ポルトのワイナリー見学について

ヨウコ 様

はじめまして。

ポートワインのワイナリーは数十社ありますが、全てがドウロ川を挟んでポルト市の対岸の市Vila Nova de Gaiaにあります。ワイナリー見学は有料で手軽に見学できます。

表通りのドウロ川沿いに在るワイナリー（Calem、Sandemanなど）は混んでおり、予約の団体或いは時間により一特定の言葉（ポルトガル語、英語、フランス語、スペイン語）のワイナリーツアを行い、見学対象者がそのツアーに加わります。見学者が言葉を選びたい場合は多少待つ形になります。テイスティングは赤と白ワインの二種類の低品質の決まったものになります。

ドウロ川沿いから少し離れた裏道に在るワイナリーはあまり混みません。団体の場合は予約で英語、フランス語、スペイン語でツアーを引き受けます。少人数でも見学ができ、主にポルトガル語と英語で、選ぶことができます。ワイナリーCroftの場合は１４ユーロの入場料でロゼ、１０年もののTawnyと２０１３もののLBV（遅瓶詰ビンテージ）が試飲できます。ワイナリーReal Companhia Velhaは１７５６に創立、最も規模が大きく見ごたえがあります。一人でも見学ができ、予約が必要で、入場料はワイナリーツアーと試飲の種類によってことなり、１５ユーロのPremium Tourは４５分でVintage Museumも含み、試飲はドライナッツ、白、LBV、Reserve Tawnyと２０年もののTawny。Founders Toursは３５ユーロ（試飲はチーズ、甘口或いは辛口の白、１０年もの、２０年ものと４０年もの）。

ポートワインは日本でデザートワインと知られているようですが、ポルトガルではそのような扱いはしていません。Porto de Honraと言って行事、セレモニーの始めにポートワインでレセプションを行います。高級レストランの待合室で食事の前にポートワインがだされます。一般家庭で来客に食事と関係なくポートワインが進められます。殆どの五つ星ホテル、時には四つ星のホテルのレセプションに来客が勝手にポートワインが飲めるように置いてあります。

ポートワイン、ポルトの観光名所などについていつでも遠慮なくお聞きください。

武田 吉昭

2019年1月23日 8時34分