ACLEDA bank の口座開設について
asahiさん
日本在住ですが、郵送でACLEDA bank の口座開設ができるときいて自力で挑戦しているのですが、
パスポートを取得してから先に進むことができません。
郵送でできるという記事もあれば、現地の電話番号が必要であるという記事や、現地の大使館の認証が必要などといった情報が錯綜しており、困惑しております。
そこで現地在住の方の意見やサポートを受けたいと考えております。
よろしくお願いいたします。
2023年2月9日 22時35分
shunzeiさんの回答
asahi様、こんにちは。
ご質問に回答させて頂きます。
当方、現地銀行に勤務していますので、銀行手続きについては詳しいです。
1.ACLEDA銀行の口座郵送開設について
口座の郵送開設はACLEDA銀行のHPに非居住者でも郵送でも受け付けてくれる旨の説明が書かれています。ただし、読んでいただくとわかるのですが、説明が英語で、かつ内容が不十分でどう手続きしてい良いかわからないかもしれません。
実際のところ英語でメールや電話で銀行に問い合わせしながら手続きしなけばスムーズにやり取りが完了しないと思います。
2.書類の認証について
ACLEDAの郵送口座開設の場合、パスポートコピーと申込書類について日本とカンボジア両方の認証が必要になります。日本では大使館や公証役場で手続きできますが、カンボジアについては例えば弁護士事務所などどこかに手続きを依頼する必要がありますね。コストがかかります。
3.口座作成斡旋業者について
ACLEDAの銀行口座作成を斡旋してくれる業者が複数あります。これらの業者は正式にACLEDA銀行と公認の契約を結んでいるわけではなく、特定の支店の支店長もしくは銀行の役員とつながっていて手続きを進めている会社になります。これはACLEDAに三井住友銀行から出向している日本人に確認したので、ほぼ間違いないです。
日本だとありえないのですが、カンボジアの銀行は支店や受付部署によって手続きを承認するルールが統一されておらず、取り扱うところによって必要書類が違っていたりします。そのため、ネットの情報は様々なものが出ていたりします。あとルールもころころ変わりますので、アップデートされていないウェブの情報には注意が必要です。
口座斡旋の業者は大体相場1000ドルから2000ドルくらいで代行を受け付けています。アフターサポートがあるところもありますが、その会社がいつまでも続くかわからないため、長期間は当てにできません。
手間を省きたければ金銭で解決するのも一つの手段かもしれません。
4.口座作成後の対応について
もし英文や英語を活用して銀行と交渉することが難しく、間に業者が入らないようでしたら、他に誰かサポートしてくれる人が日本かカンボジアにいなければ個人的にはあまり口座作成はお勧めできません。
なぜなら、口座作成をスムーズにできないのであれば、仮に口座作成ができたとしてもその後に何か手続きが必要になったり、口座がロックするなどトラブルが発生した場合に苦労する可能性があるからです。
過去に香港のHSBC銀行での口座作成が流行った時期がありますが、現在大量の休眠口座がある状態になっています。口座保有者が死亡してもそのままになっている口座が多いです。
5.海外銀行口座にかかる税金について
ついでの情報です。海外口座の作成目的は様々ですが、おそらく高金利の定期預金か普通預金を希望されていると想像します。海外預金について日本で払わなければならない税金についても抑えておいたほうが良いと思います。知らないうちに脱税をしていることになってしまう可能性があります。
6.相談について
まだまだほかにも注意点がありますが、関心があればご相談ください。当方のページはまだ作りかけですが、相談に対応しています。
2023年2月10日 0時26分
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