mina007さん

実際の生活にかかる金額

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mina007さん

こんにちは。
ポルトガル移住を考えています。

ロコの皆さんのアドバイスを読んでいますと、ビザの種類や要件については必要な書類や条件をクリアできた後、あとは情熱をどのくらい伝えられるかにもかかっているのだろうな、と解釈していますが合っていますでしょうか。

兎にも角にもまずはビザが取れてから!ではあると思いますが
その後の生活について現実的な想像とプランを立てたく、質問です。

実際にビザを取得できた後の生活について、必要最低限の出費には何があるか教えていただけますか?

家賃、光熱費、食費、通信費、などは目に見える経費になりますが
例えば健康保険や年金、税金など移住者の立場でも必要となってくる目に見えない出費の項目にはどの様なものがありますか?

医療の保険については、渡航の際に必要になる物には加入義務があると思いますが、それ以外に滞在時に現地で支払いが必要な健康保険などもありますか?

また、小学生の子どもとの親子移住になりまして、
英語教育がある現地の小学校に通わせたと思っています。
住む場所は必ずしも都市部である必要はないと思っているのですが、ポルトガル語の他に英語の授業がある場所を望んでいます。
その場合は例えばポルトやコインブラでも英語の授業を受けられるパブリックスクールがありますでしょうか?
私自身はポルトガル語はまだ出来ませんが英語は話します。

以上、住む場所や家族構成によって当然生活費は変わるかと想像しますが、皆さん大体どのくらいの出費で生活なさっているのか、目に見えてこない経費の部分を実際にポルトガルに住まわれているロコの方にうかがいたいです。

現実的な厳しい意見でもかまいません。
ご助言どうぞよろしくお願いいたします。

2024年2月18日 14時20分

takeda_portugal_portoさんの回答

ポルト在住のロコ、takeda_portugal_portoさん

mina 様

私は1986年にポルトガルに駐在員として赴任し、Vila Nova de Gaiaで37年間暮らしています。当時の物価は非常に低かったですが、最近は特にロシアによるウクライナ侵攻の影響で物価が上昇しています。 1986年にポルトガルがEUメンバー(当初はEC)になってから、物価は着実に上昇しています。しかし、賃金もそれ以上に上昇しており、購買力は増加しています。 現在の最低賃金は820ユーロで、手取りは大体750ユーロほどです。スペイン、フランス、ドイツ、ベネルックス、北欧諸国と比較すると、ポルトガルの物価はまだ抑えられています。 ほとんどの夫婦は共働きで、お子さんの有無にかかわらず、家計を支えています。サラリーマンの全国平均賃金は約1,150ユーロで、50%以上が1,000ユーロ以下です。リスボンとその周辺は多少物価が高いですが、ポルトはそれに次ぐ地域です。しかし、ポルトと隣接するVila Nova de Gaiaは比較的安価で、スーパーマーケットよりも幾つかの八百屋さんで果物や野菜を購入すると半額近くで済みます。また、庶民的な店ではカフェでのエスプレッソは0.75ユーロ、平日の昼食のセットメニュー(メインディッシュ、パン、スープ、缶ジュース、コーヒー)は6.50ユーロです。

国民医療制度(SNS)はほぼ無料で提供されています。リスボン周辺よりも北部の方が質が良いですが、緊急でない手術は待ち時間が長いことがあります。ただし、緊急の場合はその日または翌日に手術が行われます。 医薬品はほとんどが補助金対象であり、手頃な価格で手に入ります。最近では個人や法人が民間保険に加入するケースも増えており、保険料は高額ではありません。

治安は他のヨーロッパ諸国と比較して良好です。 ただし、スリには要注意です。

住宅は最も高価な部分です。 単身の移民は最初に部屋を借りることが一般的です。 光熱費、ガス、水道、インターネットを含めた家賃は、ポルトでは450ユーロ、リスボンでは500ユーロ、ガイアでは400ユーロ、ガイアの郊外では350ユーロ程度です。部屋を借りる際には2ヶ月分の家賃を支払う必要があります。部屋の場合、共用の厨房、トイレ、シャワーが一般的です。夫婦の部屋は少し高くなりますが、貸し部屋は限られています。 お子を受け入れる貸し部屋はぼぼありません。

アパートを借りる際には部屋とは異なり、通常保証人が必要です。最初の入金は家賃の3から4ヶ月分が一般的です。

ビザ関係では、ポルトガルは他のヨーロッパの国々よりも取得が容易です。求職ビザ(Visto para Procura de Trabalho)は昨年に交付され、比較的簡単に取得できます。

生活費について、水道、光熱費、ガス、インターネットは単身の場合、通常100ユーロ未満で済みます。 食費は単身で約300ユーロほどです。娯楽については、Vila Nova de Gaiaを含む大都市は自自体が割安な文化イベントを提供しています。

教育について、公立学校は無料で充実しており、小学校から英語の授業がカリキュラムに組み込まれています。また、英語で授業が行われるインターナショナルスクールはリスボン、ポルト、アルガルヴェにありますが、事業料は高額です。 金銭的に余裕がない場合、率直に言えばお子さんをインターナショナルスクールに通わせることは難しいかもしれません。 ポルトガル語はラテン語から派生した言語であり、ポルトガル人は英語を比較的容易に学びます。 高卒以上の若者は一般的な英語会話ができます。 ただし、一般のブラジル人やスペイン人は英語に対する背景が異なるため、英語が苦手です。 私自身は英語と日本語の通訳でありますが、英語の効率的な学習方法については後ほど述べます。

日本語教育については、リスボンとポルトに土曜日の午前中に日本語補習校の授業があります。また、海外子女教育財団が通信教育の授業を提供しています。

武田 吉昭

2024年2月19日 2時27分

この回答への評価

mina007さん
★★★★★

ご返答いただきありがとうございます。
インターネットでの情報、特に家賃含む生活費に関しては聞きかじる価格の上下幅が大きく、私も最初はTakeda様がおっしゃるような家賃・生活費のイメージだったのですが、実際は徐々に高騰もしてきているのかなと勝手に想像していますがいかがなものでしょう。
そして子ども受け入れ可能な部屋を探す必要がありますね。

2024年2月19日 12時55分

追記

ポルト在住のロコ、takeda_portugal_portoさん

mina様

お子さんを受け入れる部屋はかなり難しいです。自宅の一部屋を貸す大家さんでも、難しいです。

貸し部屋の探し方は、グーグルで検索すると結構見つかりますが、場所の良いところはすぐに埋まってしまいます。

大都市の郊外の住居価格は急に安くなるため、そちらを探すことをお勧めします。

求職の求める範囲が広い大都市圏は、40ユーロの定期券で、公共交通機関に乗り放題です。

まずは、最初に単身でポルトガルへ渡航し、情報収集をしてからお子さんを連れてくることが賢明です。

夫婦でくること自体が、失敗の要因になります。

ポルトガルで需要のある特技があると良いのですが、mina様はこちらで生計を立てる自信がありますか。

大体の需要と報酬はわかりますので、遠慮なく何でも聞いてください。

武田吉昭

2024年2月20日 6時19分

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