賃貸契約書の翻訳について
マニランさん
こんにちは。
今回フィリピンでマンションの賃貸契約し住む事になりました。
契約に当たり日本語への翻訳をお願いしようと思います。
翻訳の前に基本情報として知識が欲しいのですが、賃貸契約でフィリピンと日本での習慣の違いや注意点を教えて頂けますか?
頂いた情報を元にフィリピン人にも相談してみたいと思っています。
2016年10月12日 4時17分
オーケーさんの回答
マニランさん こんにちわ。
フィリピンでの賃貸契約で発生する問題をまずお知らせします。
1)賃貸契約は、貸主側に有利なことしか書かれてない。
2)見解の相違が発生すると、常識が全く通じない。自分に有利なことしか言わない。
3)口頭約束は必ず言っていないとなる。
3)貸主側の立場が強い。嫌なら貸さない、嫌なら出ていけとなる。
さて、過去の賃貸経験からのトラブルが発生する点です。
1)契約期間満了前に退室する場合のデポジットの取り扱い
2)契約更新の際の追加デポジットの有無
3)契約更新の際の賃料変更
4)デポジットの返却時期と方法
5)デポジットからの控除項目(清掃、補修、水道光熱費の清算など)
6)アドバンスがある場合の最初の家賃の支払い時期
7)付帯設備の故障の補修と責任
8)大家が自分の鍵で無断侵入
全ての曖昧な点を契約上で明確にすることは不可能と考えましょう。文章で明確にしても守らない人は守りませんし、裁判などできませんから。デポジットに関してだけは、重要な取り決めは手書きでも追記してもらうのが良いでしょう。「デポジット2か月は退出後2か月以内に現金で返却」のように。
デポジットは、できるだけ返さないのがフィリピンスタイルです。返却率は3分の1以下ですし、返却まで数か月掛かるのが普通です。帰国する外国人ならば、時間を稼いで返却しないでしょう。一般的には、退室直前の家賃は、デポジットで支払うのが良いですし、承諾する大家が多いです。
雨漏り、水道漏れ、エアコン、温水器、コンロなどのトラブルが発生した場合には、借主が自己負担で補修することになります。補修しないで退室すると損害賠償と言われます。
トラブルをできるだけ避けるには、人柄の良そうな大家、お金を持っている大家を選ぶ必要があります。過去、中華系フィリピン人の大家、金持ちの医者の大家は、トラブルがありませんでした。その他は、全部、何らかの大小トラブルが発生しました。金の無い大家、金にせこい大家は要注意です。服装や発言で何となくわかります。
まあ、何かあってもデポジットが戻らないだけと考えれば良いでしょう。従って、デポジット4か月とか、1年間の家賃の先払いなどは、止めた方が良いです。
分からないことがあれば遠慮なくご質問ください。
2016年10月12日 7時53分
この回答への評価
参考になりました。
皆さんからコメントを頂き、心細い海外で人との繋がりを感じ、とても感謝しています。
また改めて質問や依頼をしたいと思います。
本当にありがとうございました。
2016年10月13日 1時36分
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