mina007さん

実際の生活にかかる金額

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mina007さん

こんにちは。
ポルトガル移住を考えています。

ロコの皆さんのアドバイスを読んでいますと、ビザの種類や要件については必要な書類や条件をクリアできた後、あとは情熱をどのくらい伝えられるかにもかかっているのだろうな、と解釈していますが合っていますでしょうか。

兎にも角にもまずはビザが取れてから!ではあると思いますが
その後の生活について現実的な想像とプランを立てたく、質問です。

実際にビザを取得できた後の生活について、必要最低限の出費には何があるか教えていただけますか?

家賃、光熱費、食費、通信費、などは目に見える経費になりますが
例えば健康保険や年金、税金など移住者の立場でも必要となってくる目に見えない出費の項目にはどの様なものがありますか?

医療の保険については、渡航の際に必要になる物には加入義務があると思いますが、それ以外に滞在時に現地で支払いが必要な健康保険などもありますか?

また、小学生の子どもとの親子移住になりまして、
英語教育がある現地の小学校に通わせたと思っています。
住む場所は必ずしも都市部である必要はないと思っているのですが、ポルトガル語の他に英語の授業がある場所を望んでいます。
その場合は例えばポルトやコインブラでも英語の授業を受けられるパブリックスクールがありますでしょうか?
私自身はポルトガル語はまだ出来ませんが英語は話します。

以上、住む場所や家族構成によって当然生活費は変わるかと想像しますが、皆さん大体どのくらいの出費で生活なさっているのか、目に見えてこない経費の部分を実際にポルトガルに住まわれているロコの方にうかがいたいです。

現実的な厳しい意見でもかまいません。
ご助言どうぞよろしくお願いいたします。

2024年2月18日 14時20分

ぺんぎんさんの回答

マデイラ諸島在住のロコ、ぺんぎんさん

こんにちは、はじめまして。

沢山の質問がありますが、私が答えられるものだけお答えします。

まずビザに関しては、1にも2にも情熱です。敢えて言うなら、3,4が無くて5に情熱です。

健康保険はご自身で会社を経営して移住という形で、会社側が給料の22%・本人が11%なので、給料の33%を支払うことになります。
日本と違い、健康保険と年金が一緒になっている形です。税金・・・所得税は最低賃金であれば、かかりません。およそ800ユーロくらいの給料であればかからないと言うことになります。
多くなれば当然かかります。
しかし、日本の健康保険とは制度も考え方もまるで違いますから、多くの方が個人健康保険を考えます。健康保険では基本的に歯科・眼科・耳鼻科などもあまり役には立ちません。この健康保険とは、万一の事故や急病などをカバーする救急病院の保険と割り切って下さい。これは個々の考え方なので、移住してからお気に入りのプライベート病院を見つけて、そこの病院で使える保険を考えると良いでしょう。保険によってはカバーされる病院が違いますので、早くから入ることはお勧めしません。金額は年齢によりますが、今病気がなければ一人200ユーロ見積もれば当面の間は問題ないでしょう。
つまり、最低賃金で暮らせるかどうかは別として、800ユーロ分の健康保険として270ユーロプラス個人保険が200ユーロで一人の移住だったら470ユーロです。家賃はもう調べていると思いますが、市街地で800ユーロではアパートを借りるのも難しいので、移住をお考えでしたら購入できればした方が良いでしょう。現実問題としてポルトガルの庶民の場合は従業員ですから800ユーロ分の保険は88ユーロです。なので手取り700ユーロでは共稼ぎでも暮らせませんので、公共の低所得者用の公団住宅の順番が回ってくるのを何年も待っています。当たるまでは親のところに住んでいますが、それでも冷蔵庫の中は基本的に空っぽで財布の中も空っぽの人が沢山居ます。それが正社員で共稼ぎで仕事をする庶民の生活です。
賃貸アパート代を払いながら生活するというのは、一般的には非現実的と考えた方が良いと思います。

ポルトガルはビザが取りやすい(恐らく世界で一番簡単な国の代表でしょう)のですが、子供の将来に対する選択肢を考えると、就学年齢の子供連れの移住はお勧めしません。将来の子供のことを考えて、ホテルの従業員とか不動産屋・タクシーの運転手・レストランのウェイトレスなどを目指すのであれば別ですが、英語を勉強して将来ポルトガルから離れても暮らしていけるような選択肢を残したいのであれば、子供が大学生になるまで待って、その時どこの国の大学に行くかは別として、そのタイミングで移住することをお勧めします。
日本では普通に勉強していれば何とかなりますが、少なくともポルトガルでは庶民の子は庶民として上記の仕事の取り合いに終始する可能性が高くなります。勿論その子の努力次第ですが、一般的では無く相当に気合いを入れて頑張る必要があるでしょう。日本で例を挙げれば、凄く勉強して東大に入り、その後ハーバード大学に入るくらいの感覚で親も頑張らないと可能性は低く、それだけの環境を子供に与えられるのはほんの一握りのお金持ちである必要があるでしょうし、都市部の中心地に住み、それなりの家庭教師を雇う必要があると考えた方が良いです。
人によっては子供は勉強などせずに、自然の中で伸び伸びと育ってくれれば良いという方がいますが、その後農業に従事するつもりであれば良いでしょうが、私自身は子供連れでポルトガルに移住する人には反対と考えて居ます。勉強する環境では無いのです。庶民の子は庶民として一定時間預かってくれる集団ベビーシッターであると考えた方が良いでしょう。

上記に書いたように、日本で言う生活保護よりもポルトガルの一般庶民の暮らしは大変貧しいもので、教育水準も非常に低いです。若い世代は英語を学校で学ぶようになりましたが、パブリックの学校自体が上述した様子ですので、裕福な家庭の子は当然に私立の学校に行きます。私立のしかもかなり優秀な学校に行かせる余裕がなければ、子供連れの移住はお勧めしません。

また、文化として工夫する文化は有りません。工夫してどうすればできるかを考えるという文化は存在しないのです。できない理由を並べて何もしない事に関しては沢山学べますが、どんな簡単なことでも「できる人」に成る要素は無いのです。庶民は庶民のまま、何も学ばず、酒飲んで死んでいってくれた方が政治家としては楽なのです。ポルトガルと日本ではこうした民度には大きな差がありますので、歳を取ってからであれば理解もできるし、その場に身を置いても自分まで同じ色には染まりません。子供の場合は直ぐに同じ色に染まるでしょう。

2024年2月19日 2時9分

この回答への評価

mina007さん
★★★★★

ご返答いただきありがとうございます。
会社を起こして移住という形のビザはD2になりますでしょうか。
給与を取る場合にはそこから33%が健康保険(&年金)と考えておくべき、しかしこちらは支払い義務はなく、後から個人で保険に入る場合も多い、という理解でよろしいでしょうか。
ちなみにD2でビザを取った場合、最初の2年(1年?)で事業が黒字にならなかった場合にもビザは更新出来るのでしょうか?もしご存知でしたら教えてください。

教育に関しては大変悩ましい所ではあります。
しかし日本の諸々崩壊も目の当たりにしている立場として、5年更新後永住権取得、EU内移転の選択肢もあるかと思い、色々考えを巡らせております。いずれにしても簡単ではありませんね。

2024年2月19日 12時48分

追記

マデイラ諸島在住のロコ、ぺんぎんさん

健康保険は支払いの義務がありますし、支払わなければビザの更新は不可能です。
会社を興さずに個人事業としての支払いに関しては、私の場合は知りませんが、調べれば直ぐに分かると思います。
会社経営の場合は黒字でなくてもビザは更新できます。従業員全員の健康保険を支払っていることがまずは確認される重要項目です。
個人事業の場合は残高証明などによってはダメとなる可能性があるのかも知れませんが、詳細は不明です。
例えばドイツなどでは、進学コースと労働者コース(名前は違うと思いますが)に振り分けられるのは10歳か12歳だったと思います。ここで振り分けられると、コース変更は至難の技となります。先進諸国も比較的ドイツに追従している感じです。私の3人の子供たちはイギリスの中学と小学校に入ったのですが、小学校から入った子は問題有りませんでしたが、中学校から入る場合は、言葉が完璧で無いと、例えば理系のコースは無理だとか、こちらの選択をしてくれとか言われて、思って居るコースは選択できませんでした。
それでも長男は大学進学では無理して希望のコースを選択しオランダの大学に進学ましたが、一年も持たずに基礎が無いので無理という理由で、成績を理由に退学となりましたよ。結局、日本で上智大学という形しか選択肢が無くなり、長男の夢は破れました。
長女は仕方なくイギリスでアート系の大学を卒業しました(結局選べるコースはアート系になってしまう)が、結局就職先も無く、日本に帰っても上智も無理で、日本で労働者をしています。
次男は小学校からイギリスなので問題なくイギリスの大学を出て就職しています。

こういう経験ってあんまりみなさん無いんですよ。イギリス側の教師も深いところまで子供の特性を見極められないし、ドイツも子供の頃にコース分けされると前述しましたが、遅咲きの子は拾えない。また語学が堪能で無いと必然的に拾われないんです。

子育てにはやり直しができない。3人の子供の母親はイギリス人です。日本人からしたら英語はペラペラです。映画は子供の時から字幕無しで全く問題ないんです。それでもこれくらいに壁があるんです。こうした経験から、子連れで移住したいのであれば別の国を選択することを考えて下さい。考えた結果がやっぱりポルトガルなのであれば、その方向で行くしか無いけれども、よく考えた方が良いです。

上智だったら良いじゃない。と言う意見も有るし、大学は問題じゃ無いと言う意見も有りますが、精神的にも子供たちは大変に苦労する人生になりますよ。そして、それを見ている親も子供たちに罪悪感を感じることが多くなります。

2024年2月19日 21時15分

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