目的で90日以上滞在する場合は、入境事務處にて外国人登録手続きを行い、マカオ特別行政区政府発行のIDカード(身分証明証)を取得する必要があります。
なお、パスポートやビザに関する情報は予告なく変更される場合があります。渡航の際は、マカオ治安警察局(Public Security Police Force)イミグレーション・サービスにて、常に最新の情報をご確認ください。
マカオ入国のルート
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では実際にマカオへはどのように入国するのでしょうか。
2020年現在、日本からマカオに入国するルートは「香港に入国しないパターン/するパターン」の大きく2つに分かれており、全体としては主に以下の4つのルートが利用されています。
- 香港に入国しないルート
- 飛行機でマカオ国際空港から入国する
- 香港国際空港(スカイピア)からフェリーで入国する
- 香港に入国するルート
- 香港島(上環)からフェリーで入国する
- 香港島(香港口岸)からバスで「港珠澳大橋」を渡って入国する
香港に入国するルートは、もちろん香港で入国審査を受ける必要があります。詳しくは「香港の入国・出国手続き〜入出国カード」をご参照ください。
以下では香港に入国しない上記2ルートについて、それぞれ出入国の手続きの流れと所要時間などをご説明します。
入国手続きの流れ・所要時間
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【飛行機でマカオ国際空港から入国する場合】
日本からマカオ国際空港へは成田・関西・福岡空港からマカオ航空による直行便が出ています。
マカオ空港到着後は、「Arrival」の看板表示にしたがって入国審査エリアに進み、以下の流れで入国手続きを行います。
- 入国審査
- 預け荷物の受取
- 税関手続き
- 到着ロビーへ
マカオ空港は利用する航空会社が少ないので、入国審査がとてもスムーズです。合計の所要時間15~20分ほど。荷物の受け取りも簡単なので、さくっと到着ロビーに出ることができます。
それぞれのステップを詳しく説明します。
1. 入国審査
入国審査エリアでは以下の流れで進みます。
- 「訪澳旅客/Visitors」の審査カウンターの列に並ぶ。
- 順番が来たら審査官にパスポートを渡す(2013年から入出国カードが不要になりました)。
- 入境申報表(到着カード)をもらう
日本人はビザ免除なので、とくに質問されることはありません。ただし、審査の際は帽子やメガネなどは外しておきましょう。
到着カードは万が一紛失してしまっても特に問題はありませんが、滞在中は失くさないように保管しておいてください。
2. 預け荷物の受取
無事入国が完了したら、「Baggage Claim」という看板表示にしたがって荷物受け取りエリアへ行きます。自分が乗ってきた便名が表示されているターンテーブルで、自分の荷物をピックアップします。
荷物のピックアップが終わったら、念のためにスーツケースが破損していないか確認しておくとよいでしょう。また似たようなスーツケースが多いので自分のものかどうかの確認をお忘れなく。
万が一荷物が見つからない場合や、破損していた場合は近くの係員に問い合わせましょう。
3. 税関手続き
荷物のピックアップが終わったら、税関カウンターを通って外に出ます。申告するものがなければそのまま到着ロビーに出てしまってOKです。
免税範囲・持ち込み制限は以下の通りです。
- 酒類(アルコール分30%超):1リットルまで
- たばこ(18歳以上):19本まで(または葉巻1本、その他のたばこ製品25g)
- 現金:12万パタカ以上は申告が必要
4. 到着ロビーへ
税関審査を通過したら、到着ロビーに出られます。
カジノがあるような大きなホテルであれば空港から無料のシャトルバスが運行しています。
その他のホテルやセナド広場などの観光地へ行く場合は、バスかタクシーを利用しましょう。
【香港国際空港(スカイピア)からフェリーで入国する場合】
こちらは日本から香港国際空港へ飛行機で行き、香港から高速フェリーを利用してマカオ入国する方法です。香港はトランジット扱いとなるので入国手続は不要です。
日本でのチェックイン(手荷物預け)の際に目的地がマカオであることを伝えておきましょう。そうすれば、乗り継ぎ時に荷物を引き取る必要がなく(バゲージスルー)、マカオで荷物を受け取ることができるので便利です。
ただし、飛行機の到着時間からフェリーの出発時間まで1時間以上の余裕があることが条件となっています。
香港空港到着後の流れは以下の通りです。
- 乗り継ぎエリアへ進む
- フェリーチケット購入・チェックイン(乗船手続き)
- APM(シャトル)でフェリーターミナルへ
1. 乗り継ぎエリアへ進む
「轉機/Transfer」の看板表示に従って進むと、「内地・澳門 快船/Mainland・Macau Ferries」という看板が見えてきます。
乗り継ぎカウンターはターミナル1のE2エリア(入国審査エリア手前)にあります。
2. フェリーチケット購入・チェックイン(乗船手続き)
フェリーのチケットは予約もできますが、当日購入することもできます。
専用カウンターでパスポート、飛行機の搭乗半券、チェックイン手荷物タグを提示して、乗船手続きをしましょう。
3. APM(シャトル)でフェリーターミナルへ
フェリー専用のカウンター裏にある専用ゲートを通過後、エスカレーターで1階のAPM(シャトル)乗り場に進みます。そして、APM(シャトル)でSkyPier(フェリーターミナル)へ移動、乗船します。
香港国際空港からフェリーを利用する流れは以下のサイトでも紹介されていますので、参考にしてください。
出国手続きの流れ・所要時間
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出国(日本への帰国)の流れについても「マカオ国際空港から出国する場合」と「マカオからフェリー乗船、香港国際空港から飛行機で帰国する場合」の2パターンでご説明します。
【マカオ国際空港から出国する場合】
出国手続きの流れは以下の通り。
- 預け荷物のセキュリティチェック
- チェックイン(搭乗手続き)・出国審査
- 保安検査・セキュリティチェック
- 搭乗ゲートへ
合計の所要時間は20分前後。時期や時間帯によっては30分以上かかる場合もあります。
それぞれのステップを詳しく説明します。
1. 預け荷物のセキュリティチェック
まず、キャリーケースなど機内預けの荷物のセキュリティチェックを受けます。このチェックを受けた後は、例え中身を取り出したり追加で入れたくなっても、荷物を開けることができないので注意してください。
2. チェックイン(搭乗手続き)・出国審査
航空会社のチェックインカウンターでチェックイン手続きを済ませます。搭乗券を受け取り、パスポートを搭乗券を用意して、出国審査を受けます。
滞在許可日数を超えてオーバーステイでもしていない限り、何事もなくスムーズに出国できます。
3. 保安検査・セキュリティチェック
パスポートと搭乗券を提示し、機内持ち込み品の検査や液体物の検査を受けます。あらゆる液体(ジェル状のものも含む)は、100ミリリットル以下の容器に入れ、容量1リットル以下のジップロックに入れておく必要があります。1人あたり1袋のみ持ち込み可能です。
電子機器や液体物が入った袋はバッグから出しておきましょう。
4. 搭乗ゲートへ
保安検査を終えたら、あとは搭乗ゲートを目指すのみです。出発の30分前までに搭乗ゲートに着いておくようにしましょう。
【マカオからフェリー乗船、香港国際空港から飛行機で帰国する場合】
出国審査自体はマカオのフェリー乗り場で済ませますが、ここでは香港空港で飛行機に乗り継ぐまでの流れを以下の順にご説明します。
- フェリーチケット購入・チェックイン(乗船手続き)・出国審査
- フェリー乗船・香港空港到着後、チェックインカウンターへ
- セキュリティチェック・空港税払い戻し
- APM(シャトル)で旅客ターミナル・搭乗ゲートへ
1. フェリーチケット購入・チェックイン(乗船手続き)・出国審査
まずマカオ・タイパのフェリーターミナルでチケットと購入、乗船手続きをします。このときパスポート・荷物の確認および香港国際空港での乗り継ぎ時間や航空券のチェックを行います。
航空券はその日のうちに香港を出発する便であることが条件です。
ちなみにJALやANAなどの航空会社では飛行機の搭乗手続きも済ませることができます。詳しくは各社ウェブサイトでご確認ください。
チェックインが済んだら出国審査を受け、フェリー乗り場に移動します。
2. フェリー乗船・香港空港到着後、チェックインカウンターへ
フェリーが香港国際空港に到着したら、上記で搭乗手続きを済ませていない方は、利用する航空会社のチェックインカウンターで搭乗手続きを行います。
3. セキュリティチェック・空港税払い戻し
その後セキュリティチェックを行います。セキュリティチェックエリアと次のAPM(シャトル)乗り場の間に空港税払い戻しカウンターがあります。航空券に香港空港税が含まれている場合は、搭乗手続き時にもらった用紙を提出して、空港税の払い戻し手続きを行ってください。
4. APM(シャトル)で旅客ターミナル・搭乗ゲートへ
全ての手続きが終わったらAPM(シャトル)で旅客ターミナルへ移動します。出発予定時間の30分前までに搭乗ゲートへ着いておくようにしましょう。
まとめ
以上、香港での入出国なしのマカオ入出国の流れについてご紹介しました。
以前からマカオへは香港経由でフェリーで行く方法が主流でしたが、最近では港珠澳大橋が開通して、香港からバスでマカオに行けるようになり、ますますアクセスの利便性が増しています。
香港へ寄ってからマカオに行くという方は、香港の旅行ガイド情報を参考にしてみてはいかがでしょうか?
また、マカオの入国審査や出国手続きについてもっと詳しく知りたい方は、現地在住の日本人(ロコ)に無料で相談してみましょう!