旅行の途中で立ち寄ったロンドンで大英博物館とナショナルギャラリーの案内を依頼しました。元大英博物館で働いていたSchmizuさんのガイドは、大げさにいえば「知らないことがないんじゃないか」と思わせる見事なものでした。
特にギリシャ、ローマの文明が発展した時代から中世ヨーロッパの1000年の停滞を経験した欧州の人は、文明の崩壊を危惧する深層心理がある。などという思想的な背景を見学した作品から具体的に説明してくれる姿は「この人、大学教授か」と思ってしまいました。
ただし、硬い説明ばかりでなく、博物館内の本棚の一角を指差して「ここにスタッフ用の隠し扉があり、奥には研究室があります」とトリビアな話をしてくれる、お茶目な一面もありました。
持参した手書きの資料と図解を操り説明してくれる姿に「誠実な人なんだな」という思いを強め、充実した見学を終えることができました。
Schmitz
ロンドン在住37年。ロンドン大学数学科博士課程修了。NHKとBBCにて放送通訳、科学ジャーナリスト。余暇には歴史散策・観光ガイドも。
朝日新聞のウェブマガジン「DANRO」誌に掲載されたインタビュー記事「ホームズ研究会はスパイの集まり? 足を使って歴史をたどる「探偵」の日々」をお読みいただけると、私のことをお知りになれます。
- 居住地:
- ロンドン
- 現地在住歴:
- 1987年3月から
- 基本属性:
- 男性/50代
- 使える言語:
- 英語 日本語
- 職業・所属:
- 現地企業勤務
- 得意分野:
- 科学技術・翻訳通訳・メディア・歴史散策
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