イラン旅行の治安とコロナ緩和政策について

ご質問有難うございます。

最新の治安についてですが、物価の高騰に比例し治安が悪化しています。

2年前にライシ大統領が就任してから(例えば)食物類の値段が300倍にも引き上がり、国民の生活が困窮し、実に彼らの60%以上が貧困層となり、盗難や強盗も以前より増して白昼堂々と行われています。

ご存知のように、イランでは2022年9月、女性が着用を義務づけられている“ヒジャブ”と呼ばれるスカーフをめぐって22歳の女性が拘束され死亡しました。女性の死をきっかけに反政府デモが激化しましたが、現在 デモは沈静化しています。大学構内や公共交通機関内(バスや地下鉄)内などでは、ヒジャブをめぐり政府擁護グループと自由要請グループとの衝突がまだまだありますので、(スリも多いので)公共交通機関の使用は避けた方が良いでしょう。

平穏な日常の顔を見せていますが、犯罪に巻き込まれないよう注意が必要です。

外国人として目立つ行動は避けて、午後3時くらいの外出を控える、夜間は徒歩で外出しないなど気を付けられて、楽しいご旅行をされてください。
またテヘランでは2人乗りバイクによる携帯電話やカバンのひったくりが多いので、外では周りに気を付けてスマホを出し、カバンを襷掛けで掛けて車道側に向けないようにするなどお気を付けてください。

コロナに関してですが、
マスクしている人の方が目立つほどイランではほとんどの人がマスクをしていません。
というのも、有難いことに、強力な感染波は過ぎ去ったようで、メディアで日々の感染数も発表されません。

入国の際には、ワクチン接種証明書或いはPCR検査の陰性証明書が必要とされていますが、実際 入国の際には何のチェックもありません。(解除してしまってもいいかと思いますがまだされていません→解除されましたらまたご連絡します)
マスクはしたい人はするみたいな感じで、混んでいる場ではするとか3蜜を防ぐようにはしています。

オプショナルツアー「テヘラン1日観光」もしていますので、ご機会がありましたら、ご連絡ください。

2023年6月21日 18時26分